2015年06月20日
SSD のデフラグは寿命を縮める?
こんばんわ、もんじです。
パソコンの高速化に非常に貢献するSSDですが、デフラグをするとSSDの寿命を縮めると言われています。
それって本当なんでしょうか?
噂の真相を確認してみましょう!
そもそもデフラグってなんでしょうか?
まずデフラグについて簡単に説明しておきます。
スポンサードリンク
ざっくり言うと、ハードディスクの断片化されたデータを連続したデータに置き換えて、データの読み込みを速くすることです。
はい、よくわかりませんね(笑)
ハードディスクのデータが断片化されている場合、下の図みたいになっています。
ハードディスクはレコードのようなものなので、このように断片化されていた場合、データを読み取るには針を三回動かしてデータを読み込む必要があります。
この状態でデフラグを行うと、下の図のように3つのデータが1つの連続したデータになります。
このように1つのデータにまとめると、針を1回動かすだけでデータが読み込めるためハードディスクの読み込みが高速化するわけです。
これをデフラグといいます。
デフラグがわかったら、次にSSDとハードディスクの違いはなんでしょうか?
ハードディスクはデータを読み書きするときに、先ほどレコードと似ていると書いたように、針を動かしてデータを読み取るわけです。
この針を動かしている時間を シークタイム と言います。
なので、電子機器ではなく、機械になります。
一方 SSD とはソリッド・ステート・ドライブの略で、USBメモリのように内蔵されているメモリチップに電気を流して記憶させるものです。
なので、こちらは完全に電子機器です。
ではハードディスクとSSDの違いを下記にまとめました。
利点
・メモリチップとして半導体素子を使うため、駆動音がない。
・HDDは円盤の回転に常時電力を使いますが、SSDはデータアクセス時しか大きな電力を利用しないため、低電力・低発熱となっています。
・針を動かす必要が無いので、データアクセス中の振動や衝撃に極めて強いです。
・HDDのようにシークタイムがないためデータがばらばらになっていても、並列にアクセスすることが可能で、大容量になればなるほどアクセス速度は更に向上します。
欠点
・容量単価が高価。2015年5月現在の単価では、HDDが4円/GBに対し、SSDは45円/GBとなっており割高。
・書き込み・消去のたびにメモリチップが劣化するため、寿命が短くなる場合があります、これについてはHDDと同等の年数を確保できるように、予め余剰領域を確保している製品もあります。
・メモリチップの書き込み方法は搭載されているコントローラーチップに依存するため、故障時の完全なデータ復旧方法は確立されていません。
参考:ソリッドステートドライブ - Wikipedia
以上を踏まえて、SSDのデフラグについて考えてみましょう。
先ほどSSDの長所を書いたように、SSDはデータがばらばらになっていても、並列にアクセスすることが可能なため、デフラグをしてデータをひとつにまとめても速度が遅くなることはありません。
また、SSDのメモリチップには書き換え回数に上限があります。
なので、デフラグを行うとデータの書き換えが頻繁に発生するので、SSDの寿命を縮めることになります。
じゃあデフラグをする必要はないジャマイカ!と思われますが、実はメリットもあります。
SSDのデータ構造はブロックとページという構成で出来ています。
ブロックの中に複数のページが・・・、小難しい話は置いておきましょう。
簡単に言うと、SSD は HDD と違いデータを上書きすることが出来ません。
なので、SSD でデータを上書きする場合は、1度データを空いてる場所にコピーして、コピー元のデータを消して、きれいに並び替えをしてデータを再度書き込みます。
そういうわけで、空き領域が少なくなり、データが散らばっている状態だと、書き換えの効率が悪くなり、書き換え速度が遅くなります。
なのでデフラグをすることによって、空いている場所が多くなるため書き換えの速度が復活するわけです。
(※データ容量が減るわけではなく、きれいに並び替えて空いている場所を多くする)
こういう理由から、空き容量が少なくなった場合にデフラグを実行するといいでしょう。
ですが、Windows に標準でついているデフラグではダメです。
難しいことは置いておきますが、HDDに特化したデフラグなので、SSD専用のデフラグツールでデフラグを行いましょう。
また、SSD の寿命を気にしている人が多いですが、あんまり気にする必要はありませんよね?
こちらのサイトで検証していますが、最低でも700TB(テラバイト)までは大丈夫だそうです。
The SSD Endurance Experiment: They're all dead - The Tech Report - Page 1
普通 700TB も使います?
1日10GB書き換えしたとしても、191年は大丈夫です(笑)
普通に使っていればとても使いきれる容量ではありません。
なので、デフラグしたって問題ないと思いますよ。
まとめると、SSD をデフラグすると、確かに寿命が縮みますが、気にする程ではない。
書き換え速度を保つためにも、容量が少なくなったときには SSD 専用のデフラグツールを行った方が良いということですね。
でわでわ (´∀`*)ノシ
パソコンの高速化に非常に貢献するSSDですが、デフラグをするとSSDの寿命を縮めると言われています。
それって本当なんでしょうか?
