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2019年11月20日
ついにドローンで配達成功事例!
すっかり寒くなりました!東北では雪降りましたよ。田舎ではありますが、海外の物流関連ニュースは届きます。
アメリカのドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンは10月18日にIT大手Google様の親会社である、アルファベット傘下のウィングと提携したドローンを使った最初の宅配を行ったことを発表しました。
いつくるか?と期待していた空輸によるラストワンマイルの成功事例となり、ドローン宅配の幕開けと言えるでしょう。
またウォルグリーンがドローン宅配で最初のチェーンストアとなりました。
ドローンを使った宅配が行われたのは、人口2.2万人のバージニア州の小さな町、クリスチャンバーグ地区で、商品はウォルグリーンがセレクトした「咳止め風邪パック」。
風邪のひきはじめの客を対象にした詰め合わせで、人気のかぜ薬や咳止めドロップ、ビタミンC、ペットボトルの水などが入っています。まさに風邪薬の詰め合わせを風にのせて運んだわけです。
ウォルグリーンのドローン宅配には他にも、元気な子供向けに「スナックパック」、アレルギーの人向けに「アレルギーパック」、赤ちゃん向けに「ベビーパック」が用意されており、対象商品は、風邪薬・アレルギー薬などの市販薬や食品・飲料など約100アイテムとなっています。
商品価格は店舗価格と同じで、宅配手数料は、まだテスト段階のため無料となります。これ使いたいですよね。
ドローンは半径10キロ以内が配達可能区域で、時速は最大約112キロメートル、運搬可能重量は最高約1.3キロまでとなっています。
ドローン宅配はウィング専用アプリから注文するのですが、利用者から注文が入ると、近くのサービスセンターから離陸します。配達先に到着したドローンは着陸せずに空中で停止し、ケーブルを使って荷物を下ろし、注文品を届けます。
ドローンはケーブルを使うため、万が一ケーブルが木や建物と絡まった時には圧力を感知してケーブルを外して飛び去る安全機能も備えています。
アメリカではアマゾンや、運送会社のUPS、料理宅配サービス「ウーバーイーツ(Uber EATS)」などの他社も、同様のサービスの立ち上げを検討していますが、ウィングはその中でも最初となる今年4月に、アメリカ連邦航空局(FAA)から、ドローンを使った宅配サービスの認可を取得しました。
同社はオーストラリアのキャンベラとフィンランドのヘルシンキで、ドローン宅配のテストをすでに行っています。ドローン宅配で先行するオーストラリアでは食品と風邪薬が人気で、ローカルのコーヒーショップと提携していることで、ホットコーヒーも人気アイテムとなっているそうです。
注目すべき点はスマートフォンアプリから注文しているということです。
生活のあらゆる場面にスマートフォンがあり、買い物もスマートフォンアプリからというのがデフォルトなのです。
これからの消費者は「買い物=お店(売り場)にいく」という考え方をせず、まずは該当するアプリを起動して買い物することになります。
買い物しようとするお客にとって売り場は買い物オプションの一つで、以前に比べて価値が目減りしていくのです。
ドローンであろうが自動運転車であろうが、ラストワンマイルの時間的ストレスは減少します。重要になるのは買い物の入り口になるアプリだということ。アプリが売り場の役目を担うようになっているから、昨今の大量閉店につながっているのです。
消費者の無意識な買い物行動に「とりあえずアプリを起動する」が組み込まれています。言い換えれば顧客にとって買い物しやすい、魅力的なストアアプリを展開していないと生き残れないということですね。
アメリカのドラッグストアチェーン大手のウォルグリーンは10月18日にIT大手Google様の親会社である、アルファベット傘下のウィングと提携したドローンを使った最初の宅配を行ったことを発表しました。
いつくるか?と期待していた空輸によるラストワンマイルの成功事例となり、ドローン宅配の幕開けと言えるでしょう。
またウォルグリーンがドローン宅配で最初のチェーンストアとなりました。
