旧年中は大変お世話になりました。
エンタメ界は厳しい状況ですが、戦時中に芸術を守り抜いた先人の苦労に較べたら大したことではなく、今出来る事、今必要とされる事は何か必死に考え今年も芸道を歩みたいと思っております。
年賀状は岡本太郎さんをイメージして描きました。新年に相応しくない絵かも知れませんが、太郎さんのエネルギー、気迫を持って頑張りたいという想いを込めました。
本年も応援の程、宜しくお願い申し上げます!
今年の正月は久々の東京でのお正月。
本当は下記の「振り返ってみた」の記事は、昨年公開する予定でしたが、大掃除&断捨離に3日、おせち料理に1日費やしてヘトヘトになり、紅白も途中で睡魔に襲われ、昨日1月1日は14時過ぎに起きる始末…。(若い!)
それではここから2020年を振り返ってみようと思います。
昨年は劇団退団後のフリー元年。
コロナ禍でどんな活動をしていたか見ていきます。
まずブログ記事は38本。
8月からぬるっと週一更新を開始。
いつかやるであろう週刊誌エッセイ掲載の練習として当分続けようかな?
そしてCreemaで開始したハンドメイドブランド『tecco』
https://www.creema.jp/c/tecco/item/onsale
3月から全部で45作品作り、ご購入はCreema以外も含めて29個。
コロナ禍で当分外に出られなくなるだろうと2月に察知して、この状況下で快適なのに見落とされている褌を世に広められないか?と思ったのがきっかけで始めたプロジェクト。本当はふんどしオンリーにしようとブランド名もそれっぽいのを考えたけど、好みは色々だから商売は手広くやった方がいいと色々作ってみました。
意外と好評だったのが、手ぬぐいで作ったサウナハット。これは8個作って完売。
なかには農作業時に使っているという方もいらっしゃいました。
作り手というのは素材そのものが大事であり、押し付けはいけないのだなと痛感。
YouTubeチャンネルへの動画投稿は38本。
https://www.youtube.com/user/minorucasino
色々やっていたなかで、意外と作ってました。
このスキルが1月『かげぜん』、6月 『あいまいばかりの世界』のキャスト紹介動画を依頼されるきっかけになり、役立ちました。
再生回数1位は『着物をつくろう 裁断・裁縫前編(おくみ付けまで)』で3864回。高評価は25件。(2021/01/02)
我流のやり方であり、和裁が出来る母から「おかしい」と言われていますが、高評価がこんなに多いのを見るとある程度役立ったらしい。
ここにYouTubeのキモがあるような気がしていて「視聴者の役に立つモノ」が再生回数を増やしてチャンネル登録者も増やすのだと思う。
今年は発表したい事をやりつつもニーズを考えて公開していきたいです。
音楽は数曲コンペに応募。
採用とまではいかなかったけど、良い経験になりました。
ライブは
2月 永山健康ランド 竹取の湯 ライブステージ
3月 東京天然温泉 古代の湯 ライブステージ
7,8,10,12月 永山健康ランド 竹取の湯 ライブステージ
以上のライブ6本で合計7ステージ。
厳しい状況下でもやらせて頂けたのは本当に有り難かったです。
ステージと客席の間にビニールシートがあるけど、癒しを求めていらしているせいか、そのハンデを感じなかったりするのが不思議。
今年は2月に永山でやらせて頂く予定ですが、この状況下ですので詳細は後日、Twitterで告知いたします。
そして舞台は
1月 オフィスRENプロデュース『かげぜん』@紀伊國屋ホール
6月 FlyingTrip Vol.16 『あいまいばかりの世界』@こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(音楽も担当)
11,12月 アトリエ・センターフォワード第16回公演『笑劇★モンスタードリーム』@下北沢楽園
以上、3本となりました。
コロナ禍で舞台に立てていない方が多い中、中止に追い込まれる事もなく千穐楽まで上演でき、本当に恵まれた本数だと思います。
出来るだけでも有り難いのですが、『あいまい〜』では音楽も担当。2週間という限られた期間の中でしたが、本に導かれ音響さんのアドバイスでやり切る事が出来て、とても良い経験をさせて頂きました。
『笑劇〜』では衣装直しも担当。ジーパンの裾上げや、穴埋めなどをしました。
一昨年劇団を退団した際にブログに書きましたが、「自分が必要とされる場所を探したい」という思いがあったので、自分のスキルが微力ながら芝居作りの役に立てて嬉しかったです。
12月の公演中に街でテレビ局のインタビューを受けて「今年はどんな年でしたか?」と聞かれた際に僕は「この状況下でも良い年だった」と答えました。その時は「3本舞台が出来たから」とそれ以上詳しく言及しなかったけれど、3本とも素晴らしい本で舞台成果だった事が大きな理由でした。
(12/29深夜放送のテレビ東京『今年最後に乾杯したい人いませんか?』という番組でしたが、数奇な人生でない為か未放送となりました…。)
昨年他界された演劇集団 円の福沢富夫先生は養成所で「やる本があり、やる仲間がいて、やる場所がある」事の素晴らしさを熱弁され「役者にとって、これ以上の幸せはない」と若かった僕らにお教えくださいましたが、昨年のコロナ禍で、この教えが胸に突き刺さりました。
お陰様でやり甲斐を求めて退団した僕にとって、最高の一年となりました。
ちなみにサウナは36回。
年末もっと行きたかったけれども「サウナ内、会話禁止」と掲示されてても会話する人は必ずいるし、なかにはコロナの話題を口にタオルも当てずに話す人もいる。東京の感染者が多くなってきたので自粛しました。
「このくらいは大丈夫だろう」というラインは人それぞれ。箱根駅伝往路を観ていても沿道での声援は控える様アナウンスされているのに、沿道でマスクをせずにテレビに映りたくて手を振っていたり、応援している人が多い。
明日の日本橋の様子にコロナ禍の未来が見えるかもしれません。
さぁ、2021年。
世界は更に厳しい状況になると思います。
非接触のエンターテイメントを考えつつ、やはり生の面白さも考えていたいです。
本年も宜しくお願い申し上げます!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image