2020年05月04日
サンバーTV1のデフサイドシールとドライブシャフトブーツを交換します〜パーツ調達編
サンバーの車検が近付いてきました。
平成20年に新車購入してから12年、6回目の車検になります。
特に問題なく車検を通せそうなのですが、走行距離が短い(3万キロ未満)といえども、さすがに12年も経てばそろそろいくつか心配な部分も出てくるものです。
そこで久しぶりに懐中電灯を持って下に潜り込んでみたところ見つけてしまいました・・・
じつは、一番心配であったのがドライブシャフトブーツでした。
しかしインとアウトで左右の合計4か所あるブーツは問題ありませんでした。※時間の問題かもしれませんが
しかし、ドライブシャフトとデフの間あたりからオイルがにじんでいるのを見つけてしまったのです。
この部分はデフサイドのシールなのですが、サンバーでは比較的発生しやすい部分のようで、以前新車から2年くらいでこの部分からギアオイルが漏れて下回りがオイルまみれになっているサンバーを見たことがあります。
上の写真は既にドライブシャフトを取り外してから左リアのホイールアーチからデフを覗き込んだものです。
黄色の矢印の指す中にデフサイドシールが入っています。中心の丸いのはデフから出ている出力軸でドライブシャフトに連結します。
現在はうっすら漏れているだけなので車検は微妙ですが、オイル漏れがあると基本的に車検はパス出来ませんのでこの際ドライブシャフトブーツも一緒に交換することにしました。
このデフサイドシールやドライブシャフトブーツは全部交換しても部品代自体は大した金額ではありませんが、整備工場に依頼した場合は工賃の方が高くなるのはタイミングベルトの交換などと一緒です。
自分でやるならパーツ代だけで済みますが、何度もやるのは面倒なので全部いっぺんにやってしまいます。
ドライブシャフトブーツはドライブシャフトを取り外さなくても交換できる分割式のタイプがありますので、もしドライブシャフトブーツが切れたらそちらで済ませてしまおうと前から考えていましたが、デフサイドシールはドライブシャフトを外さないと交換できませんので、分割式よりも単価の安い非分割式のドライブシャフトブーツを購入してみました。
注文は緊急事態宣言の対象地域ですので便利なネット注文です。配達してくださる方に感謝です!
ドライブシャフトブーツは内側と外側2つずつの合計4か所ありますが、アウター(タイヤ側)はこちらを左右で2個購入しました。
そしてインナー(デフ側)はなぜかメーカー違いですがこちらを左右で2個購入しました。
ドライブシャフトブーツの交換にはブーツの他に、ブーツ内に充填するグリスとブーツを固定するためのバンドが必要です。
純正品のドライブシャフトブーツはベルトとグリスが別売りで社外品のミヤコや大野ゴムはブーツも付属していて価格も安いため、一般的な整備工場でも使われている2社の製品を選びました。
デフから出ているドライブシャフトを接続する軸の根元についているオイルシールには左右で別の部品番号なので注意が必要でした。
左右の純正部品番号は以下の通りです。
- 右:806727170
- 左:806727180
部品の入っていた袋には27×45×9と書いてありましたので、外径45mmで内径27mmで厚さが9mmということでしょうか。
右側806727170
左側806727180
分割タイプのドライバーブーツにはグリスが付いている商品が多いようなのですが、非分割タイプにはブーツを固定するバンドは付属していますがグリスは付いていないものが多いようです。
購入したブーツ(ミヤコと大野)にもついていませんので150g入りの物を3個購入しました。
カシメて固定するため再利用の出来ないハブロックナットは新品を2個購入しました。
純正部品番号は28044AA001ですが、大野ゴム工業(OHNO)のRN-1008です。
1個200円くらいですので迷わず交換ですね。
デフサイドシールを交換すればミッションオイルが抜けますのでオイル交換もします。
サンバーのサービスデーターによるとマニュアル車の2wdの指定はスバルギヤオイルエクストラ75W/80(GL-4)が2リットルとなっていますので価格の安さ優先で選びました。
前回はカストロールの安いやつでしたが、今回は日産純正の1リットル缶を2本買いました。
いくつか工具を購入しました。
今回はドライブシャフトを車体から外して作業するため、ハブロックナットを外す32mmのソケットも購入しました。
このソケットを手持ちの600mmのロングスピンナハンドルに取り付けたら思ったよりも楽に簡単にハブロックナットが緩みました。
この工具は作業途中でハブからドライブシャフトが固着で抜けずに、急遽近所の工具店ストレートに行って購入してきたものです。
オイルシールを取り外すのは今までマイナスドライバーなどでやっていましたが、今回はバイクなどのオイルシールとは違い、サンバーのデフサイドシールは奥の方だったので、専用工具を買ってみたら今までの苦労が嘘のように簡単に外せました。
今回のドライブシャフトブーツとデフサイドシールの交換作業前の準備としてこのようなパーツや工具などを購入しました。
次回は実際の作業について書いてみたいと思います。
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