MJC Ironworksのアコギ弦をAria Dreadnought AF-25に使用してみました。直前に張っていた弦は、Martin Original M140です。
MJC Ironworksの弦は、ピュアなサウンドと防錆を両立する気化性防錆材「RN PROTECTS」によって、金属弦の表面に分子レベルの薄い膜を形成することで弦の酸化を防止するようです。そして、フッ素樹脂加工のような厚みのある塗膜とは異なり、コーティング処理のない弦と同様のピュアなサウンドとフィーリングを楽しむことができるようです。また、アコギ用の弦はブロンズ弦のみで、フォスファーブロンズ弦はありません(2021年1月11日現在)。今回は、Medium Lightゲージのものを使用しました。Medium Lightという名称となっていますが、Martin Original M140のように6弦が少し太いタイプのライトゲージと同じ太さです。
MJC Ironworksの弦はブリキ缶に入っており、蓋を開けることで弦を取り出すことができます。そして、弦の他に小さなスポンジが入っていますが、これは、RN PROTECTSを含んだスポンジで、開封するまで常に新鮮な状態を維持するためのようです。また、弦を取り出したブリキ缶は、ピック入れなどとして再利用できるので、エコだと思います。
MJC Ironworksの弦は、ツルツルと滑るような感触はなく、コーティングを施していない弦と変わらない感触でした。滑る感触が嫌いな人でも問題なく使用できます。また、音色の方もコーティングを施していない弦と比べて遜色ないと感じました。普段からライトゲージのブロンズ弦を使用している人ならば、不満はないと思います。肝心の耐久性は、Elixirよりは悪いですが、D’AddarioのXTAPB1047よりは良かったです。XTAPB1047は、17日程で黒ずんできましたが、MJC Ironworksの弦は1ヶ月程もちました。
MJC Ironworksの弦は、Elixirが苦手だけどある程度長持ちする弦を使いたい人向けだと思います。Elixirよりかは安いので、興味のある人は試しに使用してみていかがでしょうか。
MJC Ironworksのアコギ弦についてはこちらを参照してください。