2012年02月15日
ひとつの旅が終わって僕らは別れるけど
お友達のKASAIさんからお花を頂きました(^^) ありがとう!
今日はコスメの話は一旦お休み。
わたしにとって区切りの日なので、今日は別の話をさせてください。
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今日は私の卒業式でした。
卒業式といっても、学生ではないので仕事の、です。
仕事をやめるわけじゃないのですが、
人事異動で、所属部署を転属になりました。
仕事って何だろう?
わたしは大学に行っていないので、
高校を卒業してからずっと働いています。
わたしのブログの読者は、働いている女子が多いと思うんですが、
そもそも仕事って何? なんで働いてるの?
って疑問を持ったことないですか?
わたしは、OLになるのが嫌で、新卒の会社を2週間で辞めました。
OLになるのが嫌だったのは、わたしが”ちょっと変わった人”だったから。
学生時代から、何をしても目立つ子だったのでいじめのいい対象でした。
だから、スタートラインから仕事への考え方が違っていて、
「どうせ社会になじめないんだから、
自分のやりたいこと、できることをしよう」
って考えながら働いてきました。
わたしにとって”仕事”とは、お金を稼ぐことが目的ではなくて、
たぶんはみだしモノの自分を世の中に認めてもらうための
ひとつの手段に過ぎなかったのかもしれません。
働く中でどうしても譲れないモノ
そんなわけで、20代のうちにやりたいことは全部やってやる!
と思っていたので、かなり転職しました。
いやになって辞める、というよりは、
20代のうちに後悔しないように生きて行きたかったから。
もちろん批判もされました。
転職歴って日本社会では”悪いもの”だから。
それでもわたしはよかった。
20代のうちのやりたいことは全部やり尽くすって決めてたから。
転職を繰り返すうちに、こんなことを考えるようになりました。
働く上でわたしにとって一番大事なものはなあに?
20代のうちは答えが出ずに、30代に突入しました。
30歳をすぎたころに、わたしのなかでひとつの答えが出たんです。
「わたしが一番大事なのは、
”わたしの中の正義”
あくまで”わたしの正義”だから
正しいかどうかはわからないけど、
わたしは、仕事だから汚いことも許される、
仕事だからずるいことも目をつむる
っていうことはできない」
妹や仲良しの親友は心配してました。
真面目すぎる、もっとずるくなっていいって。
でも無理だった。それがわたしだから。
そしてそれがなくなったらもはやわたしではないから。
30歳をすぎてようやくそれがわかったんですね。
自分らしく生きることってできるの?
自分にとって一番大事なことに気づいてから、
これで生きていけるのかな? って悩みました。
でもね、ちゃんとあったんですよね、天職。
小学生から高校まで、何をしても目立ってしまい、
学校中で無視されてひとりぼっちだった社会不適応者のわたし。
転職を繰り返し、
それじゃあ社会で生きていけないと言われたわたし。
自分なりの正義感が強すぎて、
妥協ができないと社会人でいられないと言われたわたし。
そんなどうしようもない私が出会ったのは、講師という仕事。
講師の仕事には、人を惹き付ける存在感が必要で、
声の大きさがとても大事で
たくさんの経験を組み合わせて話をしなくてはいけないので
いろんな経験が必要で
受講者をちゃんとゴールに導くには、
頑固なくらいはっきりとしたメッセージが必要だったんです。
いままで私の短所、欠点だと思っていたことが
一気に長所に塗り替えられた瞬間でした。
それはまるで、オセロの黒が白に変わるように。
たぶんこれは天職だったんだろうなと思います。
上手く仕事ができたかどうかはわからないけど、
わたしの講義が好きだって言ってくれた人がたくさんいました。
その仕事が、今日終わりました。
もちろんネガティヴな気持ちではないんだけど、
何かがぽっかり抜けちゃったような、そんなかんじ。
このブログを読んでくれている人の中にもたくさん、
わたしの講義を聴いてくれた人がいます。
仕事は、”場”と”相手”がいないとできないから、
聞いてくれたみんな、仕事をさせてくれた会社に感謝しています。
本当にありがとう!
わたしはちっぽけな存在ではあるけれど、
プライドを持って、全力を持って毎回仕事をしてきました。
わたしの言葉がいつか誰かの背中を、
少しでも押すことができたら、とても幸せです。
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