Old Blood Noise Endeavorsからテープエコーよりもさらに古いスタイルの“オイル缶ディレイ”のサウンドをエミュレートしたディレイペダルのBlack Fountain V3 w/Tap Tempo(以下Black Fountain V3)が発売されます。
Black Fountain V3は、オイル缶ディレイ特有のコーラスライクなモジュレーションと美しく暖かなリピートサイクルを再現しているようです。そして、かつて扱いにくかったそのサウンドは、正しく制御されたコントロールと3つのモードにより扱いやすくなり、あのサウンドを最高の状態でいつでも使えるようになったようです。
Black Fountain V3は、MOD/ORG/VINスイッチでModern、Vintage、Organの3つのモードを選択できるようです。
Modernモードは、クラシックな“オイル缶”タイプのロングディレイサウンドを作ることができるようです。これは、かつてのMorley EDL、Tel-Ray Model 10、Fender Echo-Reverbが奏でたサウンドに近い音色のようです。そして、TimeとRepeatコントロールは、これらのヴィンテージユニットの動作に近いものとなり、Fluidコントロールでは、オイル缶内部のオイルの“揺らぎ”によって発生する特徴的なモジュレーションを調整するようです。これは簡単に言えば、どれだけオイルが揺れるかを調整するようです。
Vintageモードは、Modernモードと機能的には変わりませんが、ヴィンテージアナログディレイのような、リピート音に軽い濁りとダーティさが加わるようです。どちらのモードでもディレイタイムは約30msから1秒弱まで設定できるようです。
Organモードは、有名なヴィンテージオイル缶ショートディレイTel-Ray Deluxe Organ ToneやFender Dimension IVの音色を再現するようです。そして、ヴィンテージユニットではディレイタイムが20msに固定されていますが、Black Fountain V3では最大211msまでディレイタイムを設定することができるようです。また、Mixコントロールにより100%ウェットの設定もでき、ヴィブラートトーンを作ることも可能のようです。さらに、オリジナルヴィンテージDeluxe Organ Toneに内蔵されたスプリングリバーブサウンドも再現しているようです。
Black Fountain V3は、タップテンポスイッチを搭載しており、フットスイッチを2回タップするとテンポを設定できるようです。そして、サブディビジョンスイッチにより、そのテンポの4分音符、8分音符、3連符のディレイタイムに設定できるようです。さらに、タップスイッチを長押しすることでフィードバックが瞬間的に最大となるようです。また、エクスプレッションペダルにも対応しているようです。エクスプレッションペダルによって、TIME、FEEDBACKコントロールを個別または同時にコントロールでき、コントロールするパラメータは内部スイッチで設定することが可能のようです。
Old Blood Noise Endeavorsからオイル缶ディレイのサウンドをエミュレートしたディレイペダルが出ますね。ディレイを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Black Fountain V3についてはこちらを参照してください。