2021年08月19日
8月19日のFX自動売買ソフト M と W
リマックのハイパーEV『ネヴェーラ』、0-400m加速8.582秒…市販車の世界最速記録
リマック・アウトモビリは8月13日、新型EVハイパーカーのリマック『ネヴェーラ』(Rimac Nevera)が、0〜400m加速8.582秒という市販車の世界最速記録を達成した、と発表した。
ネヴェーラは2018年春、ジュネーブモーターショー2018で初公開されたコンセプトカー、『C_Two』の市販モデルだ。ネヴェーラとは、リマックが本拠を置くクロアチア近くの地中海で発生する嵐に由来している。ネヴェーラは、世界限定150台を生産する予定だ。
◆1914hpの4モーターで最高速は412km/h
ネヴェーラのモノコックには、カーボン製ルーフ、バッテリーパック、リアのカーボンサブフレームが組み込まれており、自動車向けとしては世界最大級の単一カーボンファイバー構造とした。単体重量は200kg以下で、2200枚のカーボンファイバー層と222枚のアルミインサートを使用して、バッテリーを保護する。
H字型にレイアウトされた6960セルのリチウムマンガンニッケルバッテリーは、蓄電容量が120kWh。バッテリーを車両床下中央の低い場所に搭載することで、低重心を追求する。前後重量バランスは48対52とした。1回の充電での航続は、およそ547kmに到達する。
ネヴェーラには4個のモーターが搭載されており、4輪を個別に駆動する。4個のモーターは合計で、1914hpのパワーと 240.6kgmのトルクを引き出す。1914hpのパワーは、内燃エンジンを搭載した標準的なスーパーカーの3倍の出力という。前輪と後輪はそれぞれ、シングルスピードギアボックスに接続されている。
ネヴェーラの動力性能は、0〜96km/h加速が1.85秒。最高速は412km/hに到達する。静止状態から161km/hまでの加速タイムは4.3秒。静止状態から300km/hには9.3秒で到達する。
◆ドリフトなど7種類のドライビングモードを切り替え可能
「全輪トルクベクタリング2 (R-AWTV 2)」システムは、ESCやトラクションコントロールシステムに代わり、グリップとトラクションを強化する。R-AWTV 2 システムは、4輪に供給されるトルクの量を調整することにより、道路やサーキットの状況に応じた最適なレスポンスを可能にする。R-AWTV 2 は、4輪に伝達するトルクの正確なレベルを毎秒100回以上計算し、トルクレベルを調整する。
ブレーキペダルフィールシミュレーターを備えた電気油圧式ブレーキブースターは、バッテリー、パワートレイン、ブレーキの状態に応じて、制動力を調整する。たとえば、バッテリーが熱限界に近い場合は、摩擦ブレーキを通じて運動エネルギーを消費。摩擦ブレーキが高温になっている場合は、より多く回生ブレーキを作動させる。
電気モーターによる最大300kWの回生ブレーキに加えて、390mm径の ブレンボ製カーボンセラミック ブレーキディスクと6ピストンキャリパーによって、強力なストッピングパワーを追求した。
電子制御ダンパーとアクティブライドハイト調整機能を備えたダブルウィッシュボーンサスペンションは、スムーズで快適な乗り心地、ボディコントロール、機敏なハンドリングの組み合わせを可能にするという。
ネヴェーラでは、7種類のドライビングモードが切り替えられる。「SPORTモード」はスロットル、ブレーキ、サスペンション、ステアリングの応答をシャープにする。「DRIFTモード」は後輪により多くのトルクを配分して、パワースライド状態を維持しやすくする。「COMFORTモード」は、リラックスした乗り心地、効率性、スポーツドライビングのバランスを取る。
「RANGEモード」は、バッテリーの充電状態を考慮しながら、最大の航続を達成できるようにする。「TRACKモード」では、ドライバーが車両の性能を最大限に活用できるようにする。2つの 「CUSTOMモード」により、ドライバーは事前に設定した好みのパフォーマンス特性にアクセスできるという。
◆記録挑戦にはネヴェーラのローンチコントロールを使用
このネヴェーラが、0〜400m加速8.582秒という市販車の世界最速記録を打ち立てた。米国カリフォルニア州の「ファモーソレースウェイ」において、自動車メディア「Dragtimes」のBrooks Weiselblat氏のドライブにより、新記録を達成した。ネヴェーラには、標準のミシュラン製「パイロットスポーツ4S」タイヤを装着。気温は37度、路面温度は65度だった。
今回の記録挑戦では、ネヴェーラのローンチコントロールを使用した。右足でアクセルペダルを床まで踏み、左足で踏んでいたブレーキペダルから足を離すと、ネヴェーラ4個の電気モーターの合計1914hpのパワーを解き放つ。
