2021年11月04日
11月5日のFX自動売買ソフト M と W
ベントレー、総航続距離863kmを実現した新型PHEV「ベンテイガ ハイブリッド」発表会
2021年11月2日 開催
2269万円
V8モデル、W12モデルに続くシリーズ3番目のモデル
ベントレー モーターズ ジャパンは11月2日、ラグジュアリーSUV「ベンテイガ」のPHEV(プラグインハイブリッド)である新型「ベンテイガ ハイブリッド」の発表会を都内で開催した。ベンテイガとしてはV8モデルの「ベンテイガ」、W12モデルの「ベンテイガ スピード」に続く3番目のモデルとなり、価格はV8モデルと同じく2269万円。
2020年6月に発表された新型ベンテイガでは、楕円形LEDマトリクスヘッドライトや楕円形テールライトなどエクステリアデザインを一新するとともに、インテリアではシートとトリムを完全新設計するなどしてリアの足まわりスペースを拡大。次世代インフォテインメントシステムは10.9インチスクリーンを搭載する超高解像度グラフィックスを採用するとともに、コネクティビティの向上も図られた。
今回発表されたベンテイガ ハイブリッドは、340PS/450NmのV型6気筒3.0リッターツインターボエンジンと8速ATのトランスミッション内に収められる128PS/350Nmを発生するEモーター、17.3kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせており、電力だけで約50km走行できるとともにモーターとエンジンを組み合わせた総航続距離は863kmを実現。システムのピークパワーは449PS/700Nmで、ベンテイガが搭載するV型8気筒4.0リッターツインターボの550PS/770Nmに劣るものの、航続可能距離はV8モデルの766kmに対し大きなアドバンテージを得ている。
走行モードは「EVドライブモード」「ハイブリッドモード」「ホールドモード」の3種類を設定。デフォルトの設定となるEVドライブモードでは可能な限り電気だけで走行する設定となり、エンジンはアクセルペダルをプレッシャーポイントを超えるまで踏み込まない限りは作動しない設定となっている。
ハイブリッドモードは中距離から長距離ドライブ向きとしており、ハイブリッドマネジメントシステムが運転の状況に応じてエンジンかモーター、または両方の組み合わせをいつどのように選択するかを決定して航続距離を最大化する。
ホールドモードはエンジンと電力をバランスよく使い、必要なときに電力で走行できるように高圧バッテリの充電量を維持するモードで、主にエンジンを使用するがアクセルを踏み込むことでモーターからのブーストパフォーマンスを得ることが可能という。
充電については200Vの普通充電に対応し、約2時間45分でフル充電が完了。充電ケーブルが標準装備され、家庭用充電ユニットを収納できるウォールボックスを無償オプションで用意する。
なお、V8モデルとハイブリッドの外観上での違いはほぼなく、ハイブリッドでは手書き風の「Hybrid」バッヂがフロントドアに2つ配置される程度。また、ハイブリッドパワートレーンの搭載により重量が増加したため、オプションのけん引バーの取り付けは不可とした。そのほか7シーター仕様(V8モデルにオプションで用意)の設定、カーボンセラミックブレーキの設定はないとのこと。
2030年にはフルエレクトリック車のみの提供に
発表会では、はじめに英ベントレー モーターズ 会長兼CEOのエイドリアン・ホールマーク氏、APACリージョナルダイレクターのニコ・クールマン氏がビデオレターであいさつをするとともに、3月1日よりベントレー モーターズ ジャパンの代表に就任した牛尾裕幸氏が今期の販売実績などについて、マーケティング&コミュニケーションマネージャーの横倉典氏がベンテイガ ハイブリッドの概要を紹介した。
エイドリアン・ホールマークCEOは、「まさに今は、102年の歴史を持つベントレーが持続可能で電化されようとしていること、そしてラグジュアリー分野における業界自体の新たなロールモデルとなることなど、大きな変化のときです。そして今日、私たちの製品に対する世界中の需要は素晴らしいものがあります。特にここ1年半の間に登場した全モデルを含め、現在、当社の歴史の中でもっとも新鮮な製品群を備えており、ベントレーとしてはまさに最高潮のときを迎えております。そして、うれしいことに2022年の前半に向けて、これまでいただいた多くの受注残がわれわれに大きな自信を与えてくれております」。
