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2018年05月25日

保育士は「女の職場」?男性保育士の割合は?男性が活躍できる土壌はあるのかその実際を激白します!

「女性活躍」「女性が輝く社会」というのが昨今の日本社会のスローガンになっていますが、保育士の場合、昔から女性の職場でありました。看護師やCAと同様に、男性がこの仕事を行っているのを見たことがない、という人もいるかもしれません。しかし、今の時代こそ男性の保育士が求められています。今回は男性保育士について書きたいと思います。


男性保育士が女児のおむつ替えで論争に!

昨年話題になった「男性保育士に女の子のおむつ替えをさせるかどうか」論争ですが、私には何が正解なのかわかりません・・・

実は私の保育園にも男性保育士がいるのですが、彼が担当しているのは5歳児くらいで、5歳であればおむつをしている子はまずいません。保育園のほうで意識的にそういう厄介なことを避けるべく年齢が高いクラスに配置しているのかもしれません。

しかし、小学校の先生で5,6年しか担任しない先生はいませんよね。1年生から6年生まですべて担当できてこその小学校の先生です。保育士も同じだと思うのですが、何となく嫌だと思うお母さんの気持ちもわからなくはなく、難しい問題です

男性保育士の人は「性犯罪者予備軍」みたいに思われるのは心外ですよね。女性専用車両と同じような構図なのかもしれません(深入りしません)。


男性「保育士」の歴史〜「保父」と呼ばれていた時代から

かつて「保母」という資格名だったこの仕事、1999年4月に児童福祉法が改正されると同時に「保育士」という名称になりました。「看護婦」→「看護師」とほぼ同じタイミングで、男女関係なく名称としてどちらでも使えるものになりました。。

「保母」時代にも男性保母さんがいて、その人たちは便宜的に「保父」さんと呼ばれていましたが、実は「保父」さんになれるようになったのは、戦後どころか高度経済成長期も終わった1977年以降だったんです。

保育に“男性参画”を 久留米市立大城保育所主任保育士の浦浩三さん 幼児と向き合い30年 [福岡県]|西日本新聞


それまで「保母」は女性にしかなれない資格でした。現在でも女性にしかなれない資格に「助産師」がありますが、それと同じような仕事だろ考えられていたのでしょう。

大まかな流れは以下のとおり

1947年 学校教育法改正→男性も「幼稚園教諭」になれるようになる(戦前戦中の幼稚園の先生は「保姆」と呼ばれ女性独占資格でした)。

1947年 児童福祉法改正→保育園、保育所は法的に創設。その先生として「保母」が定められる(ただし女性独占資格)。

1977年 児童福祉法改正→男性保母、「保父」になれるようになる

1999年 児童福祉法改正→「保母」から「保育士」に資格名変更


つい40年前までは男性は保育園で保育の仕事をすることが法的にできなかったんです!ちょっと意外です。


男性保育士は5%未満!本当に貴重な存在です

「保父」さんがある程度増えたのは、1985年の男女雇用機会均等法制定以降なのですが(上記の記事の人のようにわずかにいた)、それでも看護師(看護婦)よりも全然男性の割合が少ないままだったんです。

「保育士」になってからも男性保育士の割合は低迷を続けます。

それでも最近ようやく増えてきて、社会に男性保育士のニーズがあることが知られてきたのかもしれません。

「保育士等に関する関係資料|厚生労働省」


によると、登録されている保育士の男女比は

女性:男性=96:4

男性保育士はわずか4%しかいません。

看護師の場合、現在、男性看護師の割合は平成28年の数字で約8%となっています。男性看護師は年々増えているのですが、男性保育士はそれほど増えていないのが実情です。

「平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況 |厚生労働省」


なぜ男性看護師に比べて男性保育士が増えないのか?

男性看護師が年々増えているのに、男性保育士がそれほど増えないのはおそらくこういうことでしょう。

男性看護師の場合「男性であること」に意味がある職場があります。

・形成外科(包茎治療など)
・性病科
・男性美容外科

これらは、女性看護師には見られたくない男性がほとんどですよね。だから男性看護師が歓迎されます。

・精神科(入院病棟あり)

患者さんが暴れたり襲い掛かって来たりすることがあり、押さえつけるためには屈強な男性看護師の方が好まれます。

・救急救命室
・手術室
・ICU

長時間の立ち仕事、手術道具や医療器具の搬入など体力勝負になります。やはり男性の方が基礎体力が高いです。

しかし、保育園の場合は特殊な保育園はないですよね。みんな同じように朝から夕方まで子どもを預かって保育しますので、業務内容が「男性向き」というのはあまり見当たりません。

「男性だから有利」という職場が少ないことが、男性保育士がいまいち増えない理由なのでしょう。


男性保育士のニーズは今後高まります


しかし、今後男性保育士のニーズは増えると私は思います。冒頭のおむつの件ですが、ひょっとすると女性保育士に息子のおむつ替えをしてほしくない親がいるかもしれません。

また、保育園にいるうちは保育士が親代わりですから、男性保育士の「父性」を感じ取る場面も必要かもしれません。シングルマザーの家はお父さん不在ですから、女性保育士ばかりの保育園で育つよりも、男性保育士にも触れた方が、そのシングルマザー家庭の子どもはより学びとることが多くなるかもしれません。

「男性だから」「女性だから」という時代ではありませんが、保育園という子どもの成長に密接にかかわるところに、両方の性の人がいることは意味があると思います(LGBTの保育士がいても構わないと思います)。多様な生き方をする大人に接する意味は大きいでしょう。

運動や体操で男性保育士の方が力強い動きができて、見本になるということもあるかもしれません。

昔のように型にはまった家族(両親祖父母きょうだい数人)の家庭だけではなく、多様化している家庭、家族の中で生きる子どもさんは、保育園で様々な保育士と接するメリットは大きく、私の保育園でも男性保育士を積極採用しています。

私の保育園の男性保育士は、ギターが上手な「うたのおにいさん」として大人気です。


男性保育士求人を探すには保育士転職エージェントがいい

男性保育士のニーズが高まりそうと書きましたが、まだまだ「男性保育士はちょっと・・」という保育園もあります(園や園長の方針)。

ですので、男性で保育士資格を持っている方は、最初からこういう「外れ求人」(実際には男性を採用しない)を避ける意味でも、保育士専門の転職エージェントに登録して、実は男性保育士が欲しい保育園や、男性歓迎の保育園の求人をピンポイントで紹介してもらった方が、働きやすく評価してくれる職場と出会えるはずです。

実は私の保育園もエージェント経由で、男性保育士歓迎の求人募集をしているそうです。是非とも一度登録してエージェントとお話ししてみてはいかがでしょうか?










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35歳、既婚の現役女性保育士です。これまで3カ所の保育園を経験しています。主観も交じりますが、保育士として感じたことなど、率直にお話したいと思います。
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