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2017年10月14日

新米価格は3年連続上昇。実家の稲刈りも終わりました。

実家では稲刈りも終わり、ひと段落したようです。そうです、実家は兼業農家・・・


と言う事で、新米についてですが、今年もまた値上。これで取引価格は3年連続で上昇と言う事になります。


農林水産省は13日、2017年産で初となるコメの相対取引価格を発表しました。9月時点で全銘柄の平均価格は60キロあたり税込み15,526円、キロに換算すると¥259/kg。16年産の出回り当初に比べて8%高い計算です。夏の長雨の影響で稲の生育遅れが響いたほか、政府の減反政策によって主食用米の転作が進んだことで供給が減少しています。


相対取引価格はJAグループを含む集荷業者からコメ卸に出荷する価格(運賃や包装代を含む)を集計、加重平均して算出しています。


特に外食や中食が使う、相対的に価格の低い銘柄で価格上昇が目立ちました。例えば

「茨城産あきたこまち」 18%高 15,383円

「千葉産ふさこがね」  15%高 14,689円



さらに、天候不順の影響が大きかった
「栃木産コシヒカリ」 10%高い 15,057円
でした。


取引価格の上昇に伴って、流通業者からは「消費の落ち込みが心配」(大手コメ卸)との声も聞こえていますが、これまで、外食チェーンや弁当販売といった中食が低価格米の主要な購入先だった事もあり、「せっかくコメを使いたくても、麺類などに置き換える動きが出かねない」という懸念があるからです。


家庭向けに消費者が小売店で購入する人気銘柄だと「北海道産ななつぼし」が 12%高い 15,874円となり、「北海道産ゆめぴりか」 3%高の 17,694円とあがっています。


一方、最高級の「新潟・魚沼産コシヒカリ」はというと、 1%安の20,600円。


新潟は17年産の作況がさえなかった一方、豊作だった16年産の在庫が余っており、新米でも一段の高値は付けづらいのだそうです。


人気の高いコメの需要は旺盛で、あきたこまちやコシヒカリの引き合いが強く、量の限られた新米を卸や集荷業者が取り合う構図となり、高値をけん引している状態です。今回は9月時点の速報値ですが、全体の取引数量は17万トンと前年同月より25%減少。


太平洋側では夏に長雨で日照不足となり、稲の生育が遅れました。コメどころの東北や北海道では収穫を例年よりずらしており、出回る量が減少、価格を押し上げた形となりました。


飼料米への高額な補助金によって主食米が減り、価格上昇につながっているとの見方もコメ卸などから出ていますが、一方、農水省は飼料米への転作について、需給の均衡を目指すための選択肢の一つとの立場を主張しています。


ただ、価格の低い銘柄ほど農家は補助金の高い飼料米に生産をシフトさせており、政策が価格上昇を促している面が大きいのです。


先日きた岩手県産ひとめぼれも昨年度より¥20/kgUPです。やむを得ないと今回の値決めとしています。




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