うちのシロジローに久しぶりで脱走された。夕方4時20分頃、縁側で猫トイレの掃除をしていたところ、縁側の前をジロタンが、これ見よがしに悠然と歩いているではないか。すぐに縁側から外へ出て、まずはどこから出たのか探した。猫らが出たことよりも、どこから出たのかが問題だった。
裏口ドアが半分開いていた。ホッとした。もしシロジローのどちらかでも玄関の引き戸を開ける攻略法を見つけ出していたとしたら、かなり厄介なことだったから。やっと本命の脱走対策を見つけ、ずっとあの脱走のプロのジロタンでさえ封じ込めてきたのが無意味になりかねないのだから。
すぐに裏口のドアを閉めた。今日は午後の外出時に裏口ドアを開けて出入りしているので、その時、つい鍵を掛けず宙ぶらりんの状態でドアを閉めてしまったようだ。それをジロタンがダメ元でいつもの体当たり攻撃で開けてしまったらしい。ジロタンはいつものように石段を上がって木小屋方面に向かったようだが、シロタンは逆に坂を下っているのを見つけ、捕まえようとしたがすぐに逃げられてしまった。
ジロタンは2/3以来、約一か月振りの外出だし、シロタンは何と1/24以来の一か月半ぶりの外出なのだから、これは当分帰ってこないだろうと思われた。その30分後、縁の下から「ワオン、ワオン」とうちのシロジローが唸り合っていて、最初「またか・・」と思ったが、以前ほどそれが酷くもないようなので安心して放っておいた。
ジロタンが膀胱炎の時は、脱走後、何度も二匹で繰り返し唸り合いを続けていたのだが、今回は僅か一度だけ5分くらいで気が済んだようだ。脱走しても結局家から離れられないシロジローが愛らしい。6時半、すっかり暗くなった外だったが、縁側を開けてダメ元で名前を呼んでみると、案外早く、シロタンが石段を駆け降りてきて家の中に脱兎のごとく飛び込んできた。シロタンだけでも戻ったので安心で、一匹だけのジロタンがいつ頃戻るか、寝る前9時には戻って欲しい。
夜8時半、二階の電気を消して、縁側のサッシを開けて「ジロ〜タン」と呼びかけたが反応なし。この寒い夜に外にいてどうするんだかと、一旦は戸を閉めたが、その5分後、また外へ呼びかけたら、今度は縁の下にでもいたのだろうか、ジロタンがそそくさと中へ入ってきた。
一旦ワイが寝てから「開けておくれ〜」と鳴かれても、こっちも寒いので、なるだけ起きてるうちに戻って欲しいのだ。だからジロタンが戻るまではこっちも半分起きるような状態で寝ているので、ともかく戻って良かった。
猫日記より(2022.3.4)
いつになく猫三匹がコタツ台の上と下にいて、足の上に乗ったりべったりで本当一日中うっと〜しくてまいった。ノイローゼになりそう。