ブラック書店

俺の名はアッシュ
悪魔絡みの事件を専門に扱う便利屋だ。

今回は黒焉街に来ていた、理由はこの町に潜む悪魔退治を依頼されたからだ
「黒焉街か、ここは京極組の縄張りだからあまり行きたくなかったのだが」
しかし前金貰ったので断る訳にもいかなかった。

そして悪魔の居るであろう雑居ビルに入ると
そこはおびただしい数の死体であふれていた
犯人は解っている、目の前にいる悪魔だ
「なんだお前は？」
「お前達悪魔の天敵さ」
それだけ言うとアッシュは銃を抜いた
すると男の合図で数人の人間が現れる
アッシュには匂いでこいつ等は全員人間ではなく悪魔だと知っている
奴等の目的は身代金などではない人間の血だ
人間の血は悪魔の力の源それを効率よく手に入れるため人さらいをしているのだ
そうと分かればこいつ等に慈悲など無用
アッシュは自分の周囲を囲んだ悪魔の一体を銃で撃ち抜く
それと同時に一斉に襲い掛かる悪魔達
だが、これまで幾多の悪魔を葬って来たアッシュにとって数など意味を成さない
全ての悪魔を倒し終えると隠し部屋を見つける
その中にはまだ殺されていない女達が縛られていた
更にそこには悪魔がいたので全員射殺した
女達は最近行方不明になった人達だ
後の処理は警察にまかせてアッシュは黒焉街を後にした
後で知ったのだがあの悪魔達は半グレ組織のまがい事をして血を集めていたらしい
でもそんな事はアッシュには関係ない今日もまたスマホを見ながら依頼を待ち続ける。