「さて、日本の皆さんにとってハイブリッド化された最初のベントレーがこの第2世代のベンテイガとなり、まもなく日本に上陸することになります。そして、来年の第2四半期にはフライングスパー ハイブリッドが発売されます。ハイブリッドのバッヂを付けたこの2つのクルマを合わせると、シリーズの3分の2でハイブリッドが導入されたことになり、これらのクルマのハイブリッドバージョンが今後数年間でベントレー全体の売り上げのかなりの割合を占めるようになると十分予想しています。今、私たちは非常に先進的で、かつ確固たる方法で電動化を進めています。お客さまの声にも耳を傾け、今日、60%以上のベントレーオーナーが次の5年後に購入するクルマに電動化されたベントレーを求めていることが分かりました。そこで私たちはこの機会をとらえ、2026年からはハイブリッド車のみを販売し、2025年後半から2026年前半に最初のフルエレクトリック車を発売し、2030年にはフルエレクトリック車のみを提供することを決定いたしました。102年の歴史を持ち、ビッグエンジン、ビッグトルク、特にW12はベントレーの代名詞であり、そのようなクルマを過去10年間で10万台以上を販売してきた当社にとって、これは大きな変化です。しかし、私たちは自信を持って自分たちの直感と分析を信じ、特にお客さまの必要性と要望に従っていきます。また、今後1〜3年の間に多くの派生モデルや素晴らしい製品が市場に登場することをお約束します」とコメント。
また、ベントレーのアジアパシフィック地域のリージョナル・ディレクターを務めるニコ・クールマン氏は同地域の現況などについて語り、「アジアパシフィック地域では、2021年の半期はプラス40%の成長を達成し、ベントレーのグローバルでの半期の記録的な売上高と収益性の両方に貢献いたしました。日本は私たちにとってこの成長の非常に重要な原動力であり、アジアパシフィック地域の全販売台数の36%を占めています。ベントレーは50年以上にわたって日本で継続的に事業を展開しており、私たちにとって非常に重要な市場であることは間違いありません。日本では9つのショールームで販売しております。これらのディーラーの業績は今日に至るまで何年にもわたってとても好調です。パートナーであるディーラーの皆さまとともに、ベントレーは日本において高級車セグメントの確固たる地位を築き上げてきました。これにより、日本のベントレーにとってふたたび記録的な年となることを確信しています」とあいさつ。
そしてベンテイガ ハイブリッドについては「本日は、持続可能な未来への旅に向けて重要な次のステップを踏み出すベンテイガ ハイブリッドの日本初公開をご体験いただきます。これは日本のみならずアジアパシフィック地域にとっても電動化の最初の一歩となります。私たちはお客さまが若返り、より多様で、より進歩的になってきていることをよく理解しています。ラグジュアリーで革新的な体験を通じてお客さまとこのことを共有できるベントレーの未来に期待しています。アジアパシフィック地域におけるベントレーの見通しは、特にお客さまが全製品ラインアップに対して強い関心を持たれていることにより、非常に明るいものであります」と述べた。
一方、ベントレー モーターズ ジャパン代表の牛尾裕幸氏からは日本市場での販売実績などが紹介され、2021年1月〜9月の販売台数は前年同月比で44%増(477台)と好調な成績を残したと報告。この好調な販売をけん引したのはベンテイガ V8モデルで、ベンテイガシリーズ全体で196台を販売したうち、180台がV8モデルだったという。加えて「ベンテイガシリーズの全体の販売に占める割合も40%を超え、このシリーズがベントレーにとっていかに重要であるかお分かりいただけるのではないかと思います。ベントレーは、このベンテイガで新たなラグジュアリーSUV市場を開拓すると宣言しておりましたが、まさにその言葉が実現したと言って過言ではないと思います」と、同社にとってベンテイガが重要な役割を担うモデルであることが報告された。
また、「グローバルでは2013年から8年連続で1万台以上の販売を継続しており、さらに昨年は世界中がコロナ禍にも関わらず過去最高となる1万1200台強の販売を達成しました。日本におきましても過去10年間で順調に販売台数を伸ばすことができ、2019年には過去最高となる522台を販売いたしました。昨年度はコロナ禍で英国本社工場の生産停止の影響を受けましたが、今年度に関しましてはベントレー モーターズ ジャパンとしては過去最高となる600台以上の販売を期待しています」と意欲的な数値を示した。
今後の活動としては、今回のベンテイガ ハイブリッドに加えてベンテイガS、フライングスパー ハイブリッドの導入を予定するとともに、中古車販売やアフターセールスの強化を行なっていくとしている。
