2015年02月11日
大豆がヤバイ!イコール「豆腐」か!? 米西海岸 続編
いい話で続編を書きたかったのですが
米西海岸の件・・・
貿易主要海岸である米西海岸のスローダウンの話ですが、カナダの方まで広がっていますね。
沈静化を祈っていましたが、いや〜な話が飛び込んできました。
港湾閉鎖・・・!?
産経新聞でも取り上げられていました。
担当者からの電話!
「大豆の相場が上がっている、完全にストップするかもしれない・・・」
「豆腐の値上げが・・・」
マジぃ!!
可能性の部分は調べておく必要があります。しかし、カットポテト、フライドポテトをコンテナ単位で扱っているメーカー担当者へ確認をしたところそういった話でした。
そこからの仕入れは、NZ3品(ニュージーサンピン)とか呼んだりするんですが、「グリンピース」「ミックスベジタブル」「ホールコーン」を主として、問題のポテトもトン単位で仕入れています。NZ3品はあまり影響ないみたいです。
もちろん扱い産地によっては、ヒィヒィ言ってる卸し問屋さんもあるはずですけど・・・。
とにかく「大豆が危ない!」と言う事でした。
大豆原料の代表的な食品と言えば、
「きらずっ!」、あぁ
一般的には「豆腐」ですよね。「きらず」って「おから」の事です。すみません。
豆腐の値上げは避けてほしいです。岩手県は豆腐の消費量日本一なんですから。わんこそばじゃないんです!お豆腐です。
あぁ「わんこそば」もだけど・・・・少しまじめに書きます。
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豆腐原料として求められる大豆は、たんぱくの含有量が多いものが適しているとされています。国内大豆は高たんぱくな為、適しておりますが、台風や天候不順で昨年度は国内収穫量は減少してしまいました。
昨年ごろから、ここ田舎の方では関西、関東地区からの大手豆腐メーカーが勢力をつけて乗り込んでいます。スーパーの陳列棚にも見慣れないお豆腐が並んでいたりします。もちろん地元品もありますが。
そんな売上の柱としているのがスーパーだと言う地元メーカーは相当厳しいのが現状です。スーパー相手となると量は半端ない動きになりますが、値決めがシビヤで儲かる商売ではありません。まして、日配品となるとよほどのコスト対策を取っていなければ付き合っていけません。水道メーターいじって水道代ごまかすところもあったり・・・。
現にこの状況で、帝国バンクの資料を見ても生き残りそうな地元そこそこメーカーはありません。スーパーとの取引はそれ相応の体力が必要です。
そんなこんなは後にしまして
豆腐用の輸入大豆は「IOM大豆」と呼ぶんですが、インディアナ州、オハイオ州、ミシガン州となっており頭文字から「IOM大豆」って言うんです。ジャニーズの「カートゥン」みたいです。その名の通り、アメリカを始め、カナダ、中国などから輸入しています。
バサッと全体の75%くらいが輸入だそうです。逆を言えば25%の自給率となります。
遺伝子組み換えの・・・とコーンなどでも話題になりましたが、実際、GMO(遺伝子組み換え)大豆の生産が増えてはきたのですが、国内から敬遠されてしまってnon-GMO大豆の分別流通が短期間で出来上がったわけで、アメリカ、カナダの大豆はnon-GMO大豆を使用しています。
でも大豆って油の原料だったり、豆腐以外にも使用されています。
で、
もし仮に、大豆の入荷がストップしたら・・・「豆腐ありません、すいません」って訳にいきますか?
国産のちょっと高めの大豆、中国産大豆、絹より軟く水っぽい「シースルー豆腐」なんてものまで出てきたら・・・。
もろもろを踏まえて、食品業界では「企業の盛衰を決する年」として新年度がスタートします。
注意深く環境変化を見ていきたいと思います。
大豆の相場も!
PMA側(使用者側)の会見内容まとめ途中ですが、少しわき道それました
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