KORGからデジタルディレイの名機「SDD-3000」がペダルタイプのSDD-3000 PEDALとして限定復活します。
KORG SDD-3000 PEDALのサウンドメイクの核となるディレイタイプは全部8種類で、当時のSDD-3000タイプはもちろん、BBD素子による暖かみのあるアナログディレイモデリング、テープエコーを再現したTAPE、クリーンなディレイサウンドのMODERN、残響音にピッチ変化が加えられて幻想的な効果を生み出すKOSMIC、ディレイサウンドを逆方向に再生するREVERSE、ディレイ前段に装備されたピッチシフター、アウトプットの定位をコントロールするPANNINGなど、この1台で様々なディレイ効果を得ることが可能のようです。また、すべてのディレイタイプで使用可能となる入力音が小さい時にのみにディレイが掛かるダッキング機能も搭載しているようです。
SDD-3000を伝説的エフェクターに押し上げた重要な要素の一つである特有の太く存在感のあるサウンドは、SDD-3000のキャラクターを大きく決定付けたようです。この効果を得るためにバイパスで使用し、プリアンプ的に使用するミュージシャンも数多くいたようです。そして、SDD-3000 PEDALでもこのプリアンプを忠実に再現しているようです。十分なゲインとヘッドルームを確保し、インプット/アウトプット・アッテネーターも搭載しているようです。ギターはもちろん、アナログシンセやキーボード、ビンテージエフェクトなど様々な楽器の入出力レベルに最適な設定ができ、常にSDD-3000 PEDALのポテンシャルを最大限に発揮できるようになっているようです。また、プリアンプ回路を通すことで、ゲイン設定で適切なレベルに調整されたダイレクト音をバイパス音として使用できるようです。さらに、リレースイッチによる信号ライン直結で電子回路を通さず、本機による音への影響を受けないトゥルーバイパスを選択することも可能のようです。
KORG SDD-3000 PEDALには、ディレイが繰り返される度にフィルターをかけることが可能なローカット/ハイカットフィルターを搭載しており、自然で柔らかな効果から強調して際立たせることも可能のようです。また、ディレイサウンドの位相(フェイズ)を反転させるインバーター機能を使えば、フランジング効果を得ることができるようです。
SDD-3000の特徴の1つにディレイタイムを変調するモジュレーションが挙げられ、この機能によってディレイサウンドの幅が格段に広がり、さらなる表現力を獲得したようです。そして、SDD-3000 PEDALでは、新たに5種類の波形が選択できるようになり、2つのタイプの中間波形を作り出すことも可能で、波形の微調整もできるようです。コーラス、ビブラート、ダブリング、ワウ・フラッター、ドップラー効果などの複雑なサウンドを生み出し、従来のディレイエフェクターの枠を越えた多彩なバリエーションを誇るようです。
SDD-3000 PEDALには、タップによる感覚的なディレイタイムの設定に加え、音符による設定ができるSYNCモードを搭載しているようです。設定できる音符は全音符から32分音符までの11種類で、ディレイサウンドが特徴的な世界的ロックバンドのシグネイチャサウンドでもあり、リズミックな効果を与える“符点8分音符”ディレイも簡単にセッティングできるようです。また、ライト、センター、レフトとフィードバックを独立して設定できるLCR機能を搭載し、マルチタップディレイ効果を瞬時に得ることができるようです。
SDD-3000 PEDALで作りこんだディレイサウンドは、プログラムとしてトータル80種類まで保存可能のようです。そして、予め即戦力となる40種類のプログラムを内蔵しており、代表的なディレイからトリッキーなタイプ、著名な楽曲で使われているディレイサウンドもソングプリセットとして用意しているようです。また、オプションのフットコントローラーを使えば、各パラメーターを足元でコントロール可能で、複数のパラメーターを同時にコントロールでき、複雑なディレイ効果も簡単に得ることができるようです。
SDD-3000がペダルタイプになって復活しますね。SDD-3000が好きな人やディレイを探している人は検討してみてはいかがでしょうか。
SDD-3000 PEDALについてはこちらを参照してください。