2021年06月04日
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ランボルギーニCEOが語る「2024年までに全車種をハイブリッド化へ」
カーメディア『Road & Track』誌が行った、ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOに対するインタビューの内容を取り上げます。ヴィンケルマンCEOによれば、同社の新たなる計画は「おうし座」の中で最も明るい星の名にちなんで「Direzione Cor Tauri(おうし座を目指す)」と銘打たれています。
「2021年および2022年について言えば、これまでの燃焼エンジンの新型化とアップデートを行うのみで、成長する機会が十分にあると私たちは捉えています。その先に待ち受けているのが、第二段階と呼ぶべき重要な計画です。2024年までに当社の全車種、全ラインナップの電動化を実現する予定です」と、ヴィンケルマンCEOは語っています。
まず最初のハイブリッドカーとなるのは、「ウルス」です。
「このPHEV(プラグインハイブリッド)は、現在のV8エンジンよりも速いクルマとなるでしょう」と、ヴィンケルマンCEOは自信を覗かせています。この発言は恐らく、ポルシェが「カイエン・ターボSEハイブリッド」用に採用している670馬力のハイブリッドV8に匹敵するエンジンを搭載予定であることを示唆していると見られます。
その次に登場するのが、「アヴェンタドール」の後継モデルです。現在の強力な自然吸気12気筒エンジンをさらに進化させ、そこにハイブリッド化を組み合わせる計画です。
「『アヴェンタドール』の後継車には、V12エンジンを搭載するつもりです。つまり、あの『アヴェンタドール』ならではの美しいエンジン音が失われると心配する必要はありません。エンジンは変らずそこにあり、見事な音色を奏でているはずです」と、ヴィンケルマンCEOは語ります。
しかし、「ウラカン」の後継モデルに搭載されるパワープラントについては、ヴィンケルマンCEOは口を閉ざしています。ランボルギーニの社内から漏れ聞こえてくる情報によれば、V型10気筒からツインターボ仕様のV8エンジンへの変更という筋が有力かもしれません。
いずれの新型スーパーカーにも搭載される予定のハイブリッドシステムについては、電動のフロントアクスルに加え、内燃エンジンのハイブリッドアシスト付きのリアアクスルを組み合わせたものになるという情報もあります。それぞれのパフォーマンスについては公式の発表がされていませんが、ヴィンケルマンCEOによれば、「ウルス同様いずれも、現行モデルよりも速いクルマになる」とのことです。
急速な電動化を推し進めるためには、当然莫大な予算が必要です。開発にかかる費用は4年間で15億ユーロ(約1600億円)に上り、さらに完全EVの新型車の開発コストも加わります。
ところが最近のコロナ禍をものともせず、ランボルギーニは大きな成功を手にしています。「2020年についてはパンデミックにも関わらず、利益率や売上といった面で、過去最高の数字となりました。だからこそ今、私たちには成長の第二段階に点火する条件が整っていると言えるでしょう」と、ヴィンケルマンCEOは強気な姿勢を崩そうとはしません。
今後のランボルギーニの動きに、引き続き注目しましょう。
by Esquire(エスクァイア 日本版)Esquire
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「2021年および2022年について言えば、これまでの燃焼エンジンの新型化とアップデートを行うのみで、成長する機会が十分にあると私たちは捉えています。その先に待ち受けているのが、第二段階と呼ぶべき重要な計画です。2024年までに当社の全車種、全ラインナップの電動化を実現する予定です」と、ヴィンケルマンCEOは語っています。
まず最初のハイブリッドカーとなるのは、「ウルス」です。
「このPHEV(プラグインハイブリッド)は、現在のV8エンジンよりも速いクルマとなるでしょう」と、ヴィンケルマンCEOは自信を覗かせています。この発言は恐らく、ポルシェが「カイエン・ターボSEハイブリッド」用に採用している670馬力のハイブリッドV8に匹敵するエンジンを搭載予定であることを示唆していると見られます。
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「『アヴェンタドール』の後継車には、V12エンジンを搭載するつもりです。つまり、あの『アヴェンタドール』ならではの美しいエンジン音が失われると心配する必要はありません。エンジンは変らずそこにあり、見事な音色を奏でているはずです」と、ヴィンケルマンCEOは語ります。
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いずれの新型スーパーカーにも搭載される予定のハイブリッドシステムについては、電動のフロントアクスルに加え、内燃エンジンのハイブリッドアシスト付きのリアアクスルを組み合わせたものになるという情報もあります。それぞれのパフォーマンスについては公式の発表がされていませんが、ヴィンケルマンCEOによれば、「ウルス同様いずれも、現行モデルよりも速いクルマになる」とのことです。
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