2018年06月15日
潜在保育士が現場の保育士に復帰するための「学び直し講座」が開講!
「潜在保育士」について以前の記事で書きました。保育士免許を持ってはいるけど、様々な理由で保育士として再び保育園で働く、あるいは、これまで非保育士職として働いていたけれども、やはり小さいころからの夢であった保育士として働くこと、これらに躊躇してしまっている人が結構多いということをデータからお示ししました。
今回は、それを解決するきっかけになるかもしれない、「保育士学び直し講座」について書きたいと思います。
潜在保育士である理由を再確認
「潜在保育士」って何?保育士不足の現場を改善するための大切な処方箋!
の記事で確認しましたが、潜在保育士のままでいる理由、つまり保育園で働くのを躊躇ってしまう理由は以下のとおりです。
@条件に合う求人がない:約30%
A就職する必要がない:約25%
B就職するのに不安がある:約25%
保育士としての仕事が、ブラック(給料が低い、残業が多い、休みが少ない)ことで躊躇ってしまう人がいちばん多いのですが、「就職するのに不安がある」という人も25%、四分の一いることがわかります。
この就職するのに不安がある人の不安を解消してあげようというのが「学び直し講座」の取り組みになります。
保育士学び直し講座とは!?
「保育士学び直し講座」とは、新聞記事「保育士復帰へ 2カ月学び直し講座 中国デザイン専門学校7月開講|山陽新聞」 によると
(出典:山陽新聞2018年6月14日付より)
とあるように、みっちり40日以上(つまり2か月)をかけて、かつて保育科で学んだことや、実際に保育士として経験していた(はずの)ことを思い出してもらう、という試みになります。
非常に本格的なもので、講師には大学教授や元保育園長、保育士経験者などを配置し、徹底的に「今の保育園の現状と求められるスキル」について洗いなおしてもらおうという試みになります。
費用は無料!ハローワークの「職業能力開発プログラム」
この講座、受講料はなんと無料です!
なぜかというと、ハローワークで行われる「一般委託訓練【一般求職者対象】」として実施されるからです。
ハローワークで行うので、現在仕事を探していることが条件になりますが、時間が合えば、在職中でも受けられるはずです(失業給付=失業手当ではないので)。
平日のハローワークが開いている時間に、求職の手続きをした上で、受講申込書の交付を受け、提携教育機関(今回ならば「中国デザイン専門学校」)に持参をします。
職業開発プログラムとしての「保育士学び直し講座」は、まだ岡山市しか始めていませんが、潜在保育士の活用が社会的に重要なトピックスになっていますので、今後、各地のハローワークと提携した無料講座が増えていくことが予想されます。
学び直し講座が有効な理由
なぜ、学び直し講座が有効になると考えているのでしょうか?それは、潜在保育士である理由Bの「就職するのに不安がある」を解消するのにうってつけだからなのです。
「就職するのに不安がある」はさらに、
1)家庭との両立が不安
働きたいけれども、やはり労働環境がきつそうで不安。
2)自分の健康、体力面の不安
特に50代以上の潜在保育士に多い理由で、基本的に肉体労働である保育士に再び戻ってもやっていけるのか、という不安。
3)能力に不安がある
自分の能力では保育士をやっていけないのではないか、という不安。保育のスキルもそうですが、多様化する親のニーズやモンスターペアレンツ対策なども頭が痛い問題になっています。昔よりも全然ハードなのではないか?という気持ちになります。
4)最近の知識、技能
保育スキルには普遍的な内容もありますが、最新の教育法が次々に導入されて、よくわからない「浦島太郎状態」になってしまっています。何を憶えたらいいのか、それすらわからない状況で不安です。
「学び直し講座」はこのうち3)と4)の悩み、不安を2か月間の講座で解消していきます。現場のプロの講座を無料で受けられるわけで、この講座によって、不安が解消することができれば(実際かなりの部分が解決されるでしょう)、潜在保育士から一歩進んで、実際に保育園で働くことをバックアップしてくれるはずです。
もし、お近くのハローワークで、こうした「保育士学び直し講座」が開催されるのであれば、かつての活躍を取り戻すために積極的に参加されてはいかがでしょうか!
