2018年05月27日
保育園で働きたい人必見!保育士がエプロンと割烹着(かっぽう着)を着る理由
保育園で働く保育士の方、写真で見るとみなさんエプロンをしています。これは、いわば保育士の正装、制服であり、業務上非常に重要なものになります。それ以外も「かっぽう着」(割烹着)も別のシーンで重要になります。毎日、保育士の人は「エプロン」と「かっぽう着」を持参するため、重い荷物を抱えて通勤することになります。今回は、なぜ保育士がエプロンやかっぽう着を着るのかお話しします。
保育士にエプロンが必要な理由
保育士がなぜエプロンをしているのでしょうか?小学校の先生はエプロンなんてしていませんよね?
やはり子どもと接するので、泥遊びなどをしたときに汚れないためなのでしょうか?実は保育士がエプロンをするのは、いろいろ機能的に得することが多いからなんです。
理由1.ポケットが便利
エプロンにはポケットがあります。そこにティッシュなどを入れておけば、子どもが鼻水を出したり、汚してしまったりしたときなどにすぐに取り出すことができます。服のポケットは小さいですが、エプロンのポケットは大きいので、ティッシュだけではなく、いろいろなものが入ります。
ドラえもんの「四次元ポケット」ではありませんが、子どもたちにとって便利な「ひみつどうぐ」が入っているのが保育士のエプロンのポケットです。
また、それ以外にも、子どもから「先生これ!」と渡された「プレゼント」(実際には葉っぱや石など)しまうのにも役に立ちます。「プレゼント」を受け取れば子どもたちも喜んでくれるはずです。
理由2.とっさのふきん、ぞうきん代わりになる
ティッシュなどをエプロンに入れると書きましたが、乳児などの場合いきなり嘔吐したり、よだれを流したりしてしまうことがあります。いちばんは布きんやタオルでふき取ることですが、とっさにエプロンを布地として使うこともできます。
拭き終わったら、しっかり消毒し洗濯をしなければなりませんが、とっさに拭き取るものが必要になるかもしれないのが保育士の仕事です。
また、抱っこしている時にいきなり吐かれる可能性もあります。自分の服だけだと大変なことになってしまいます。「防具」としてもエプロンは役に立つというわけです。
理由3.子どもが「保育士」と認識できる
色々な大人と接する子どもたちですが、特に小さな子どもの場合、どういう人なのか認識するには時間やキーとなるアイテムが必要になります。
心理学者ピアジェ(Piaget)は、子どもの発達を四段階に分ける「認知発達段階説」を提唱しました。
特に「乳児」に該当する0歳児〜2歳児は「感覚運動期」と呼ばれ、物事の永続性を理解し「こういうものは○○である」と感覚的に認識し、他のものと区別する能力を養う期間とされています。
自分の親を乳児は認識しますが、それ以外の人は「知らない人」です。どういう人が○○先生だ、ということはわかりません。
そこで
エプロンをしている人=保育園で自分のお世話をしてくれる保護者
だと感覚でわからせます。こうすることで、担任以外のフリー保育士が部屋にいる場合でも、エプロンをしているフリー保育士に、子どもが困ったことがあれば、泣いたり先生を呼んだりのアクションを起こしてもらうことが可能になります。
子どもたちにとっても、自分たちを守ってくれる人が誰なのか、見てすぐわかるのは好ましいことなんです。心理学的に見ても、保育士がエプロンをする効果があるのだとわかります。
理由4.母性の象徴?