ドローンを使った宅配が行われたのは、人口2.2万人のバージニア州の小さな町、クリスチャンバーグ地区で、商品はウォルグリーンがセレクトした「咳止め風邪パック」。
風邪のひきはじめの客を対象にした詰め合わせで、人気のかぜ薬や咳止めドロップ、ビタミンC、ペットボトルの水などが入っています。まさに風邪薬の詰め合わせを風にのせて運んだわけです。
ウォルグリーンのドローン宅配には他にも、元気な子供向けに「スナックパック」、アレルギーの人向けに「アレルギーパック」、赤ちゃん向けに「ベビーパック」が用意されており、対象商品は、風邪薬・アレルギー薬などの市販薬や食品・飲料など約100アイテムとなっています。
商品価格は店舗価格と同じで、宅配手数料は、まだテスト段階のため無料となります。これ使いたいですよね。
ドローンは半径10キロ以内が配達可能区域で、時速は最大約112キロメートル、運搬可能重量は最高約1.3キロまでとなっています。
ドローン宅配はウィング専用アプリから注文するのですが、利用者から注文が入ると、近くのサービスセンターから離陸します。配達先に到着したドローンは着陸せずに空中で停止し、ケーブルを使って荷物を下ろし、注文品を届けます。
ドローンはケーブルを使うため、万が一ケーブルが木や建物と絡まった時には圧力を感知してケーブルを外して飛び去る安全機能も備えています。
アメリカではアマゾンや、運送会社のUPS、料理宅配サービス「ウーバーイーツ(Uber EATS)」などの他社も、同様のサービスの立ち上げを検討していますが、ウィングはその中でも最初となる今年4月に、アメリカ連邦航空局(FAA)から、ドローンを使った宅配サービスの認可を取得しました。
同社はオーストラリアのキャンベラとフィンランドのヘルシンキで、ドローン宅配のテストをすでに行っています。ドローン宅配で先行するオーストラリアでは食品と風邪薬が人気で、ローカルのコーヒーショップと提携していることで、ホットコーヒーも人気アイテムとなっているそうです。
注目すべき点はスマートフォンアプリから注文しているということです。
生活のあらゆる場面にスマートフォンがあり、買い物もスマートフォンアプリからというのがデフォルトなのです。
これからの消費者は「買い物=お店(売り場)にいく」という考え方をせず、まずは該当するアプリを起動して買い物することになります。
買い物しようとするお客にとって売り場は買い物オプションの一つで、以前に比べて価値が目減りしていくのです。
ドローンであろうが自動運転車であろうが、ラストワンマイルの時間的ストレスは減少します。重要になるのは買い物の入り口になるアプリだということ。アプリが売り場の役目を担うようになっているから、昨今の大量閉店につながっているのです。
消費者の無意識な買い物行動に「とりあえずアプリを起動する」が組み込まれています。言い換えれば顧客にとって買い物しやすい、魅力的なストアアプリを展開していないと生き残れないということですね。
タグ:ドローン
2019年10月13日
ニチレイを少し紹介します
冷凍食品を語るならこの企業からでしょうね。
「ニチレイ」さんですよ。実は、ニチレイは加工食品事業のほか、低温物流事業や水産・畜産事業、バイオサイエンス事業、さらに不動産事業などを展開しています。
これね、ほぼ網羅している状態ですよね。というか、それぞれが関連してニチレイブランドを築き上げているわけで、どの事業もニチレイにとってはかけがえの無い事業と言う事です。
自分の仕事的にも関連する「加工食品事業」「低温物流事業」について少しご紹介します。なんか、ニチレイのリクルートみたいですが、案件じゃないですよ(笑)そこまで影響力もないですし
加工食品事業とは、潟jチレイフーズですよね。食を通じて、健康で豊かな社会の実現に貢献することを掲げています。冷凍食品メーカーの売上ランキングは次の通り
1.ニチレイ 2,266
2.味の素 2,126
3.マルハニチロ 1,782
4.日本水産 1,753
5.テーブルマーク 1,116
数字は売上高です。単位は「億」!ひぇーですよ。CMなどご覧なった方もいると思いますが、味の素に約150億の差で勝っています。イメージどおりでしたか?
