オーガニックコスメ成分0.12　イラクサ: しろうとの戯言

2011年06月23日

オーガニックコスメ成分0.12　イラクサ

　皆さん今晩は

　今日もムシムシ熱々でしたね

　でもなんだか気分は冴えています。

　それから毎回私の記事を読んでくださっている方

　とても感謝しています。

　有り難う

　

　では今日、皆さんにご紹介するオーガニックコスメ成分は

　イラクサ

　学名　Urtica thunbergiana　英名　nettle

　イラクサ科イラクサ属の植物です。

　イラクサは世界各地の熱帯性気候や、温暖な気候の

　地域に自生している多年生植物、多年草です。

　夏から秋にかけて採ったイラクサの葉を、日干しして乾燥させます。

　それが今日では「ネトル茶」と呼ばれて流通してしています。

　「花粉症に悩む方の体質改善に」などと宣伝されることが多いみたいです。

　ですがヨーロッパでは古くから民間薬として利尿・造血、

　リューマチ関節炎、不眠症、神経痛などの治療に用いられてきました。

　エキスにはミネラル、鉄分などが多く含まれ、血管拡張、収斂作用があります。　

　イラクサにはベータカロチン・ビタミンC、鉄分・カルシウム・カリウム

　・珪酸などのミネラルなどの必須栄養素が含まれており、

　特に鉄分が多く含まれています。

　そのためイラクサは貧血によい効果が期待されます。

　またイラクサにはアセチルコリン・ヒスタミンやインドール類（主にセロトニン）、

　クロロフィル（葉緑素）・β-シトステロール・スコポレチン・ケルセチン・ケンフェロール・

　ルチンなどのファイトケミカルが多く含まれています。

　では今日の？

　

　ファイトケミカル？

　フィトケミカルの多くは果物や野菜の色素や辛味成分です。

　通常の身体機能維持には必要とされませんが、

　病気を予防したり健康を維持するの

　に重要と考えられる化合物です。これは主に植物から生成されます。

　そして抗がん性を示すものが多く存在します。

　

　セロトニン？

　ヒトおよび動植物の体内で生成される化学物質です。

　トリプトファン（基本的にタンパク質を沢山含む食品に多く含まれてます）

　から生成されます。

　

　人体中には約10ミリグラムのセロトニンが存在しており、

　そのうちの90%は小腸の粘膜の中に存在しています。

　ここはセロトニンを合成する能力を持っており、ここで合成されたセロトニン

　は腸などの筋肉に作用して消火器官に大きな影響を与えます。

　ここで合成されたセロトニンの一部（総量の約8%）は血小板に取り込まれ、

　体内で消費されます。

　残りの2%のセロトニンは中枢神経系（今後脳内セロトニンと記載）にあり、

　これらが人間の精神活動に大きく影響していると言われています。

　
　脳内セロトニンの不足が色々な病気の原因の一つとして知られていることは

　有名です。

　不眠症、睡眠障害、冷え性、偏頭痛、うつ病、産後うつ、更年期障害、

　月経前症候群などの様々な病気が誘発されていると考えられています。

　セロトニンはトリプトファンから産生されるため、トリプトファンを摂取すれば

　良いのではないか考えられがちですが、その場合セロトニンは増えますが

　人間の精神活動に大きく影響している脳内のセロトニンは増えません。

　

　トリプトファンを過剰摂取すると命の危険もある（トリプトファン事件）と

　言われています。

　トリプトファンは普通の食品には少ししか入っていません。

　なので危険が及ぶ事はありませんがトリプトファンが多く入っている

　サプリメント等には注意が必要です。

　セロトニンと自殺の関連性を説く人も昨今では多いです。

　脳内のセロトニンは日光を浴びる事によりより多く産生されるという報告

　もあります。

　なので日光を余り浴びない職種の自殺率を統計で

　調べている人もいるくらいです。　

　脳内のセロトニンは適量なら幸福を感じさせますし、

　睡眠時の脳内化学物質の処理を手伝ってくれる働きも持っています。

　ぜひ皆さんに知ってほしい物質です。

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