レイジと一条の殴り合いの話になります。今だからこそレイジは落ち着いているが
昔は結構やばかった。
あれは数年前
当時の常盤レイジは半グレ狩りをしていた
「おらぁ、このクソッタレが!」
レイジは半グレ組織を狩りまくっていた
そんなある日の事
「おい、この辺りで暴れ回ってる奴はお前か?」
そこに一条が現れた
当時の俺はそいつが京極組の一条だとは全然知らなかった
そして
「誰ですか?ヤンキーですかー?」
「そんなんじゃねぇよ」
一条から出る殺気からただ物ではない事が分かる
「逃げられねぇな」
そしてそのまま戦いに発展した
最初に仕掛けたのは一条だレイジは防御の構えを取った
ドスで斬られるレイジ
(まじかよ!こいつ、本物のヤクザかよ)
レイジが蹴りで間合いを取る
「何だよヤクザ物がカタギに喧嘩売るのか?」
「手前はカタギじゃねぇだろ!ヤンキー狩り!」
半グレ狩りをしていた俺の事を知っている
こいつはただものじゃないのを感じる
この殺気は確実に命を奪うものだと
ドスで斬られ、目の前の男は更に間合いを詰める
「このやろー!」
全力で放ったストレートがかわされた
更に斬られるレイジ
今までは素人相手だったがこいつはおそらくプロ
いくつもの修羅場を潜って来たに違いない
「俺を殺す気かこのヤクザ物!上等だ、来いよ!」
俺はキレた、多分過去一でキレた
目の前のこいつを再起不能にしなければ生き残れる道はない
俺は構える
再び斬りかかる一条、しかし
その凶刃がレイジの体を貫く事はなかった
昔から喧嘩に明け暮れていたレイジの体は異常に打たれ強くなっていたのだ
「一発貰っとけ!」
レイジの拳が一条を捕らえた
思いっきり殴り飛ばされた一条の体が宙を舞う
「痛てぇな!」
受け身を取りすぐに立ち上がる一条
「さぁ、始めようぜヤクザ物」
「俺の名は一条孔明だ、ヤクザ物じゃねぇ」
「俺の名は常盤レイジだ、覚えとけ一条」
その後は、一条とレイジの殴り合いに発展した
リングもゴングも観客もいないただただ力のぶつかり合い
だがそれも直ぐに終わる
「見つけたぞ、ヤンキー狩り!」
二人の前に現れたのは壊滅させた半グレ組織の残党達だった
こうなったら二人の取る道はただ一つ
「やるか、一条?」
「そうだな」
レイジと一条が周りの半グレ達を相手に一時共闘する
その後?
何もなかった
その場にいた半グレ達をぶちのめしてそれで終わり
一条から暴れるのはいいがやり過ぎは駄目だと念を押された
俺も余り暴れるのを止める事にする
しかし世界は広い、あんな猛者がいるのだから
でも、またあんなのと戦う事になったら俺は勝てるだろうか?
おわり
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