2019年11月07日
新日軽ニューウイングゲートのリモコンが故障!1台400円で増設と複製出来た話 DIGITAL AUTO ST-13の故障対策 跳ね上げ門扉 RCEDN TX02A-1113−SA
今回はサンバーと関係のないお話でごめんなさい。
じつは設置から10年以上経過したガレージの電動跳ね上げ式門扉の「新日軽ニューウイングゲート」の2つあるリモコンの一つが故障してしまいました。
DIGITAL AUTO ST-13(リモコン ST-13/SA型 )というリモコンなのですが、現在は代替製品 後継品 「RCEDN(TX02A-1113−SA)」というリモコンに切り替わっていて新品を購入すると何と25,000円程(!)もするんだそうです。
結果を先にお伝えすると、今回リモコン1台を約400円で増設出来ました。
さらに複製も簡単に出来ました(4台で約1,600円)
あんなに原価の安そうな代替品のリモコンRCEDN(TX02A-1113−SA)1台に25,000円はキツイので、何か他に方法は無いかと調べてみると、現在のリモコン機能を生かしたまま新たなリモコンを増設できるキットがあることが分かりました。
このような製品です↑
しかし、このような製品はガレージシャッターのリモコン増設キットのようでガレージ内の壁に設置するように想定されているために本体ケースが大きく、とても狭い電動跳ね上げ門扉の装置が入っているケース中に納まりそうにもありません。
そのため何とかならないかと門扉の装置が格納されている箱を分解して基盤を見てみるとスイッチを増設出来るようになっているところを発見してテスターで確認してみると確かに使えそうなことが分かりました。
この基盤は以前に本体のスイッチがダメになり、分解して似たようなタクトスイッチに交換して修理していたので大まかな構造は理解していました。
そのスイッチ増設用部分もそのタクトスイッチに基盤のプリントが繋がっていましたので、ゲートの「上げる」「ストップ」「下げる」であることが一目で分かりました。
基盤の増設部には4本の接続部のプリントが来ていて、上げる、ストップ、下げるにつながっており、残りの一つがコモン(common)でした。
つまり、3チャネル以上のリモコンリレーを購入して、スイッチを押すと短絡するようにすれば本体のタクトスイッチを押したのと同じことになるわけです。
多分ガレージシャッター用の増設リモコンキットも同じ仕組みなのでしょう。
でも、そんな都合のよいリモコン式のリーレーなんて売っているのでしょうか?それもサイズは小さくなくては電動跳ね上げ式門扉の狭いスペースには入りません。あと電源をどこから取るのかも解決しなくてはなりません。
しかし、リモコン式のリーレーはあっという間にアマゾンですぐに見つかりました。
商品名が「12V 4CH ch 315Mhz ワイヤレス リモートコントロール スイッチ 2 トランスミッター付き」という長い名前で、4チャンネルでリモコンが2個ついて、なんと800円台!
コレです↓
値上がりしていましたが、それでも2千円以下で販売されているものもありますね。
※2021年11月現在では2000円ほどに値上がりしていますが、それでも十分にお安いですね。(リモコン1台あたり1000円です)
本体サイズは75mm×55mm×25mmととてもコンパクトで壊れたリモコンとほとんど変わらないサイズです。この値段なら失敗しても笑えると判断して2個購入しました(リモコンが4個欲しかったため)
到着した商品を見てみると12Vで動作するようですので、昔から持っていた12V出力のACアダプターをガレージの屋外コンセントに接続して、車庫の屋根伝いに跳ね上げ式門扉まで延長して配線しました。
これで電源は確保できました。
電源はこんな感じの12V出力のACアダプターです。※同じ物ではありません
レシーバー兼リレーの本体は安いながらも意外に多機能で、ジャンパピンの位置や取り外すことで動作が変えられるようになっています。
簡単に説明するとリモコンのボタンを押している時だけリレーがONになる「モーメンタリモード」とリモコンのボタンを押してから放してもリレーがONのままで、リモコンの他のボタンを押すとOFFになり、押したボタンに割り振ってあるリレーがONになる「インターロックモード」とリモコンのボタンを1回押すとONのままになり、2回目を押すとOFFになる「セルフロックモード」の3種類です。
今回は本体のタクトスイッチ同様にボタンを押したときだけONになればよいので説明書の通りジャンパピンを外してモーメンタリモードに設定しました。
4つある各リレーにはA-B-Cの3つの端子があり、各リレーのAに基盤のスイッチ増設部の上げる、ストップ、下げるにはんだ付けコードを接続して3か所のB端子をコモン(common)として同様に接続しました。
配線についての質問をいただきましたのでちょっと説明します。
設置から時間が経過していますので記憶があいまいなのですが、むずかしいことではありません。
出来ればテスターで通電確認が出来れば早くできると思います。
最初に調べるのが写真にあるスイッチの増設部分の4か所が本体スイッチのどれに当たるのかです。
