2021年07月26日
‐四国一周サイクリング13日目‐ 双海で出会った輝いている人とは?
‐四国一周サイクリング13日目‐
双海で出会った輝いている人とは?
〇走行結果
走行距離…72キロ
区間…愛媛県、八幡浜〜松山
スタンプ…双海食品、喫茶ポパイ
〇道のり
八幡浜〜松山までの長い道のり。しかし、何故かほとんど疲れなかった。私はあることに気が付いた。海岸線を走るサイクリングはほとんど疲れない。八幡浜〜松山を走るルートの半分は海岸線をひたすら突き進む道。室戸付近とよく似た環境だ。松山に近づくと都市部のサイクリングになる。このエリアはサイクリングに適した道が多かった。
〇夕焼け小焼けライン
私自身まったくノーマークのエリアだった。四国にこんな景観が見れる場所があることを初めてしった。はるか遠くまで続く海岸線が続いた。海とのツーリングは力が湧いてきた。疲れない。まったく疲れない。不思議な感覚であった。コアな人には有名なエリアらしく、多くの人達がサイクリングを楽しんでいた。ここなら、走るのは苦にならないだろう。
途中、たまた下灘駅の看板を見つけた。この下灘駅というワードを数か月前に聞いたばかりだった。
運命の神様はいるもので、数か月前、下灘駅の画像を見せてもらったばかりであった。その時はほとんど興味がなく、なんとなく話を聞いていただけだった。
せっかくなので、下灘駅まで行ってみた。海岸沿いを少しそれて、小高い山を登っていくと下灘駅に到着。ただベンチがあるだけの田舎の駅。話題の場所のようで、何組かの観光客が写真を撮っていた。近年のSNSの力は凄いと感じた。何の変哲もない駅が観光スポットに変貌している。
確かに、オーシャンビューとベンチの組み合わせが風情を感じる。ゆったりとした時間を過ごした。
〇レストランポパイとふたみ食品
道の駅ふたみが改装中のために、その期間限定でスタンプを設置している場所がふたみ食品とレストランポパイ。まさに偶然の産物でレストランポパイを訪れた。この旅最大の共感を感じることをこの時は何も知らなかった。
レストランポパイは上灘駅の前に立地された喫茶店。一階が小さなスーパーのふたみ食品、二階がポパイである。
一昔前の古びた喫茶店。ただ、長期間サイクリングしたので、一休憩することが目的で会った。入った瞬間に想像を裏切られた。大学生ぐらいの活発な女の子が接客をしていた。私は、五目そばを注文した。オーダーを取ると裏に入り調理を始めたその女性定員。てっきり接客のみをするアルバイトだと思っていたが、調理まで始めた。このお店はこの若い女性一人が切り盛りをしているようだ。そして、なぜか数人の子供たちが店内で遊んでいる。不思議な光景が続いた。謎が謎を深める。この女性と子供たちの関係は? このお店は誰がオーナー? 夫婦経営? 自分の子供? この若すぎる女性店員とこの古びた喫茶店の関係がなぜか気になった。
女性店員と話をする機会があった。ポパイを改装して宿泊施設を併設する計画を話してくれた。ぜひその夢を実現してほしいと思った。帰り際にふたみの観光案内パンフレットを渡された。荷物を極限まで減らした旅だったので、正直荷物が増えるのは勘弁だったが、若い女性にお願いされると断れない私であった。
四国を一周したのち、自宅で頂いたパンフレットを眺める日々が続いた。そのパンフレットの中で、店員の事情も少しは分かった。ますます、興味を持った。もう一度行きたい場所となった。
〇エコ道後
一泊2500円。道後温泉という一大観光地にある格安の宿。遍路者も泊る宿のようだ。1つの部屋に二段ベットが数個置かれていた。宿泊者が多いときは、相部屋になると思われる。私は運よく一人で泊れた。
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