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尿管結石はとんでもなく痛いものです。それはかかったことがある人しかわからない苦しみです。
それは、我慢していても、痛みが治まるものではありません。最後は、救急病院に駆け込むことになります。
それでは、尿管結石には、どのような治療法があるのでしょうか。それを紹介したいと思います。
(1) ますは、保存的療法と言われるものです。
保存的療法とは、結石が尿とともに自然と排泄されるように促すものです。
石が小さくて、尿の通過時の障害や、腎機能の低下がないときに選択されます。
その中でも、自然排石促進法と、薬物療法があり、両者が併用されることが多いです。
前者は、水分をできるだけ多くとって、自然な排石を促すものです。
また、後者は、薬によって結石を溶かして、排泄を促すものです。
この療法は、患者への負担が少ないのが最大のメリットで、約8割はこの方法がとられます。
ただ、結石が落ちてくる過程で、強烈な痛みが襲ってくることもあり、その場合は救急で病院に飛び込むか、非常に強い痛み止めの薬で止めないといけません。
(2) 次は、侵襲的療法と言われるものです。
侵襲的療法とは、積極的に結石を破壊して除去するものです。
結石の大きさが1センチ以上で、自然排石が期待できないときなどに実施されます。
結石治療には、対外衝撃波結石破砕術(ESWL)と、内視鏡治療があります。
内視鏡治療には、経尿道的結石破砕術(TUL)と、経皮的結石破砕術(PNL)があります。
1つ目のESWLは、体の外から衝撃波をあてて結石を砕き、尿とともに排泄させるものであり、最も多く利用されています。
衝撃波が40分程度背中からあてられます。
手術の後は、血尿とともに破壊された結石が排出されます。
TULは、内視鏡を尿道口から挿入して、モニターで直接結石を確認しながら、超音波やレーザー、圧搾空気などで結石を破壊して取り除くものです。
PNLとは、背中から腎臓まで1センチほどの穴を開け、そこに内視鏡を挿入して、腎結石を破砕して取り除くものです。
なによりも、尿管結石にならないのが一番です。
また、次の機会に、そのための食事療法について、書きたいと思います。
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