噂の真相を確認してみましょう!
そもそもデフラグってなんでしょうか?
まずデフラグについて簡単に説明しておきます。
スポンサードリンク
デフラグとは
ざっくり言うと、ハードディスクの断片化されたデータを連続したデータに置き換えて、データの読み込みを速くすることです。
はい、よくわかりませんね(笑)
ハードディスクのデータが断片化されている場合、下の図みたいになっています。
ハードディスクはレコードのようなものなので、このように断片化されていた場合、データを読み取るには針を三回動かしてデータを読み込む必要があります。
この状態でデフラグを行うと、下の図のように3つのデータが1つの連続したデータになります。
このように1つのデータにまとめると、針を1回動かすだけでデータが読み込めるためハードディスクの読み込みが高速化するわけです。
これをデフラグといいます。
デフラグがわかったら、次にSSDとハードディスクの違いはなんでしょうか?
SSDとハードディスクの違い
ハードディスクはデータを読み書きするときに、先ほどレコードと似ていると書いたように、針を動かしてデータを読み取るわけです。
この針を動かしている時間を シークタイム と言います。
なので、電子機器ではなく、機械になります。
一方 SSD とはソリッド・ステート・ドライブの略で、USBメモリのように内蔵されているメモリチップに電気を流して記憶させるものです。
なので、こちらは完全に電子機器です。
ではハードディスクとSSDの違いを下記にまとめました。
利点
・メモリチップとして半導体素子を使うため、駆動音がない。
・HDDは円盤の回転に常時電力を使いますが、SSDはデータアクセス時しか大きな電力を利用しないため、低電力・低発熱となっています。
・針を動かす必要が無いので、データアクセス中の振動や衝撃に極めて強いです。
・HDDのようにシークタイムがないためデータがばらばらになっていても、並列にアクセスすることが可能で、大容量になればなるほどアクセス速度は更に向上します。
欠点
・容量単価が高価。2015年5月現在の単価では、HDDが4円/GBに対し、SSDは45円/GBとなっており割高。
・書き込み・消去のたびにメモリチップが劣化するため、寿命が短くなる場合があります、これについてはHDDと同等の年数を確保できるように、予め余剰領域を確保している製品もあります。
・メモリチップの書き込み方法は搭載されているコントローラーチップに依存するため、故障時の完全なデータ復旧方法は確立されていません。
参考:ソリッドステートドライブ - Wikipedia
以上を踏まえて、SSDのデフラグについて考えてみましょう。
SSDのデフラグについて
先ほどSSDの長所を書いたように、SSDはデータがばらばらになっていても、並列にアクセスすることが可能なため、デフラグをしてデータをひとつにまとめても速度が遅くなることはありません。
また、SSDのメモリチップには書き換え回数に上限があります。
なので、デフラグを行うとデータの書き換えが頻繁に発生するので、SSDの寿命を縮めることになります。
じゃあデフラグをする必要はないジャマイカ!と思われますが、実はメリットもあります。
SSDのデータ構造はブロックとページという構成で出来ています。
ブロックの中に複数のページが・・・、小難しい話は置いておきましょう。
簡単に言うと、SSD は HDD と違いデータを上書きすることが出来ません。
なので、SSD でデータを上書きする場合は、1度データを空いてる場所にコピーして、コピー元のデータを消して、きれいに並び替えをしてデータを再度書き込みます。
そういうわけで、空き領域が少なくなり、データが散らばっている状態だと、書き換えの効率が悪くなり、書き換え速度が遅くなります。
なのでデフラグをすることによって、空いている場所が多くなるため書き換えの速度が復活するわけです。
(※データ容量が減るわけではなく、きれいに並び替えて空いている場所を多くする)
こういう理由から、空き容量が少なくなった場合にデフラグを実行するといいでしょう。
ですが、Windows に標準でついているデフラグではダメです。
難しいことは置いておきますが、HDDに特化したデフラグなので、SSD専用のデフラグツールでデフラグを行いましょう。
また、SSD の寿命を気にしている人が多いですが、あんまり気にする必要はありませんよね?
こちらのサイトで検証していますが、最低でも700TB(テラバイト)までは大丈夫だそうです。
The SSD Endurance Experiment: They're all dead - The Tech Report - Page 1
普通 700TB も使います?
1日10GB書き換えしたとしても、191年は大丈夫です(笑)
普通に使っていればとても使いきれる容量ではありません。
なので、デフラグしたって問題ないと思いますよ。
まとめると、SSD をデフラグすると、確かに寿命が縮みますが、気にする程ではない。
書き換え速度を保つためにも、容量が少なくなったときには SSD 専用のデフラグツールを行った方が良いということですね。
でわでわ (´∀`*)ノシ
スポンサードリンク
タグ:SSD
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/3828885
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック