2014年11月12日
テニスブームの障害・・・。
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本日、レッスンの帰りに偶然あるテニススクールがある(正確には「あった」)前を通りました。
話には聞いていましたが、廃校ということで、すでに工事が入り、クラブハウスや併設していたお店も
取り壊されていました。
非常に良心的なスクールで、そんなんで経営していけるのか?と思ったほど。
実はそこは私が高校生の頃、少しだけ通っていたテニススクールでして、なんとも淋しい感じになりました。
といっても数カ月もいなかったんですが、当時生意気だった私は態度が悪かったんでしょう、注意されて
「そんな態度なら帰れ!」
と言われそのまま帰ったという、なんとも生意気なことをしてしまったスクールです。
その時のコーチに謝りたかったなぁ…。
さて、錦織のおかげでテニスブームの波が少し来ています。
しかも、ジュニアが増えていますから非常にいいことだと思います。
「本気」じゃなくてもいいんです。
そういった、もしかしたらミーハーな方が増えないとテニス市場が活性化しませんからね。
ところが、人は増えても、障害があります。
受け皿となるスクールやクラブが少ない。
指導者が減っている。
この2つです。
指導者がいない、というのは以前に少し触れました。
スクール、クラブの減少は、お金が絡んできます。
テニスコートは相続税が半端ないんです。
であれば、マンションなどの宅地にしたほうがいいということで、おそらくそこもマンションが建つのかなぁ、わかりませんが。
そして、テニススクールは意外に儲からない、という点です。
儲からないから当然人件費も高くない、コーチは辞めていく…という負の連鎖。
フットサルとかのほうが同じくらいのスペースにたくさん人を入れられます。
さらに、フットサルはサイドや後ろのスペースをあまり必要としないのでいいんですよね。
この辺が経営したがらない原因です。
オーナーがテニスが好きで趣味でテニスコート作っちゃった、くらいのノリでないと無理なんでしょう。
相続税まで変えるには国を動かすしかないですよね。
もし、錦織効果でそこまで波及したら、プレー以上に凄いことだとは思うんですが…。
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総合的に考えるとマンションなどのほうが全然いいし、楽なようですね。
その方は、テニスが好きでテニス界の将来も考えていますので
そういった気持ちがないと厳しいようですね。
相続 テニスコート で検索すると似たようなような話しが山ほどでてくるので、テニス業の方々には 相続税が高い フットサル転用のほうが儲かる という話しは一般的な認識なのでしょうね。
屋外のテニスコートの相続評価は青空駐車場と同じ更地評価でしょうから、後継者がテニスコートを継続して続けるのは大変かと思います。もっとも、それは個人で相続した場合で法人化して間接所有すればある程度継続して経営することは可能なのではと思います(たぶん不動産賃貸業の法人成りと同じスキームが使える)。
青空駐車場のようなこところは賃貸マンションを建てて生計を立てつつ事業継承する仕組みを提案する会社(コンサルタント)が山のようにあります。なのでマンション経営の経験がない素人さんでも事業を営むことができます(成功するかどうかは別ですが)。
半面、更地をテニスコートにしてテニススクール運営をしてみましょう..という会社はないことはないでしょうが、その特殊性ゆえ勧誘やその後の運営も大変そうです。
そういったことを考えると、減ることはあっても増えることが中々難しい分野なのでしょうね。今回の錦織選手の活躍でテニス人口が増えて、既存のスクールが少しでも潤うような環境になってくるといいですね。