便秘や下痢で悩む人の快腸ネット

私達の起こす下痢は大きく分けて「急性下痢」と「慢性下痢」の２つに分類する事が出来ます。急性下痢は食中毒や急な食べ過ぎ飲み過ぎ等によって引き起こされますが、慢性下痢は日常的に受けるストレス等がその原因とされております。特に近年では｢過敏性腸症候群」と言われ、若い世代の人達を中心に患者の数が増える傾向にあります。ではこのストレスと下痢の関係を調べて見ましょう。



人が受けるストレスは様々で仕事や職場の人間関係、育児や介護等人それぞれで異なってきます。特に若い世代の方に多く見られる原因が会社等の人間関係によるストレスです。


社会人になり会社勤め等をされている方は誰しも一度や二度は職場の人間関係で悩んだ経験をお持ちでは無いでしょうか。常に部下にプレッシャーを与え続ける会社の上司や同僚、あるいは上司に対して突き上げをする部下や男性社員女性社員の関係であったりと様々なケースがあり、当人はこれらの状況が「人間関係がうまくいっていない」と感じてしまいます。


これらの人間関係の悩みは、その悩みを抱えている人にとっては大変なストレスになっている場合が多く、そのストレスが原因で慢性下痢の一つである過敏性腸症候群を引き起こしてしまうのです。人の身体は外からのストレスによって自律神経に変調をきたしてしまいます。その結果、腸の動きが突然活発になったり、腸内での水分の吸収等の働きがスムーズに行われなくなり下痢の症状として現れてきます。



この様な人間関係の悩みで下痢が起こる場合には、その当人が受けているストレスが原因となります。その為、下痢を改善する為には薬等による治療は一時的な下痢止めには効果があるかも知れませんが、根本的な下痢止めの対策とはなりません。


特に過敏性腸症候群等と診断された場合には、必要に応じて医療機関の診察や治療を受けたり、ストレスに伴う気持ちの落ち込みなどが酷い場合には、心療内科や精神科等への相談も行う事が必要になる場合も有ります。ただ、私達が一般的に出来る人間関係のストレスに起因している下痢への対策としては、生活習慣や生活リズムをキチンと見直す事です。


生活習慣の見直しとは、先ず早寝早起きの習慣付けです。早起きする事できちんとした朝食を取る事を心掛け、その朝食後には必ずトイレに行く習慣を付けます。毎朝のリズムをキチンと作り上げる事で排便等のリズムも作り上げて行く事が出来ます。又、ストレスをうまく解消するためには適度な運動やご自身が没頭できる趣味等を見つける事も大切になってきます。


更に人間関係の改善は簡単ではありませんが、ストレスの原因となってる人達とどの様にして｢うまく付き合うか」も必要になりますので、余り深く考え過ぎずに接する事を心掛けて見ましょう。相手も同じ人間ですので気楽に接る気持も大切です。