ニチレイの加工食品事業の売上内訳と言うと、約43%が業務用となっています。家庭用調理冷凍食品は約26%となっており、業務ルートでの売り上げが大きく貢献している状態です。
そして、そのニチレイフーズの冷凍食品を保管、物流しているのが「潟jチレイロジスティクス」ですね。
輸配送を軸とした物流ネットワーク事業のニチレイロジスティクスは、欧州・中国・タイ・マレーシアなどに展開している海外事業と、低温物流設備の規格・設計から保守管理までを行うエンジニアリング事業で構成されています。
国内の収容能力ランキングは次の通りです。
1.ニチレイロジグループ 151
2.横浜冷凍 86
3.マルハニチログループ 66
4.東洋水産グループ 49
5.C&Fロジホールディングス 48
数字は、倉庫能力として使われるスペースで単位は「万トン」になります。世界を対象範囲に含めると第5位となります。1位〜4位までに国内の企業は無く、米国などを主に展開しているAmericold Logisticsとか、読めない企業です(笑)
日本の誇るトップ企業と商売できるってありがたいことです。小さいながら自分たちも地域に根差した活動を続けていきたいと思います。
「ニチレイ」さんですよ。実は、ニチレイは加工食品事業のほか、低温物流事業や水産・畜産事業、バイオサイエンス事業、さらに不動産事業などを展開しています。
これね、ほぼ網羅している状態ですよね。というか、それぞれが関連してニチレイブランドを築き上げているわけで、どの事業もニチレイにとってはかけがえの無い事業と言う事です。
自分の仕事的にも関連する「加工食品事業」「低温物流事業」について少しご紹介します。なんか、ニチレイのリクルートみたいですが、案件じゃないですよ(笑)そこまで影響力もないですし
加工食品事業とは、潟jチレイフーズですよね。食を通じて、健康で豊かな社会の実現に貢献することを掲げています。冷凍食品メーカーの売上ランキングは次の通り
1.ニチレイ 2,266
2.味の素 2,126
3.マルハニチロ 1,782
4.日本水産 1,753
5.テーブルマーク 1,116
数字は売上高です。単位は「億」!ひぇーですよ。CMなどご覧なった方もいると思いますが、味の素に約150億の差で勝っています。イメージどおりでしたか?
ニチレイの加工食品事業の売上内訳と言うと、約43%が業務用となっています。家庭用調理冷凍食品は約26%となっており、業務ルートでの売り上げが大きく貢献している状態です。
そして、そのニチレイフーズの冷凍食品を保管、物流しているのが「潟jチレイロジスティクス」ですね。
輸配送を軸とした物流ネットワーク事業のニチレイロジスティクスは、欧州・中国・タイ・マレーシアなどに展開している海外事業と、低温物流設備の規格・設計から保守管理までを行うエンジニアリング事業で構成されています。
国内の収容能力ランキングは次の通りです。
1.ニチレイロジグループ 151
2.横浜冷凍 86
3.マルハニチログループ 66
4.東洋水産グループ 49
5.C&Fロジホールディングス 48
数字は、倉庫能力として使われるスペースで単位は「万トン」になります。世界を対象範囲に含めると第5位となります。1位〜4位までに国内の企業は無く、米国などを主に展開しているAmericold Logisticsとか、読めない企業です(笑)
日本の誇るトップ企業と商売できるってありがたいことです。小さいながら自分たちも地域に根差した活動を続けていきたいと思います。
タグ:ニチレイ
2019年09月03日
世界の物流革命はインドから!?
秋の気配が近づいてきましたね。ってことは、今年も終わりが近づいてきたという事か・・・・
「海外に行ってきました」なんて聞くと、リア充って言葉を思い出します。おっさんでしょうか私、、
少し前の話になりますが、夏休みをインドへ行って来た方の話から。もちろん物流関係の仕事で行って来た方です。
ヴァラナシというガンジス川沿いの、ヒンドゥー教と仏教の聖地として有名な町を訪れた時のこと。気になっていた川で沐浴するヒンドゥー教徒の姿を見ることができたそうです。
テレビでしか見た事の無い、あの光景でしょうかね。みなさんも写真などで見たことがある風景だと思います。
街の様子ですが、例えば旧市街では、人も牛(と牛の落とし物)も多く、まっすぐに歩くことができないくらい。特に混むエリアでは車両規制も入り、車が入ることはできません。職業病ですね。考えるのは当然、物流がどうなっているのか気になるところ・・・
細い道にロバを連れていく人が見えたそうですが、ガイドさん曰く、そのロバがモノを届けるための手段なのだと教えてくれたそうです。
そんな光景からはイメージ出来なかったそうですが、タクシーアプリのUberが使えたそうです(笑)
ただ、クレジットカードは使えず現金払いのみ。アジアを含めていくつかの国でタクシーアプリを使用したことがあるそうですが、現金払いはそこが初めてだったそうです。
ここまでのところで、インドにどんなイメージを持たれたでしょうか?
