Moody Soundsから、ギターシグナルを破壊したり、バックグラウンドに不気味なノイズを流したり、新たなビートをプラスすることができるカオスなノイズマシンのBaby Box Noise Generator V4が発売されます。
Baby Box Noise Generatorは、1976年にJohnny Roslundが開発した回路から始まったようです。それは現在のBaby Box Noise Generatorのノイズジェネレーティング回路に小さなアンプとスピーカーを内蔵した木製のボックスだったようです。また、2004年に2つ目のBaby Box Noise Generatorが木製のボックスで作られたようです。さらに、4台目はメタルボックスとなり、回路が少し進化したようです。次の年にはディレイとステレオアウトを追加し、その後インプットチャンネルとファズ、トゥルーバイパススイッチが搭載されたV3.0で世界にその名を広めることになったようです。そして、現在のBaby Box Noise Generator V4に至るようです。
Baby Box Noise Generator V4は、ファズ、ディレイ、ノイズオシレーターの3つの回路を組み合わせ、これらを自在に操って様々なノイズを出力できるようです。また、Auto、Constant、Trigという3つのモードがあるようです。
AutoとConstantモードではBaby Box Noise Generator V4がノイズを生成し、ノイズのピッチやテンポ、ディレイなど各種パラメータを本体の14のノブを使用してコントロールすることができるようです。また、ゲルマニウムダイオードを用いたオールドスクールな”AMレシーバー”を内蔵し、増幅段とキャパシタンスを調整できるようです。そして、ボックスにアンテナソケットがあり、AriesとTaurusノブで受信周波数と強度を調整でき、ON/OFF可能なバンドパスフィルタを加え、中心周波数をGeminiノブでコントロール可能としたようです。さらに、ノイズのリズムは2つのノブを使用してコントロールでき、オシレーターが作り出したノイズは重なり合い、音楽的な“ノイズ”として出力されるようです。内部のオシレーターのうち、1つは低い周波数のノイズを作り、それは“ノイズ”に“ビート”を与えるようです。ビートのテンポはSunとEarthノブを使ってビートパルスの長さと間隔をコントロールでき、短いノイズパンチから間隔が殆ど無い、いつまでも続くスクリーミングトーンまでを設定可能のようです。SunとEarthノブを最小に設定すればペダルはConstantモードとなるようです。
Trigモードでは、ギターなどを接続することで、Baby Box Noise Generator V4と“トーク”を楽しむことができるようです。Baby Box Noise Generator V4に入力されたシグナルがトリガーとなり、ノイズを出力し、ノイズとシグナルのバランスは大きなPlutoノブで設定できるようです。また、Plutoを反時計回りに回せば入力されたシグナルがそのまま出力され、時計回りに動かしていくとクラシックなファズが組み合わされ、最大近くではノイズオシレーターがブレンドされるようです。さらに、ノイズ回路はディレイ回路へと繋がり、音に深みを加えることができるようです。そして、ディレイのリピート数(フィードバック)とディレイタイムをそれぞれNeptuneとUranusノブでコントロールできるようです。
Baby Box Noise Generator V4のエクスプレッションペダル端子にエクスプレッションペダルを接続すれば、ディレイタイムをペダルでコントロールすることができるようです。そして、エクスプレッションペダル端子はUranusノブとシリーズ接続されているので、ペダルとUranusノブの両方でディレイタイムをコントロールすることもできるようです。また、ディレイとノイズセクションの間に設置されたエフェクトループにノイズや歪み、モジュレーションエフェクトをかけることもでき、エフェクトループからのノイズはMercuryノブでコントロール可能のようです。さらに、ステレオアウトも可能であり、ディレイ回路でシグナルが2つに分けられ、2つのアウトプットチャンネルからダイレクトサウンドとディレイシグナルの音を出すことができるようです。ステレオヘッドフォンを接続したり、Y字ケーブルを使用して複数のアンプに出力することで、また違ったサウンドを楽しむことができ、モノラルペダルとして使うことも可能のようです。
Moody Soundsからカオスなノイズマシンが出ますね。ノイズマシンを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Baby Box Noise Generator V4についてはこちらを参照してください。