今回は、それを解決するきっかけになるかもしれない、「保育士学び直し講座」について書きたいと思います。
潜在保育士である理由を再確認
「潜在保育士」って何?保育士不足の現場を改善するための大切な処方箋!
の記事で確認しましたが、潜在保育士のままでいる理由、つまり保育園で働くのを躊躇ってしまう理由は以下のとおりです。
@条件に合う求人がない:約30%
A就職する必要がない:約25%
B就職するのに不安がある:約25%
保育士としての仕事が、ブラック(給料が低い、残業が多い、休みが少ない)ことで躊躇ってしまう人がいちばん多いのですが、「就職するのに不安がある」という人も25%、四分の一いることがわかります。
この就職するのに不安がある人の不安を解消してあげようというのが「学び直し講座」の取り組みになります。
保育士学び直し講座とは!?
「保育士学び直し講座」とは、新聞記事「保育士復帰へ 2カ月学び直し講座 中国デザイン専門学校7月開講|山陽新聞」 によると
保育士の資格を持ちながら働いていない潜在保育士の就労を支援する2カ月間にわたる職業訓練が、7月13日から中国デザイン専門学校(岡山市北区船頭町)で行われる。自治体が開く1日限りの体験研修会などとは異なり、社会人としての基礎的な技能から保育の専門知識や技術までを学び直す新たな取り組みだ。
(出典:山陽新聞2018年6月14日付より)
とあるように、みっちり40日以上(つまり2か月)をかけて、かつて保育科で学んだことや、実際に保育士として経験していた(はずの)ことを思い出してもらう、という試みになります。
非常に本格的なもので、講師には大学教授や元保育園長、保育士経験者などを配置し、徹底的に「今の保育園の現状と求められるスキル」について洗いなおしてもらおうという試みになります。
費用は無料!ハローワークの「職業能力開発プログラム」
この講座、受講料はなんと無料です!
なぜかというと、ハローワークで行われる「一般委託訓練【一般求職者対象】」として実施されるからです。
ハローワークで行うので、現在仕事を探していることが条件になりますが、時間が合えば、在職中でも受けられるはずです(失業給付=失業手当ではないので)。
平日のハローワークが開いている時間に、求職の手続きをした上で、受講申込書の交付を受け、提携教育機関(今回ならば「中国デザイン専門学校」)に持参をします。
職業開発プログラムとしての「保育士学び直し講座」は、まだ岡山市しか始めていませんが、潜在保育士の活用が社会的に重要なトピックスになっていますので、今後、各地のハローワークと提携した無料講座が増えていくことが予想されます。
学び直し講座が有効な理由
なぜ、学び直し講座が有効になると考えているのでしょうか?それは、潜在保育士である理由Bの「就職するのに不安がある」を解消するのにうってつけだからなのです。
「就職するのに不安がある」はさらに、
1)家庭との両立が不安
働きたいけれども、やはり労働環境がきつそうで不安。
2)自分の健康、体力面の不安
特に50代以上の潜在保育士に多い理由で、基本的に肉体労働である保育士に再び戻ってもやっていけるのか、という不安。
3)能力に不安がある
自分の能力では保育士をやっていけないのではないか、という不安。保育のスキルもそうですが、多様化する親のニーズやモンスターペアレンツ対策なども頭が痛い問題になっています。昔よりも全然ハードなのではないか?という気持ちになります。
4)最近の知識、技能
保育スキルには普遍的な内容もありますが、最新の教育法が次々に導入されて、よくわからない「浦島太郎状態」になってしまっています。何を憶えたらいいのか、それすらわからない状況で不安です。
「学び直し講座」はこのうち3)と4)の悩み、不安を2か月間の講座で解消していきます。現場のプロの講座を無料で受けられるわけで、この講座によって、不安が解消することができれば(実際かなりの部分が解決されるでしょう)、潜在保育士から一歩進んで、実際に保育園で働くことをバックアップしてくれるはずです。
もし、お近くのハローワークで、こうした「保育士学び直し講座」が開催されるのであれば、かつての活躍を取り戻すために積極的に参加されてはいかがでしょうか!
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7781154
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック