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2021年07月02日

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【ニュル最速SUV】2725万円! ポルシェ新型「カイエン ターボGT」予約受注開始


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ニュル最速SUVは「カイエン ターボGT」だ


 ポルシェジャパンは、新型「カイエン ターボGT」の予約受注を2021年6月30日に開始した。カイエンターボGTの日本での車両価格(消費税込)は2725万円で、右ハンドルのみとなる。


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7分38.9秒というニュルブルクリンク・ノルドシュライフェのラップタイム打ち立て、新しい公式SUVレコード塗り替えたポルシェ「カイエン ターボGT」

●「カイエン ターボGT」と「カイエン ターボクーペ」の性能差は

 新型カイエンターボGTが「カイエン ターボクーペ」に比べてどれくらい性能がアップしているかを列記しよう。( )内がカイエン ターボクーペに比べてアップした数値だ。

・最高出力:640ps(プラス90ps)
・最大トルク:850Nm(プラス80Nm)
・0-100km/h加速:3.3秒(0.6秒短縮)
・最高速度:300km/h(14km/hアップ)


また、ポルシェのテストドライバーであるラース・ケルンはカイエン ターボGTで、7分38.9秒というニュルブルクリンク・ノルドシュライフェのラップタイムを打ち立てて、新しい公式SUVレコードを塗り替えている。

●「カイエン ターボGT」はこんなクルマ

 新型カイエン ターボGTは、カイエン ターボクーペと比べて車高が最大17mm低く設定されている。これに基づいてパッシブシャシコンポーネントとアクティブコントロールシステムの両方が再設計されており、ハンドリングとパフォーマンスが最適化された。

 また、それらの間の完全な相互作用を実現するための専用のキャリブレーションも備えている。一例として、3チャンバーエアサスペンションの剛性が最大15%向上し、ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)のダンパー特性、パワーステアリングプラスおよびリアアクスルも適合されている。

 ポルシェダイナミックシャシコントロール(PDCC)アクティブ制御ロール安定化システムは、パフォーマンス指向の制御ソフトウェアで作動し、その結果、ロールの安定性とロードホールディングがさらに向上し、高速コーナリングでのさらに精確なターンインを実現した。

 ポルシェトルクベクトリングシステムは、これに合わせてより高いトルクバイアス比を可能にし、包括的に最適化されたフロントアクスルもハンドリングを改善している。

 専用開発された新しい22インチピレリP Zero Corsaパフォーマンスタイヤは、ターボクーペと比較してフロントホイールは1インチ広く、ネガティブキャンバーは0.45度増加して、さらに接地面が拡大した。加えてポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)システムも標準装備される。

●「カイエン ターボGT」のエンジン、トランスミッションは

 新型カイエン ターボGTのツインターボエンジンは、ポルシェでもっともパワフルなV型8気筒ユニットである。

 クランクシャフトドライブ、ターボチャージャー、ダイレクトフューエルインジェクション、インダクションシステム、インタークーラーのエリアで大規模なアップグレードが施されている。

 さらにカイエン ターボGTのV8では、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストン、タイミングチェーンドライブ、ねじり振動ダンパーなどの基本的なエレメントがターボ クーペとは異なるものが使用されている。これらのコンポーネントは、640psに増加した最高出力と向上したドライビングダイナミクスに合わせて再設計されている。

 同じく、高速でシフトする8速ティプトロニックSとポルシェトラクションマネジメント(PTM)システムも変更された。また、トランスファーケースのウォータークーラーも追加されている。

 中央にテールパイプを備えた標準装備のスポーツエグゾーストシステムは、カイエン ターボGT専用となる。リアサイレンサーを含む車両中央からのエグゾーストシステムは、軽量で特に耐熱性に優れたチタン製となる。さらなる軽量化のために、センターサイレンサーは削除されている。

「カイエン ターボGT」の内外装の装備はいかに


●「カイエン ターボGT」のエクステリア

 ボディカラーでは、オプションの新しいアークティックグレーカラーの利用が可能となった。

 フロントセクションでは、ユニークなフロントビューを生み出すスポイラーリップと大型サイドクーリングエアインテークを備えたGTモデル特有のフロントエプロンが採用された。

 流線型のカーボンルーフとブラックのホイールアーチエクステンションは、ネオジムの22インチ GTデザイン ホイールとともに、サイドビューを引き立てている。

 特徴的なのはルーフスポイラーであるが、縦方向に取り付けられたカーボンサイドプレートは、ターボのものより25mm大きいアダプティブ展開式リアスポイラーリップと同様にGT特有のものとなる。これによって、最高速度でのダウンフォースが最大40kg増加。さらにリアビューは、印象的なカーボンディフューザーパネルでスポーティさが増している。


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ポルシェ「カイエン ターボGT」の日本での車両価格(消費税込)は2725万円で、右ハンドルのみ

●「カイエン ターボGT」のインテリア

 新型カイエン ターボGTには、高品質の標準装備が満載で、インテリアではアルカンターラを使用したパートが増えることで、さらにスポーティな印象となっている。

 標準装備として、8wayフロントスポーツシート、独立した2席のスポーツリアシートシステムが採用されているが、それぞれのシートは、GT特有のアルカンターラ パンチングシートセンターパネル、ネオジムまたはアークティックグレーのコントラストアクセント、およびヘッドレストの“turbo GT”ロゴが奢られている。

 マルチファンクションスポーツステアリングホイールには、おなじみの12時位置のイエローマーキングが付けられ、トリムの仕様に応じてアクセントストリップはマットブラック仕上げとなる。

 コックピットで注目なのが、次世代ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)システムが採用されたことであろう。性能が向上していることはもちろん、新しいユーザーインターフェース、カイエンの新しいオペレーティングロジックが備わったシステムだ。

 また以前と同様に、Apple CarPlayに対応するPCM6.0は、Apple MusicとApple Podcastsの統合も可能になり、さらにインフォテインメントシステムにはAndroid Autoも含まれることになった。これによって、すべての一般的なスマートフォンを統合することが可能だ。


by くるまのニュース




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