2017年10月23日
家庭菜園のきゅうりが苦い理由
家庭菜園で初めて収穫したきゅうり。
ワクワクしながら食べてみたら、なんだか苦い……。
折角、育てたのに苦かった時のショックと困惑ったらありません。
きゅうりが苦い理由と対処法についてお知らせします。
チッソ成分が多いのが原因
きゅうりを始め野菜を育てるのに、チッソは欠かせません。
しかし、きゅうりが大量のチッソを吸収した時、分解しきれず、硝酸態窒素となり蓄積され、苦くなってしまいます。
結果的に、苦かったりエグミが強いきゅうりが育ってしまうのです。
硝酸態窒素は体にもよくないとされるので、苦いきゅうりは畑の片隅に穴を掘って捨てましょう。
埋めると、虫や菌がそのきゅうりを食べ、硝酸態窒素も分解されていきます。
なお、チッソにはアンモニア態窒素など様々な種類があるので、チッソ=悪いと結びつけて考えないで下さい。
きゅうりは基本的に細く長く肥料を少しずつ吸収させて育てていきますが、家庭菜園初心者などは肥料が多いほうがいいだろうとたくさんあげ過ぎてしまう傾向があります。
野菜の肥料は抜くことは厳しいので、少しずつまくのが鉄則です。
改善するには雑草を生やす
残念ながら、肥料は薄めることが出来ません。
そのため、出来ることは少ないですが、まず追肥をやめます。
そして、雑草を生やし、早く肥料を吸収し尽くしてもらいましょう。
雑草は少ない肥料成分でも育ちますが、それは土の中の少しの肥料でも自分のエネルギーにするということです。
つまり、肥料吸収力が強いことを示します。
実を味見して、苦みがなくなるまで雑草を生やしっぱなしにして下さい。
肥料を見直そう
肥料が油かすだけといった場合、チッソに偏り過ぎています。
上記の肥料にカリウムの草木灰、リン酸の骨粉をブレンドしましょう。
米ぬかが手に入るのなら、ボカシ肥料を作るのもおススメです。
まとめ
きゅうりが苦いのは肥料過多が原因のことがほとんどです。
肥料は抜くことは出来ないので、少しだけまいて成長を見ながら、足していくという使い方をします。
たとえば、きゅうりの使い方を読んで、その通りに育ててもきゅうりに実がつかないということがあります。
これはその土に前作で余った肥料が豊富で、そこに元肥えを入れてしまったため、チッソ過多になりつるだけが伸びていくツルボケになってしまった状態です。
つまり、元肥えなどを施す必要がなかったということです。
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posted by kantankateisaien at 09:56
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