楽器屋でMarshallの真空管アンプヘッドSC20Hを試奏しました。試奏に使用したギターは、FenderのAmerican Standard Telecaster です。
SC20Hは、JCM800 2203をダウンサイズした20Wのアンプです。20Wですが、マスターボリュームをほんの少し上げるだけでとても大きな音が出ます。SV20Hを試奏したときはマスターボリュームが付いていないため、クリーントーンでしか試奏できませんでしたが、今回のSC20Hはマスターボリュームが付いているので、クリーンと歪みの両方を試せました。
最初にクリーントーンを試しました。マスターボリュームはほんの少しで、プリアンプボリュームが9時の状態です。クリーントーンの状態で全部のEQを12時にすると高音が強く、フロントピックアップでもキンキンしました。プレゼンスとトレブルを0にして、ベースを2時ぐらいまで上げると太い音になりました。
次に、歪ませて弾いてみました。プリアンプボリュームを12時まで上げるとストロークでは充分な歪みが得られました。歪ませた状態では、全部のEQを12時にしても音が良かったです。キンキンすることもモコモコすることもなく太くて抜けのある音でした。この設定で弾いてる時間が1番長かった程気に入りました。また、プリアンプボリュームを全開にするとさらに歪みが増し、リード向きの音になりました。
今回試奏したSC20Hは、今まで使ったことのあるMarshallのアンプの中で1番良かったです。特に、歪ませた音が気に入りました。とても気にいったのですが、現在はアコギでの活動がメインのため、購入はしませんでした。JCM800 2203が好きな人やアンプを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
SC20Hについてはこちらを参照してください。