2017年10月23日
家庭菜園できゅうりの実がならない理由
折角、きゅうりを植えたのにいつまで経っても実がならないなんてことはありませんか?
様々な理由があるのですが、自分で解決出来るものもあるので、対策をしてみましょう。
きゅうりの実がならない理由
(1) チッソ過多でツルボケ状態
ツルボケとはチッソ成分が多過ぎて、葉っぱや茎ばかり育ち、花がつかなくなった状態を言います。
つまり、肥料が多過ぎるということです。
(2) 天候不順・日照不足
きゅうりの実がなるには天候にも左右されます。
たとえば、気温が低いとあまり開花しませんし、開花しても受粉をしてくれる虫が来ないので受粉しません。
(3) 雄花しか咲かない
実は雌花になりますが、花が咲いた頃は株が未熟などの理由で咲くのが雄花が圧倒的に多いです。
気温や成長によって雌花が増えてくるので、放っておくと実がなるようになることがほとんど。
最近の品種は雄花が咲かない品種もあります。
(4) 受粉出来ない
寒過ぎたりして虫が活動出来ない、もしくは虫が来れないような場所に菜園があるという場合は受粉出来ません。
最近の品種のほとんどは受粉しなくても実をつけるので、古い品種でなければこれ以外に原因があります。
(5) 株がまだ未熟
充分に大きくなったら、実をつけます。
(6) なり疲れ
たくさんの実をつけるときゅうりは疲れてしまい、花を落とし休みます。
真夏や盆明けに実がつかなくなったや少し前にたくさん収穫したという時はこれにあたります。
(7) 肥料が少ない
肥料過多でも駄目ですが、肥料が少な過ぎても駄目です。
きゅうりの実がならない場合の対策
(1) チッソ過多でツルボケ状態
追肥を休み、様子を見ます。
あえて、雑草を生やしっぱなしにして肥料を吸収してもらいましょう。
(2) 天候不順・日照不足
人間の力ではどうすることも出来ませんが、肥料吸収を促進するために木酢液やHB-101をまきましょう。
管理人の主観ですが、HB-101は耐寒性も高める効果があるように思います。
(3)雄花しか咲かない
2メートル程度になっていたら、摘芯をして、花に栄養が行くようにします。
(4)受粉出来ない
人工授粉をします。
午前中のうちに、雄花を切り取り、雌花に優しく花粉をつけます。
(5) 株が未熟
成長するのを待って下さい。
(6) なり疲れ
ついているのなら、小さくてもきゅうりの実を全て落とし、休ませます。
(7) 肥料が少ない
葉っぱが明るい黄緑色になっていたら、肥料が少ないです。
追肥をしましょう。
まとめ
きゅうりの実がつかないのは花がつかないから、花が落ちてしまうから、雄花しか咲かないの3つが多いと思います。
その原因は天候不順や肥料過多、はたまた肥料が少ないと様々です。
しっかりと原因を見極めて対処することが重要になります。
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