これは本体の3つあるスイッチ(↑ / 停止 / ↓)から基盤の線をたどれば分かるはずです。
増設部分とスイッチをテスターで通電確認すれば簡単にわかります。
それぞれの(+)は別々ですが(-)は一緒にまとまっていますので増設部分は4か所です。
そして、増設部分の↑ / 停止 / ↓をそれぞれをリレーのA端子に接続して、(-)はB端子に接続します。
下記の図のような感じです。※基盤の増設部分の配置は忘れてしまっていますので適当です。
必ず基盤の線やテスターでご確認ください。
その後ACアダプターから来たコードを本体の電源部に繋いだら、基盤をもとに戻し、リレー本体を隙間に両面テープで固定してカバーを閉じて完成しました。
動作確認も問題ないことを新しい4個のリモコンで確認しました。
ちなみに今回リモコン単品が購入したアマゾンでは見つからなかったためにリモコン2個付きの本体を2セット購入しましたが、1台2万5千円もする純正リモコンに対してリモコン4個で2千円しませんでしたので安く出来て満足です。あまりに嬉しかったのでサンバーとは関係ないのにここに書いたというわけです。
今回は2セット購入したので、1台の本体に4個のリモコンで動作させるために使用していない本体に付属していたリモコンの「ペアリング」が必要でした。
リモコンを複製する作業ですね。(実際には受信側に別のリモコンを認識させる作業です)
このペアリングはとても簡単で、本体に電源を接続するとLEDランプ点灯して、黒いペアリングボタンを押すとLEDランプが点滅します。その時にペアリングしたいリモコンのボタンを押すだけでペアリングはあっけなく完了します。
もし古い電動跳ね上げ式ゲートのリモコンの故障でお悩みの方がいらしたら(いるのか?)ぜひお試しください。
もちろん電動シャッターガレージのリモコン増設にも問題なく利用出来ると思いますし、コンパクトなのでスマートに取り付け出来ますね。
【2020年12月17日追記】
新日軽ニューウイングゲート本体のスイッチの修理に使用したタクトスイッチについて質問がありましたのでご紹介します。
タクトスイッチは以前に秋葉原でストックとして購入していおいたもので台座厚みが3mmくらい、凸部が1mmくらいのもので、10個150円で購入しました。(千石電商 だったと思います)
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ありがとうございます。
私の電動跳ね上げゲートは支柱にプラスチック製のケースが取り付けてあります。
リモコンの感度が悪ければ外部アンテナを取り付けようと考えていましたが、レシーバー内部の短いリード線のアンテナで窓を閉じた車内でも30メートルくらい電波が届きますので、そのまま取り付けてあります。
ただ、当方のものは管理人様のゲートと異なり、「電動部が格納されている箱」がなく、支柱のなかに電動部があるようです。
支柱はアルミですので、その中にレシーバー部を入れた場合、シールドされたようになって電波が届きにくいと思うのです。(現在のものは支柱の上にアンテナがあります。)
そこで質問ですが、
@管理人様の「電動部が格納されている箱」は 金属でしょうか? 金属ならば何か工夫をしておられますか?
A管理人様の環境では 車の窓を開けなくても 電波の到達距離は問題ないレベルでしょうか?
恐れ入りますが、教えて頂ければありがたいです。
この図が欲しかったのです。
実は本体のカバーなど取り外し作業を先ほどまでしたおりましたが
受信部までは到達しませんでした。
増設用のものがあるのかどうか確認できませんでした。
暗くなる前に元に戻す必要ありましたので。
次回チャレンジ早速してみます。
本文に加筆しましたので参考にしていただければ幸いです。
同じことを試してみようと思うのですが、リレーと基盤との配線について、どのように配線されているかページ内の写真ではわかりにくいので、お教えいただけますでしょうか。>
この方と全く同じ質問です。DIGITAL AUTO ST-13というリモコンの1つが壊れ、残り1つも時々反応しなくなります。どうしたものか悩んでいると当記事にたどり着きました。けぼさんを参考にDIYトライしようと思っておりますがなにぶん知識も経験もない私にとってハードルが高いです。どうか少しでも教えて頂ければと思っております。調べると送信機側の電池交換が難しいとの書き込みもありましたが如何でしょうか。合わせて教えて頂ければ幸いです。きみお
同じことを試してみようと思うのですが、リレーと基盤との配線について、どのように配線されているかページ内の写真ではわかりにくいので、お教えいただけますでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
リレーとリレーを作動させる12Vは別ですのでどのような製品でも大丈夫ですよ。
自分のACアダプターは確か1Aくらいのものです。
本体スイッチの修理に使用したタクトスイッチは以前秋葉原で購入していたもので台座の厚みが3mmくらいで凸部が1mmくらいのものです。
本文に写真を掲載しておきますね。
本体タクトスイッチ故障しました。交換はどのような部品を使われましたか?