男性保育士も増えてきていますが
※「保育士は「女の職場」?男性保育士の割合は?男性が活躍できる土壌はあるのかその実際を激白します!」も読んでください
まだまだ保育士という職業は女性の仕事になっています。子どもたちも、まず母親的なもの(母性)を求めがちで、その中では家でもお母さんがしているエプロンを保育士が着ていると、甘えたくなります。
理由3で述べたこと以外にも、4歳児、5歳児など、十分に「この人が先生」だと認識できるようになっても、甘えたい対象としての象徴を身に着けることで、素直に言うことを聞いてくれるのかもしれません。
乳児→エプロンは「保護者」として認識するために必要な心理学的アイテム
幼児→エプロンは甘えさせてくれる母性のキーアイテム
と見なすことができます。
理由5.エプロンあそび
最後に、エプロンを遊び道具そのものにしてしまう方法もあります。
エプロンシアターという遊びは子どもたちに大人気です。コツがつかめると面白いかもしれませんね。
<エプロンシアター>
保育士にかっぽう着が必要な理由
日常の保育シーンでは保育士はエプロンをしますが、子どもたちの給食の時間には、袖のある「かっぽう着」(割烹着)に着替えることが多いです
私の保育園ではエプロンはデザインが自由なのですが、給食時のかっぽう着は「無地の白」に決められています。まさに割烹料亭の女将が着るあれです。
もともと、かっぽう着は女性が家事や料理をする時に、着物を汚さないため生まれたものです。かっぽう着には袖があり、本来は背中2か所を紐で結ぶものなのですが、最近ではボタンで留めるタイプも発売され、着用も楽になっています。
保育園でかっぽう着を使用するシーンは、食事(給食)のときになります。特に乳児の場合は自分で食べられないこともあり、スプーンなどで食事の介助をします。
給食は衛生面に特に気を遣う必要がありますから、普段着ているエプロンではなく、袖まで覆えるかっぽう着が最適というわけですね。
目に見えにくい汚れ、気付かない汚れもあります。白いかっぽう着ならばそれも目立ちますので、衛生面でもぴったりです。給食時はおしゃれよりも衛生面重視になります。
できれば、かっぽう着に加えて、三角巾もすると髪の毛も落ちずにGOODです。
制服として貸与される保育園、自分で用意する保育園
保育園によっては「制服」としてエプロンやかっぽう着を貸与してくれるところもありますが、自分で買って用意しないといけないところもあります。
指定がないのであれば、制服ではなくおしゃれアイテムとしてエプロンやかっぽう着を選んでも楽しいと思います。
「仕事だからおしゃれは一切不要!」という考えの人もいるかもしれませんが、ずっと続ける仕事だからこそ「自分らしさ」「個性」を出してもいいと思います。保育士はロボットではなく、それぞれ個性ある人格を持った人間です。その方が、子どもたちにもよい影響を与えると信じています。
筆者おススメのエプロン、かっぽう着
最後に私おススメのエプロン、かっぽう着をチョイスしてみました。良ければ参考にしてください!
●イラストがかわいいエプロンは子どもも喜びます
●白いかっぽう着 私はこれが好きです
保育士にエプロンが必要な理由
保育士がなぜエプロンをしているのでしょうか?小学校の先生はエプロンなんてしていませんよね?
やはり子どもと接するので、泥遊びなどをしたときに汚れないためなのでしょうか?実は保育士がエプロンをするのは、いろいろ機能的に得することが多いからなんです。
理由1.ポケットが便利
エプロンにはポケットがあります。そこにティッシュなどを入れておけば、子どもが鼻水を出したり、汚してしまったりしたときなどにすぐに取り出すことができます。服のポケットは小さいですが、エプロンのポケットは大きいので、ティッシュだけではなく、いろいろなものが入ります。
ドラえもんの「四次元ポケット」ではありませんが、子どもたちにとって便利な「ひみつどうぐ」が入っているのが保育士のエプロンのポケットです。
また、それ以外にも、子どもから「先生これ!」と渡された「プレゼント」(実際には葉っぱや石など)しまうのにも役に立ちます。「プレゼント」を受け取れば子どもたちも喜んでくれるはずです。
理由2.とっさのふきん、ぞうきん代わりになる
ティッシュなどをエプロンに入れると書きましたが、乳児などの場合いきなり嘔吐したり、よだれを流したりしてしまうことがあります。いちばんは布きんやタオルでふき取ることですが、とっさにエプロンを布地として使うこともできます。
拭き終わったら、しっかり消毒し洗濯をしなければなりませんが、とっさに拭き取るものが必要になるかもしれないのが保育士の仕事です。
また、抱っこしている時にいきなり吐かれる可能性もあります。自分の服だけだと大変なことになってしまいます。「防具」としてもエプロンは役に立つというわけです。
理由3.子どもが「保育士」と認識できる
色々な大人と接する子どもたちですが、特に小さな子どもの場合、どういう人なのか認識するには時間やキーとなるアイテムが必要になります。
心理学者ピアジェ(Piaget)は、子どもの発達を四段階に分ける「認知発達段階説」を提唱しました。
特に「乳児」に該当する0歳児〜2歳児は「感覚運動期」と呼ばれ、物事の永続性を理解し「こういうものは○○である」と感覚的に認識し、他のものと区別する能力を養う期間とされています。
自分の親を乳児は認識しますが、それ以外の人は「知らない人」です。どういう人が○○先生だ、ということはわかりません。
そこで
エプロンをしている人=保育園で自分のお世話をしてくれる保護者
だと感覚でわからせます。こうすることで、担任以外のフリー保育士が部屋にいる場合でも、エプロンをしているフリー保育士に、子どもが困ったことがあれば、泣いたり先生を呼んだりのアクションを起こしてもらうことが可能になります。
子どもたちにとっても、自分たちを守ってくれる人が誰なのか、見てすぐわかるのは好ましいことなんです。心理学的に見ても、保育士がエプロンをする効果があるのだとわかります。
理由4.母性の象徴?