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2269万円
V8モデル、W12モデルに続くシリーズ3番目のモデル
ベントレー モーターズ ジャパンは11月2日、ラグジュアリーSUV「ベンテイガ」のPHEV(プラグインハイブリッド)である新型「ベンテイガ ハイブリッド」の発表会を都内で開催した。ベンテイガとしてはV8モデルの「ベンテイガ」、W12モデルの「ベンテイガ スピード」に続く3番目のモデルとなり、価格はV8モデルと同じく2269万円。
2020年6月に発表された新型ベンテイガでは、楕円形LEDマトリクスヘッドライトや楕円形テールライトなどエクステリアデザインを一新するとともに、インテリアではシートとトリムを完全新設計するなどしてリアの足まわりスペースを拡大。次世代インフォテインメントシステムは10.9インチスクリーンを搭載する超高解像度グラフィックスを採用するとともに、コネクティビティの向上も図られた。
今回発表されたベンテイガ ハイブリッドは、340PS/450NmのV型6気筒3.0リッターツインターボエンジンと8速ATのトランスミッション内に収められる128PS/350Nmを発生するEモーター、17.3kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせており、電力だけで約50km走行できるとともにモーターとエンジンを組み合わせた総航続距離は863kmを実現。システムのピークパワーは449PS/700Nmで、ベンテイガが搭載するV型8気筒4.0リッターツインターボの550PS/770Nmに劣るものの、航続可能距離はV8モデルの766kmに対し大きなアドバンテージを得ている。
走行モードは「EVドライブモード」「ハイブリッドモード」「ホールドモード」の3種類を設定。デフォルトの設定となるEVドライブモードでは可能な限り電気だけで走行する設定となり、エンジンはアクセルペダルをプレッシャーポイントを超えるまで踏み込まない限りは作動しない設定となっている。
ハイブリッドモードは中距離から長距離ドライブ向きとしており、ハイブリッドマネジメントシステムが運転の状況に応じてエンジンかモーター、または両方の組み合わせをいつどのように選択するかを決定して航続距離を最大化する。
ホールドモードはエンジンと電力をバランスよく使い、必要なときに電力で走行できるように高圧バッテリの充電量を維持するモードで、主にエンジンを使用するがアクセルを踏み込むことでモーターからのブーストパフォーマンスを得ることが可能という。
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なお、V8モデルとハイブリッドの外観上での違いはほぼなく、ハイブリッドでは手書き風の「Hybrid」バッヂがフロントドアに2つ配置される程度。また、ハイブリッドパワートレーンの搭載により重量が増加したため、オプションのけん引バーの取り付けは不可とした。そのほか7シーター仕様(V8モデルにオプションで用意)の設定、カーボンセラミックブレーキの設定はないとのこと。
2030年にはフルエレクトリック車のみの提供に
発表会では、はじめに英ベントレー モーターズ 会長兼CEOのエイドリアン・ホールマーク氏、APACリージョナルダイレクターのニコ・クールマン氏がビデオレターであいさつをするとともに、3月1日よりベントレー モーターズ ジャパンの代表に就任した牛尾裕幸氏が今期の販売実績などについて、マーケティング&コミュニケーションマネージャーの横倉典氏がベンテイガ ハイブリッドの概要を紹介した。
エイドリアン・ホールマークCEOは、「まさに今は、102年の歴史を持つベントレーが持続可能で電化されようとしていること、そしてラグジュアリー分野における業界自体の新たなロールモデルとなることなど、大きな変化のときです。そして今日、私たちの製品に対する世界中の需要は素晴らしいものがあります。特にここ1年半の間に登場した全モデルを含め、現在、当社の歴史の中でもっとも新鮮な製品群を備えており、ベントレーとしてはまさに最高潮のときを迎えております。そして、うれしいことに2022年の前半に向けて、これまでいただいた多くの受注残がわれわれに大きな自信を与えてくれております」。