「途上国」でしょうか?または、カレーや紅茶、サリーの印象でしょうか?それだけではありませんよね。
ご存じの通り、インドは各産業、特にIT産業で日に日に世界で存在感を増しています。それはデータでも現れています。
2019年1月に実施された世界のユニコーン企業の国別の調査で、インドは、アメリカ、中国、イギリスに次いで世界第4位の19社でした。
ユニコーン企業とは設立10年以内、非上場で、且つ10億ドル以上の評価額があるテクノロジー企業のことです。
ちなみに、同調査で日本は3社でした。どうでしょう?興味持たれたでしょうか。
そのデータを基に、国別にどの産業の企業が多いかを調べてみました。ロジスティクス(SCM、デリバリー含む)分野は394社全体に対し7%程度でしたが、インドだけを見てみると、28%(19社のうち5社)を占めていました。
人口は13億人を超え超巨大なマーケットであるインド。広さは日本の9倍近くあります。
いかに消費者にモノを届けるか?インドではロバという手段と、最新テクノロジーが併存し、推進されているんですね。
ユニコーン企業ではありませんが、日本の倉庫でも活用されている自動搬送ロボット「Butler」を開発したGreyOrange社は・・・・そう、インドの企業です。
ロジスティクス業界の改革が、インドから起きているのかもしれません!
イメージだけで捉えていてはいけないんですね。
「海外に行ってきました」なんて聞くと、リア充って言葉を思い出します。おっさんでしょうか私、、
少し前の話になりますが、夏休みをインドへ行って来た方の話から。もちろん物流関係の仕事で行って来た方です。
ヴァラナシというガンジス川沿いの、ヒンドゥー教と仏教の聖地として有名な町を訪れた時のこと。気になっていた川で沐浴するヒンドゥー教徒の姿を見ることができたそうです。
テレビでしか見た事の無い、あの光景でしょうかね。みなさんも写真などで見たことがある風景だと思います。
街の様子ですが、例えば旧市街では、人も牛(と牛の落とし物)も多く、まっすぐに歩くことができないくらい。特に混むエリアでは車両規制も入り、車が入ることはできません。職業病ですね。考えるのは当然、物流がどうなっているのか気になるところ・・・
細い道にロバを連れていく人が見えたそうですが、ガイドさん曰く、そのロバがモノを届けるための手段なのだと教えてくれたそうです。
そんな光景からはイメージ出来なかったそうですが、タクシーアプリのUberが使えたそうです(笑)
ただ、クレジットカードは使えず現金払いのみ。アジアを含めていくつかの国でタクシーアプリを使用したことがあるそうですが、現金払いはそこが初めてだったそうです。
ここまでのところで、インドにどんなイメージを持たれたでしょうか?
「途上国」でしょうか?または、カレーや紅茶、サリーの印象でしょうか?それだけではありませんよね。
ご存じの通り、インドは各産業、特にIT産業で日に日に世界で存在感を増しています。それはデータでも現れています。
2019年1月に実施された世界のユニコーン企業の国別の調査で、インドは、アメリカ、中国、イギリスに次いで世界第4位の19社でした。
ユニコーン企業とは設立10年以内、非上場で、且つ10億ドル以上の評価額があるテクノロジー企業のことです。
ちなみに、同調査で日本は3社でした。どうでしょう?興味持たれたでしょうか。
そのデータを基に、国別にどの産業の企業が多いかを調べてみました。ロジスティクス(SCM、デリバリー含む)分野は394社全体に対し7%程度でしたが、インドだけを見てみると、28%(19社のうち5社)を占めていました。
人口は13億人を超え超巨大なマーケットであるインド。広さは日本の9倍近くあります。
いかに消費者にモノを届けるか?インドではロバという手段と、最新テクノロジーが併存し、推進されているんですね。
ユニコーン企業ではありませんが、日本の倉庫でも活用されている自動搬送ロボット「Butler」を開発したGreyOrange社は・・・・そう、インドの企業です。
ロジスティクス業界の改革が、インドから起きているのかもしれません!
イメージだけで捉えていてはいけないんですね。
タグ:物流