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2020年08月31日

ボイトレはやらない方がいい?

声に関するトレーニングと言えば…
発声練習、早口言葉、滑舌、ボイストレーニングなどなど声に関するトレーニングは様々ある。どう息を吸うかという事もある。
役者は身体的な表現、客席からどう見えるかなども考えなくてはいけないから稽古する事が多い。歌い手はどうマイクを使うかというのもある。ホント、色々ある。

養成所を終えたあと、どんな事を日々皆さんやっているのだろう。この積み重ねが10年先、20年先に大きな差が生まれるんだと思う。

今回は声に注目してみたい。

結論から言って声はなんらかの形で出していた方がいい、というのが僕の持論。
ライブ前の一週間は歌い込む訳ですが、段々響きがよくなってくるし、声も出やすくなる。
最近、呼吸筋群を鍛えるものや、インナーマッスルを重点的にやっているせいか60分のライブでも疲れなくなってきました。

僕はボイトレや発声は、身体全身、声帯、顔、口のストレッチだったり、筋トレだと思ってます。
スポーツ選手が試合中に筋トレを意識しないように(してる人もいるかも知れませんが)歌ってる時は勿論意識しない。

時々、ボイトレの流れで歌ってる?という方が見受けられるけど、それはあまりパフォーマンスとして良くないと思う。
合唱部の方に多く見られる歌い方になる。
勿論合唱部の方を否定する訳ではありません。
歌を届ける事を考えたら、僕もそう歌いたい。だけど、ショーとして見え方を考えなくてはいけないから、あいだをとった歌い方にする。

僕は歌う時は歌いやすくなっている事を実感して気持ちよく歌う事が大切だと思ってます。だけど、ただ気持ちよく歌っているように見えたら酔っているようにも見えるから、この匙加減が難しいところだと思う。

だから本番で自然体に歌っているよう見えるように、トレーニングするのが大切なのだと思う。
自然体に見せたいから普段通りでいいから、何もしないというのは相当な天才でしかあり得ない。
実際、マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダーなど多くのアーティストがセイ・リッグスのボイトレを受けている。
この方々の歌からトレーニングしてる素振りは全く見られない。天賦の才能があるとしか思えない。でもトレーニングはされているという事実。

やはり世阿弥言うところの「秘すれば花」なのかも知れない。
僕は今回、色々書いたけど…。

声帯は消耗品だから、やらない方がいいという説もある。

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