2008年11月12日 | Posted by たかざむらい at 04:56 | この記事のURL |
心臓は摘出されても動き続ける!
大学に通ってた頃、午後からの実習で
大きなカエルのオペを行ったことがあります
カエルさん痛くないですよ
って、心の中でつぶやいてから
意を決めてブスッと麻酔をかけました
カエルさんはケロケロ言うこともなく眠るように
意識を閉ざしました
ふぅー
「メス!」と一言、実習の仲間に
言い放つと同時に右手をさしだしました
術中の様子は想像にお任せします・・・
無事摘出された心臓は、
まもなく心停止しました
こ、このあと!
先生は生命の息吹を吹き込める
魔法の水をカエルさんにもってきたのです
カエルさんの心臓を
その透明な溶液に浸すと、
水を得た魚のように回復して
やがて力強く鼓動しはじめました
魔法の水とはリンガル液のことです
1835年にイギリスで生まれたリンガーが
58歳の時に偶然研究中に発見したものでした
生体から摘出された心臓は、
生理食塩水を循環させても
普通ならばやがて停止します
しかし、その日に限っては心臓が
4時間以上も力強く動き続けたという奇跡の物語
リンガーはただちにこの異常に
気づき原因をさぐったのでした
原因は、なんらかのアクシデントによりたまたま
蒸留水の中に水道水が混ざってしまったためでした
その水道水には電解質が多く含まれていたのです
こうやって偶然にも0.75%生理食塩水、
カリウム、マグネシウム、カルシウムイオン
の入った未知の水溶液が誕生しました
不思議ですね
心臓は、右心房にある洞結節が
電気刺激を発することで心房→心室
へと電気刺激が伝わりますね
この洞結節には歩調取り細胞という、
ペースメーカーの役割を果たす細胞がいます
この歩調取り細胞の興奮は筋細胞から
筋細胞へと伝えられるのです
筋細胞の中には筋小胞体というのが
あり、カルシウムイオンが蓄えられています
筋小胞体は興奮の到着を合図に
カルシウムイオンを放出します
このカルシウムイオンが筋肉の繊維
の受容体にくっつくと、筋肉が収縮するんだ
心房が先に収縮して、
遅れて心室が収縮することで
心房から心室に血液を送っているの
生理食塩水に入っているナトリウム
とカリウムの働きはですね〜
細胞が興奮するのに必要なんですね
一個の細胞を見てみると、細胞膜の内側は
マイナス、外側はプラスの電位差があるんです
興奮すると瞬間的に細胞膜の内側が
プラス、外側はマイナスとなり、
そしてまたもとの状態に戻ります
あとナトリウムポンプだとか
静止膜電位とかあるんだけど、
また気が向いたら書こうと思います
↓さい帯血バンクです
皆様がいつも幸せでありますように
大きなカエルのオペを行ったことがあります
カエルさん痛くないですよ
って、心の中でつぶやいてから
意を決めてブスッと麻酔をかけました
カエルさんはケロケロ言うこともなく眠るように
意識を閉ざしました
ふぅー
「メス!」と一言、実習の仲間に
言い放つと同時に右手をさしだしました
術中の様子は想像にお任せします・・・
無事摘出された心臓は、
まもなく心停止しました
こ、このあと!
先生は生命の息吹を吹き込める
魔法の水をカエルさんにもってきたのです
カエルさんの心臓を
その透明な溶液に浸すと、
水を得た魚のように回復して
やがて力強く鼓動しはじめました
魔法の水とはリンガル液のことです
1835年にイギリスで生まれたリンガーが
58歳の時に偶然研究中に発見したものでした
生体から摘出された心臓は、
生理食塩水を循環させても
普通ならばやがて停止します
しかし、その日に限っては心臓が
4時間以上も力強く動き続けたという奇跡の物語
リンガーはただちにこの異常に
気づき原因をさぐったのでした
原因は、なんらかのアクシデントによりたまたま
蒸留水の中に水道水が混ざってしまったためでした
その水道水には電解質が多く含まれていたのです
こうやって偶然にも0.75%生理食塩水、
カリウム、マグネシウム、カルシウムイオン
の入った未知の水溶液が誕生しました
不思議ですね
心臓は、右心房にある洞結節が
電気刺激を発することで心房→心室
へと電気刺激が伝わりますね
この洞結節には歩調取り細胞という、
ペースメーカーの役割を果たす細胞がいます
この歩調取り細胞の興奮は筋細胞から
筋細胞へと伝えられるのです
筋細胞の中には筋小胞体というのが
あり、カルシウムイオンが蓄えられています
筋小胞体は興奮の到着を合図に
カルシウムイオンを放出します
このカルシウムイオンが筋肉の繊維
の受容体にくっつくと、筋肉が収縮するんだ
心房が先に収縮して、
遅れて心室が収縮することで
心房から心室に血液を送っているの
生理食塩水に入っているナトリウム
とカリウムの働きはですね〜
細胞が興奮するのに必要なんですね
一個の細胞を見てみると、細胞膜の内側は
マイナス、外側はプラスの電位差があるんです
興奮すると瞬間的に細胞膜の内側が
プラス、外側はマイナスとなり、
そしてまたもとの状態に戻ります
あとナトリウムポンプだとか
静止膜電位とかあるんだけど、
また気が向いたら書こうと思います
↓さい帯血バンクです
皆様がいつも幸せでありますように