ブレーキから足を離すと、全輪トルクベクタリング2 (R-AWTV 2)システムが、どのタイヤが最もグリップしているのかを常にモニターし、パワーを最適に配分してホイールスピンを抑え、加速を最大化した。
そしてネヴェーラは、0〜400m加速8.582秒という市販車の世界最速記録を打ち立てた。この時の速度はおよそ270km/hだった。なお、世界最速記録達成の様子は、『Dragtimes』が公式サイトを通じて配信している。
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ネヴェーラは2018年春、ジュネーブモーターショー2018で初公開されたコンセプトカー、『C_Two』の市販モデルだ。ネヴェーラとは、リマックが本拠を置くクロアチア近くの地中海で発生する嵐に由来している。ネヴェーラは、世界限定150台を生産する予定だ。
◆1914hpの4モーターで最高速は412km/h
ネヴェーラのモノコックには、カーボン製ルーフ、バッテリーパック、リアのカーボンサブフレームが組み込まれており、自動車向けとしては世界最大級の単一カーボンファイバー構造とした。単体重量は200kg以下で、2200枚のカーボンファイバー層と222枚のアルミインサートを使用して、バッテリーを保護する。
H字型にレイアウトされた6960セルのリチウムマンガンニッケルバッテリーは、蓄電容量が120kWh。バッテリーを車両床下中央の低い場所に搭載することで、低重心を追求する。前後重量バランスは48対52とした。1回の充電での航続は、およそ547kmに到達する。
ネヴェーラには4個のモーターが搭載されており、4輪を個別に駆動する。4個のモーターは合計で、1914hpのパワーと 240.6kgmのトルクを引き出す。1914hpのパワーは、内燃エンジンを搭載した標準的なスーパーカーの3倍の出力という。前輪と後輪はそれぞれ、シングルスピードギアボックスに接続されている。
ネヴェーラの動力性能は、0〜96km/h加速が1.85秒。最高速は412km/hに到達する。静止状態から161km/hまでの加速タイムは4.3秒。静止状態から300km/hには9.3秒で到達する。
◆ドリフトなど7種類のドライビングモードを切り替え可能
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ブレーキペダルフィールシミュレーターを備えた電気油圧式ブレーキブースターは、バッテリー、パワートレイン、ブレーキの状態に応じて、制動力を調整する。たとえば、バッテリーが熱限界に近い場合は、摩擦ブレーキを通じて運動エネルギーを消費。摩擦ブレーキが高温になっている場合は、より多く回生ブレーキを作動させる。
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ネヴェーラでは、7種類のドライビングモードが切り替えられる。「SPORTモード」はスロットル、ブレーキ、サスペンション、ステアリングの応答をシャープにする。「DRIFTモード」は後輪により多くのトルクを配分して、パワースライド状態を維持しやすくする。「COMFORTモード」は、リラックスした乗り心地、効率性、スポーツドライビングのバランスを取る。
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◆記録挑戦にはネヴェーラのローンチコントロールを使用
このネヴェーラが、0〜400m加速8.582秒という市販車の世界最速記録を打ち立てた。米国カリフォルニア州の「ファモーソレースウェイ」において、自動車メディア「Dragtimes」のBrooks Weiselblat氏のドライブにより、新記録を達成した。ネヴェーラには、標準のミシュラン製「パイロットスポーツ4S」タイヤを装着。気温は37度、路面温度は65度だった。
今回の記録挑戦では、ネヴェーラのローンチコントロールを使用した。右足でアクセルペダルを床まで踏み、左足で踏んでいたブレーキペダルから足を離すと、ネヴェーラ4個の電気モーターの合計1914hpのパワーを解き放つ。
ブレーキから足を離すと、全輪トルクベクタリング2 (R-AWTV 2)システムが、どのタイヤが最もグリップしているのかを常にモニターし、パワーを最適に配分してホイールスピンを抑え、加速を最大化した。
そしてネヴェーラは、0〜400m加速8.582秒という市販車の世界最速記録を打ち立てた。この時の速度はおよそ270km/hだった。なお、世界最速記録達成の様子は、『Dragtimes』が公式サイトを通じて配信している。
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