2017年08月21日
【初心者向け】家庭菜園のきゅうりの基本の作り方!
家庭菜園できゅうりを作ってみたいと思っていませんか?
成長するとあまり手間を掛けなくてもいいので、管理人としても個人的におススメの野菜の1つです。
家庭菜園のきゅうりは甘みが強いので、是非、作ってみて下さい。
きゅうりの基本情報
きゅうりはウリ科の野菜です。
ウリ科の仲間にはゴーヤ、かぼちゃ、夕顔、冬瓜、かんぴょうなど多岐に渡ります。
つるして育てる方法と地面を勝手に伸ばしておく育てる方法があります。
つるしたほうが万遍なく実が緑色になり、見た目もいいです。
連作障害があるので、最低3年間はきゅうりなどのウリ科を植えた場所には植えないようにしましょう。
連作障害についてくわしく知りたい方は家庭菜園で野菜が育たない!?もしかして連作障害かも?対策と原因は?の記事がおススメです。
栽培に必要な道具・肥料
(1)2mの支柱数本
きゅうりをつるすのに支柱が必要です。
必要な本数は何本のキュウリを育てるかで変わります。
つるさずに地這いにする場合は必要ありません。
(2)きゅうりネット
きゅうりは小さなつるを自分で出し、ネットにつるをまきつけていきます。
地這いにする場合は必要ありません。
(3)有機肥料
チッソ、カリウム、リン酸が必要で、長期間に肥料切れをさせないようにゆっくり少しずつ効かせていきます。
果菜類なので、リン酸が重要視されます。
チッソの油かす・カリウムの草木灰・リン酸の骨粉か鶏フンを使いましょう。
新鮮な米ぬかが手に入るのなら、米ぬか、鶏フン、骨粉、草木灰でボカシ肥料を作りましょう。
家庭菜園で使える手作りボカシ肥料の簡単な作り方
(4)有機石灰
ホタテの貝殻や牡蠣殻で作られたものです。
(5)堆肥
腐葉土でも牛フン堆肥でも構いません。
積み上げておいた雑草が土のようになっていたら、それを使って大丈夫です。
(6)もみ殻くん炭
おこめの表皮であるもみ殻で作ったくん炭です。
炭に住みつく菌はリン酸が植物に吸収されるのを助けます。
(7)苗
家庭での育苗は大変なので、苗を買いましょう。
土作り
過去1年間ウリ科野菜を植えたことのない場所に植えますが、それが出来ないという人は堆肥を多めにまき、連作障害を軽減させる資材を使って下さい。
土に堆肥、石灰、もみ殻くん炭、少しの肥料をまきます。
堆肥も石灰も表示を守れば大丈夫ですが、肥料は表示の半分にします。。
もみ殻くん炭は堆肥と同じくらいの量です。
去年、何かの野菜を作った畝がある場合はそこに同じようにまいて、混ぜて使い回しても大丈夫ですが、前作の肥料が残っている場合があります。
他にも毎年、野菜を作っているような場所の場合、肥料がたくさんある場合があります。
肥料を少なめにするかまかないということも検討して下さい。
ボカシ肥料を使った場合はすぐに植えても大丈夫ですが、未発酵の有機肥料を使う場合は1週間寝かせて下さい。
その間に、土の中の菌が有機肥料を分解し、植物が吸収しやすい形にします。
畝と植えつけ
畝は幅60cm、高さ10cmから20cmのものを作ります。
支柱を立てて、きゅうりネットをつけて下さい。
植えつけは80cm間隔で植えていきます。
植える穴に15cmほどの穴を掘ったら、肥料を1掴みの半分ほど入れてから、土を入れます。
植え穴にきゅうりを入れた時、ねっこが1cmほど外に飛び出す状態にしたいので、土もそうなるように入れて下さい。
土を入れ終わったら植え穴に水をたっぷりと入れ、水が浸透し終わったら、苗を植えて下さい。
植えつけが終わったら、新鮮な雑草で覆い、草マルチを作りましょう。
水分の蒸発を草が抑えてくれますし、草の下にはその草を食べる虫がやって来て、フンをしてきゅうりの栄養となります。
雑草がない場合もワラで覆います。
根っこを保護し、水分の蒸発を防ぐためです。
追肥
植えつけから2週間後を目途に、週に1回から2回を目安に追肥をします。
栄養がほとんどないきゅうりらしく、そんなに肥料食いではありませんから、時々、サボっても大丈夫です。
株元周辺に広くまき、土と混ぜます。
根っこが浅い場所にあるので、深く混ぜ過ぎないようにします。
有機肥料はねずみなどが食べてしまうので、肥料の塊がなくなるまで畝表面の土と混ぜましょう。
水やり
きゅうりは水が好きですし、適量の水がないと曲がりやすいですし、収量も少なめになります。
ただ、スーパーのきゅうりが皆、真っ直ぐなのは規格で真っ直ぐ以外のきゅうりを出荷出来ないからで、実際は農家でも曲がりきゅうりは採れます。
味は変わりません。
まっすぐ育ちやすくするために水は必要ですが、まっすぐ育てなくてもいいし、一気にたくさん収穫出来ても困るという場合は1週間に1度の水でも充分です。
病害虫
葉っぱが白っぽい時はうどんこ病でカビが生えています。
ほっといても害がないことも多いですが、雨がちな時などは湿気が多いため、広がるので、葉っぱの裏表に水で薄めた木酢液をスプレーし、殺菌しましょう。
炭や灰があれば、スプレーをした後、それらの粉を葉っぱにまいてあげましょう。
テントウムシの偽物が実を食べますが、テントウムシダマシと言います。
実の見た目が悪い以外の実害はありませんが、潰しましょう。
基本的に、連作していたり気候が合わない、何かの微量な栄養素が不足しているといったことがない限り、丈夫に育ってくれますからさほど心配が要りません。
収穫
収穫の目安は長さですが、品種によって違います。
最盛期だとすぐに大きくなるので、少し小さくても収穫するといいでしょう。
収穫
収穫の目安は長さで品種によって違いますが、一般的なものなら20cmくらいになったら収穫です。
まとめ
きゅうりは丈夫なので育てやすい野菜です。
最初の頃はきゅうりネットに絡ませたりと世話が大切ですが、成長すると手入れもあまり必要なくなります。
水分が多いとうどんこ病になりやすいのでそれが出たら、葉っぱの裏表に水で薄めた木酢液をまいて下さい。
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