2017年04月07日
南米いかの状況 / 八戸の大変です!!
とりあえず、八戸の方はいか加工工場など操業停止が目立っています。期待できる話はほとんどないですが、前向きなお言葉を頂ける工場さんには期待しちゃってるのが現状です。
気が向いたので、南米の最近の状況報告致します。
アルゼンチンいか
3次航になり3月中旬ごろからやや減速気味でしたが、4月になり、領海内はさらに減速。3〜5トン/日。それに対して公海上/フォークランド北側46-48度にかけて好漁となっています。
ばらつきはありますが多い船で50トン/日。サイズは300g以上のLサイズほとんどの船がフォークランド北側を境界線に沿って北方に向かって漁場を形成しているようです。
実は、禁漁区域である44度にも魚群があり政府との折衝中で今月中には解禁になる可能性も出てきています。
M以上のサイズを待っていたスペインが動き始め相場がやや持ち直してきている状態。
44度が解禁になりさらに漁が続けば全体で40万トン近くは獲れるのではという話になっています。1-3月の領海内(アルゼンチン原産)は7.5万トン。公海上は不明です。
ほとんどの船がチューブ生産に変更している様子。M以上へのオーダーが主体となりそうなので、Sは逆に弱くなる可能性がでています。当面このレベルが続くと予想。今月の漁模様とスペインの動き注視ですね。
ペルー/チリいか
こちらは、異常気象によるペルー北部の災害の影響が出てきています。
北部海岸線の海水温上昇(Coastal El Nino)による不漁の影響で浜値が@100円また超えました・・・。欧州向け付加価値品生産をしている工場だけが、少ないながら買付をしている状態で凍結工場は手が出ない状態です。
しかも、水揚げされる魚は未だに4-5kg程度の小型。どうにもならないというところです。
南部も芳しくない状態が続いており大手Coinrefriは南部のTacna閉鎖しています。(そろそろ再開する話も・・・)
それを受けてチリに殺到し始めています。チリは安定し始めており、サイズもまだ小さいとは言え6-8kg以上にはなってきており日本向けにもなる魚になっています。
メインシーズンに入ったと言えるでしょう。
大幅には上がっていませんが下げもない状態。チリとしても上げて売りたいがまずは数量をこなしていくことが優先にてほぼ現状維持で継続したい意向。
スペインはコンスタントに買付していますが韓国が減速。タイもやや減速。日本は継続して買付。5月積みの価格が今シーズンの指標になりそうです。
もう投げ捨てて諦められたらずいぶんと楽になるんですけどね。そうもいきません。
でわでわ、、、、
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