2023年01月05日
自立するために死ぬ気で戦ってみる
こんなにも厳しい言葉の並ぶ加藤諦三の本を読んだことはない。
例えば「弱い立場というのは死ねないようにされていじめぬかれるのことである。」などの言葉には戦慄を覚える。
このような言葉も続く。
「怒りと屈辱とに身を震わせて年月を過ごすうちに、心身ともに消耗してくる。
その時から、神よりも、人類よりも、自分自身の倫理に従って生きて行こうとするに違いない。
人間が自立するためには、燃える憎しみで眠れぬ幾夜を過ごさなければならない。
凍える悲しみで朝を待つ幾夜を過ごさなければならない。
自立への路は血の道なのである。
人間の救いは憎しみの彼方にしかない。
人間の安らぎは悲しみの彼方にしかない。」
今ある困難は決して無駄ではない。
死ぬ気で自立するきっかけになると思うことで明日に意味が見いだせる。
新品価格 |