男性保育士も増えてきていますが
※「保育士は「女の職場」?男性保育士の割合は?男性が活躍できる土壌はあるのかその実際を激白します!」も読んでください
まだまだ保育士という職業は女性の仕事になっています。子どもたちも、まず母親的なもの(母性)を求めがちで、その中では家でもお母さんがしているエプロンを保育士が着ていると、甘えたくなります。
理由3で述べたこと以外にも、4歳児、5歳児など、十分に「この人が先生」だと認識できるようになっても、甘えたい対象としての象徴を身に着けることで、素直に言うことを聞いてくれるのかもしれません。
乳児→エプロンは「保護者」として認識するために必要な心理学的アイテム
幼児→エプロンは甘えさせてくれる母性のキーアイテム
と見なすことができます。
理由5.エプロンあそび
最後に、エプロンを遊び道具そのものにしてしまう方法もあります。
エプロンシアターという遊びは子どもたちに大人気です。コツがつかめると面白いかもしれませんね。
<エプロンシアター>
保育士にかっぽう着が必要な理由
日常の保育シーンでは保育士はエプロンをしますが、子どもたちの給食の時間には、袖のある「かっぽう着」(割烹着)に着替えることが多いです
私の保育園ではエプロンはデザインが自由なのですが、給食時のかっぽう着は「無地の白」に決められています。まさに割烹料亭の女将が着るあれです。
もともと、かっぽう着は女性が家事や料理をする時に、着物を汚さないため生まれたものです。かっぽう着には袖があり、本来は背中2か所を紐で結ぶものなのですが、最近ではボタンで留めるタイプも発売され、着用も楽になっています。
保育園でかっぽう着を使用するシーンは、食事(給食)のときになります。特に乳児の場合は自分で食べられないこともあり、スプーンなどで食事の介助をします。
給食は衛生面に特に気を遣う必要がありますから、普段着ているエプロンではなく、袖まで覆えるかっぽう着が最適というわけですね。
目に見えにくい汚れ、気付かない汚れもあります。白いかっぽう着ならばそれも目立ちますので、衛生面でもぴったりです。給食時はおしゃれよりも衛生面重視になります。
できれば、かっぽう着に加えて、三角巾もすると髪の毛も落ちずにGOODです。
制服として貸与される保育園、自分で用意する保育園
保育園によっては「制服」としてエプロンやかっぽう着を貸与してくれるところもありますが、自分で買って用意しないといけないところもあります。
指定がないのであれば、制服ではなくおしゃれアイテムとしてエプロンやかっぽう着を選んでも楽しいと思います。
「仕事だからおしゃれは一切不要!」という考えの人もいるかもしれませんが、ずっと続ける仕事だからこそ「自分らしさ」「個性」を出してもいいと思います。保育士はロボットではなく、それぞれ個性ある人格を持った人間です。その方が、子どもたちにもよい影響を与えると信じています。
筆者おススメのエプロン、かっぽう着
最後に私おススメのエプロン、かっぽう着をチョイスしてみました。良ければ参考にしてください!
●イラストがかわいいエプロンは子どもも喜びます
【メール便対応1枚まで】どうぶつシリーズエプロン しかけポケット&ねこポケット【幼稚園 保育士 入園 卒園 贈物 プレゼント】 価格:1,780円 |
メール便送料無料 がんばれルルロロブルーストライプ背付き(後ボタンエプロンM-Lサイズra40386くまのがっこう/チェック/チュニック/かわいい/着脱簡単/おしゃれ/保育士/ホワイトデー/新生活) 価格:2,380円 |
●白いかっぽう着 私はこれが好きです
【給食】【給食衣】【給食着】【白衣】【エプロン】 給食衣 かっぽう着型(S・M・L) 〔制菌加工〕 価格:2,160円 |
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