2015年02月11日
日清オイリオ 5割値上げ!?
皆様の食卓にはオリーブオイルはありますでしょうか?
オリーブオイルの健康効果は聞いた事があると思いますが、「食品医学研究所」の報告では、ダイエットにも乳がん予防にも効果的だと言っています。
女性で乳がんにかかる人は、およそ41,000人/年、そのうち亡くなる人は年間で11,000人と言われています。25%の確立となります。最近、ますます増えてきている大腸がんや乳がんを予防するという事は、非常に重要な事なんだと思います。
とても脅かすような書き方になっていましたら申し訳ありません。しかし、事実なのです。
最近では「早期発見」による改善も可能ですので、検診などはこまめに受けていたほうがよいのでしょう。
乳がんの危険因子として、肥満や飲酒があり、逆に予防因子としては授乳、身体活動、ビタミンD、オリーブオイルです。
そして、乳がんの危険因子として更年期(閉経後)の肥満が特に重要となります。乳がんを克服した更年期以降の女性は体重増加が乳がんの再発リスクを高める要因となるそうです。
その予防の一つとして流行っていたオリーブオイルを中心とした食事。オリーブオイルに含まれるオレオイルエタノールアミドが満腹中枢を早めに刺激して減量を果たし、各種の抗酸化物質でがん細胞の増殖を阻止するという2つの働きが明らかになりました。
と、怖い話はこの辺にしまして、我々には別の恐怖がありました。
イタリア、スペインの両国とも、天候不順などの理由によりオリーブオイルの原料、つまり「オリーブ」の生産量が約半減の見込みとなっています。
特に、イタリア産エキストラバージンは現地価格が倍増している状態。円安以上のインパクトです。
イタリア産の「BOSCO」などのブランド展開をする日清オイリオグループは、最大5割の値上げに踏み切り、価格の適正化を急いでいます。
主産国の欧州では、干ばつなどにより記録的な大減産が確実となり、相場急上昇中。さらに、日本国内では円安も重なり調達コストは爆発的に跳ね上がりました。
先に書いた、イタリアでは、害虫の発生が品質の劣化を引き起こし、生産量が半減。エキストラバージンのプレミア感が上がり、価格転嫁へ踏み切る状態です。
日清オイリオは、家庭用・業務用ともに、30〜50%の大幅値上げを行ないました。品質、安定供給を第一とし苦渋の決断だったと思います。
キャノーラ油などは既に価格改定を実施していますよ?もともとオリーブオイルの供給量も多くはなかっただけに値上げ幅はこれを大きく上回っています。
今回の大減産は本年度の食用油市場全体の収益性に影響するものだと思います。供給側としては早期に価格の適正化を浸透させたいところです。
以前も書きました。大地によって供給されるものは体によいものばかり。ですが、異常気象などで不作のときももちろんあります。自然の摂理はどうにもなりませんが、その異常気象が起こる原因は私達人間の出す有害なものの積み重ねだったりしませんか?
そう考えると、とてつもなく長い年月で変わってきたものを、数年で直してしまおうとすることって可能なんだろうか?そう思うときがあります。だからと言って、諦めはしませんけれども。
何でも値段が上がっています。単一的な原因だけでなく、様々な要因がありますので少しでも紐解いて説明できればいいなぁと感じてます。
説明不足な点、誤っている点などありましたが、ご意見下さい。
ありがとうございました。
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