「さて、日本の皆さんにとってハイブリッド化された最初のベントレーがこの第2世代のベンテイガとなり、まもなく日本に上陸することになります。そして、来年の第2四半期にはフライングスパー ハイブリッドが発売されます。ハイブリッドのバッヂを付けたこの2つのクルマを合わせると、シリーズの3分の2でハイブリッドが導入されたことになり、これらのクルマのハイブリッドバージョンが今後数年間でベントレー全体の売り上げのかなりの割合を占めるようになると十分予想しています。今、私たちは非常に先進的で、かつ確固たる方法で電動化を進めています。お客さまの声にも耳を傾け、今日、60%以上のベントレーオーナーが次の5年後に購入するクルマに電動化されたベントレーを求めていることが分かりました。そこで私たちはこの機会をとらえ、2026年からはハイブリッド車のみを販売し、2025年後半から2026年前半に最初のフルエレクトリック車を発売し、2030年にはフルエレクトリック車のみを提供することを決定いたしました。102年の歴史を持ち、ビッグエンジン、ビッグトルク、特にW12はベントレーの代名詞であり、そのようなクルマを過去10年間で10万台以上を販売してきた当社にとって、これは大きな変化です。しかし、私たちは自信を持って自分たちの直感と分析を信じ、特にお客さまの必要性と要望に従っていきます。また、今後1〜3年の間に多くの派生モデルや素晴らしい製品が市場に登場することをお約束します」とコメント。
また、ベントレーのアジアパシフィック地域のリージョナル・ディレクターを務めるニコ・クールマン氏は同地域の現況などについて語り、「アジアパシフィック地域では、2021年の半期はプラス40%の成長を達成し、ベントレーのグローバルでの半期の記録的な売上高と収益性の両方に貢献いたしました。日本は私たちにとってこの成長の非常に重要な原動力であり、アジアパシフィック地域の全販売台数の36%を占めています。ベントレーは50年以上にわたって日本で継続的に事業を展開しており、私たちにとって非常に重要な市場であることは間違いありません。日本では9つのショールームで販売しております。これらのディーラーの業績は今日に至るまで何年にもわたってとても好調です。パートナーであるディーラーの皆さまとともに、ベントレーは日本において高級車セグメントの確固たる地位を築き上げてきました。これにより、日本のベントレーにとってふたたび記録的な年となることを確信しています」とあいさつ。
そしてベンテイガ ハイブリッドについては「本日は、持続可能な未来への旅に向けて重要な次のステップを踏み出すベンテイガ ハイブリッドの日本初公開をご体験いただきます。これは日本のみならずアジアパシフィック地域にとっても電動化の最初の一歩となります。私たちはお客さまが若返り、より多様で、より進歩的になってきていることをよく理解しています。ラグジュアリーで革新的な体験を通じてお客さまとこのことを共有できるベントレーの未来に期待しています。アジアパシフィック地域におけるベントレーの見通しは、特にお客さまが全製品ラインアップに対して強い関心を持たれていることにより、非常に明るいものであります」と述べた。
一方、ベントレー モーターズ ジャパン代表の牛尾裕幸氏からは日本市場での販売実績などが紹介され、2021年1月〜9月の販売台数は前年同月比で44%増(477台)と好調な成績を残したと報告。この好調な販売をけん引したのはベンテイガ V8モデルで、ベンテイガシリーズ全体で196台を販売したうち、180台がV8モデルだったという。加えて「ベンテイガシリーズの全体の販売に占める割合も40%を超え、このシリーズがベントレーにとっていかに重要であるかお分かりいただけるのではないかと思います。ベントレーは、このベンテイガで新たなラグジュアリーSUV市場を開拓すると宣言しておりましたが、まさにその言葉が実現したと言って過言ではないと思います」と、同社にとってベンテイガが重要な役割を担うモデルであることが報告された。
また、「グローバルでは2013年から8年連続で1万台以上の販売を継続しており、さらに昨年は世界中がコロナ禍にも関わらず過去最高となる1万1200台強の販売を達成しました。日本におきましても過去10年間で順調に販売台数を伸ばすことができ、2019年には過去最高となる522台を販売いたしました。昨年度はコロナ禍で英国本社工場の生産停止の影響を受けましたが、今年度に関しましてはベントレー モーターズ ジャパンとしては過去最高となる600台以上の販売を期待しています」と意欲的な数値を示した。
今後の活動としては、今回のベンテイガ ハイブリッドに加えてベンテイガS、フライングスパー ハイブリッドの導入を予定するとともに、中古車販売やアフターセールスの強化を行なっていくとしている。
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