ウイルス性胃腸の原因と治療法!症状を軽減する食べ物とは?
【ウイルス性胃腸炎の原因】
ウイルス性胃腸炎は嘔吐や下痢、発熱を伴った症状が特徴です。嘔吐がひどい場合には食物の摂取が難しくなる場合もあります。重症化した場合は医療機関に入院し、点滴による治療を行うことになります。また、感染者の排泄物や吐物中から感染を繰り返します。食品だけでなく、ウイルスに触れた手から口に入るといった経路でも広がるため、とにかく手洗いをしっかり行うことが必要です。
【ウイルス性胃腸炎の治療】
では、もし感染してしまった場合、重症化する前に対処するにはどうしたらよいのでしょう。ウイルス性胃腸炎の大半はノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルス等のウイルスによるものと推測されますが、残念ながら特効薬はありません。
下痢がひどくても、必要以上に下痢止めのを使用してはいけません。ウィルスが排泄されずかえって病状が長引くことがあるためです。
ウイルス性胃腸炎の際には安静・保温をこころがけ、食事を制限します。また下痢で水分が体外に排出されてしまうため、脱水症の予防がとても重要です。スポーツドリンクなど、飲める物を少しずつ飲んで、脱水を回避しなければなりません。
【ウイルス性胃腸炎には梅干が効果的】
そして梅干を食べることが有効です。梅干は酸味が強いので、さっぱりとしていて、吐き気を抑えてくれます。そしてなにより下痢の脱水によって同時に奪われる塩分を補給することができるのです。真夏の暑い季節に、脱水症状の防止のために梅干が効果的なのと同じ理由です。
古来から馴染み深い、日本の伝統な療養食であるお粥と梅干は実は適度な水分や塩分を補うことができる、脱水を改善する最善の方法なのです。ただし、梅干を大量に食べればいいというわけではありません。そもそも胃腸が弱っている状態ですから、逆に胃腸に刺激を与え、塩分の摂りすぎになり、吐き気や下痢を悪化させてしまいます。
少量ずつ細かくちぎって食べることを心がけ、お粥に加えたり、焙じ茶に入れたりしてもよいでしょう。合併症がなければ通常、嘔吐は1から2日で、下痢は1週間くらいで治ります。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6466961
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック