2021年02月01日
2月1日のFX自動売買ソフト M と W
予想以上の7900万円で落札! ルーフ「ターボR」のどこがスゴいのか?
車名は「ポルシェ」ではなく「ルーフ ターボR」
ドイツのルーフ・オートモービル社は、1981年にドイツ政府から公式に自動車メーカーとしての法的な地位を得た会社であり、一般的に考えられているようなポルシェ・チューナーではない。
それを裏付けているのがクルマ作りのプロセスで、彼らはポルシェからホワイトボディ、あるいはオーダーメイドのシャシのデリバリーを受け、そこから驚異的な性能を誇るスーパースポーツカーを生み出しているのだ。
●1998 ルーフ「ターボR」
ポルシェ993ベースのルーフ「ターボR」は、RMオークションの調べではわずかに14台のみであるという(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's
先日開催されたRMサザビーズのアリゾナ・オークションに、ルーフが作った1998年式の「ターボR」が出品された。
ドイツ・ファッヘンハウゼンにあるルーフ本社工場で生産された、ポルシェ993ベースのターボRは、RMオークションの調べではわずかに14台のみであるという。
生産期間も1998年に限られているというから、市場に出回ることは非常に珍しいことといえる。
ルーフがこのターボRの生産を決断した背景には、同じく993型911をベースとした「CTR2」や、「ターボRリミテッド」といった限定車で得た技術的なノウハウをさらに生かし、販売面でもそのレベルのパフォーマンスを望むカスタマーを満足させようという狙いがあったようだ。
ちなみに市場には、これらのルーフ車に似せて作られたモデルも数多く存在するが、独立した自動車メーカーとして認められているルーフのコンプリートカーの場合には、VINコードは「W09」と独自のものから始まるので、ルーフオリジナルか否かの判断は、VINコードを参照するとよい。
さすがはルーフ! 驚愕の落札価格とは?
ターボRでまず触れなければならないパートは、ルーフによってチューニングされたパワーユニットである。リアに搭載されるエンジンは、993型911の3.6リッター水平対向6気筒に、独自のツインターボ・システムを組み合わせたものとなっている。
●1998 ルーフ「ターボR」
650時間もの時間をかけて、エンジンなどのメカニカルなパート等々を完全にリフレッシュされたルーフ「ターボR」(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's
ルーフ ターボRのエンジンは、最高出力490ps、最大トルク450Nmにまで高められ、6速MTのトランスミッションが組み合わせられている。駆動方式は電子制御によるAWDで、さらにサスペンションにハードなスプリングやスタビライザーを使用。わずかな前傾姿勢を採ることで、コーナリング時のクイックな動きを実現している。
ブレーキもルーフによる強化型で、ルーフの伝説的1台「イエローバード」でお馴染みの黄色に塗装。エクステリアではほかに、控えめなボディキットや18インチ径のホイール、エアロミラーなどが備わっている。
前オーナーは、デリバリーを受けると3万6902マイル(5万9388km)を走行した後、カリフォルニア州ハンティントンビーチにある、気温や湿度管理もおこなわれる倉庫に2008年から、このターボRを保管。
以後2019年11月までこのターボRは動かされることはなかっただけに、内外装は非常に素晴らしいコンディションが保たれた。
その後、このターボRを受け継いだ新しいカスタマーは、所有した後に650時間もの時間をかけて、エンジンなどのメカニカルなパート等々を完全にリフレッシュ。ホイールも2016年に7台のみが販売されたターボRリミテッドの19インチに変更された。
そのレストア作業が2020年10月に終了して以来、550マイル(855km)の走行をおこなったという。
こうして、現代に蘇ったルーフの自信作、ターボR。RMサザビーズではそのエスティメート(予想落札価格)を52万5000−57万5000ドル(邦貨換算約5440−5960万円)としていたが、結果は76万4000ドル(邦貨換算約7920万円)という、予想を大きく上回るプライスでの落札となった。
ルーフの人気、そしてメーカーとしてどれほど認められているかがよく分かる結果であった。
by くるまのニュース
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他の方のブログは下記からどーぞ。
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ドイツのルーフ・オートモービル社は、1981年にドイツ政府から公式に自動車メーカーとしての法的な地位を得た会社であり、一般的に考えられているようなポルシェ・チューナーではない。
それを裏付けているのがクルマ作りのプロセスで、彼らはポルシェからホワイトボディ、あるいはオーダーメイドのシャシのデリバリーを受け、そこから驚異的な性能を誇るスーパースポーツカーを生み出しているのだ。
●1998 ルーフ「ターボR」
ポルシェ993ベースのルーフ「ターボR」は、RMオークションの調べではわずかに14台のみであるという(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's
先日開催されたRMサザビーズのアリゾナ・オークションに、ルーフが作った1998年式の「ターボR」が出品された。
ドイツ・ファッヘンハウゼンにあるルーフ本社工場で生産された、ポルシェ993ベースのターボRは、RMオークションの調べではわずかに14台のみであるという。
生産期間も1998年に限られているというから、市場に出回ることは非常に珍しいことといえる。
ルーフがこのターボRの生産を決断した背景には、同じく993型911をベースとした「CTR2」や、「ターボRリミテッド」といった限定車で得た技術的なノウハウをさらに生かし、販売面でもそのレベルのパフォーマンスを望むカスタマーを満足させようという狙いがあったようだ。
ちなみに市場には、これらのルーフ車に似せて作られたモデルも数多く存在するが、独立した自動車メーカーとして認められているルーフのコンプリートカーの場合には、VINコードは「W09」と独自のものから始まるので、ルーフオリジナルか否かの判断は、VINコードを参照するとよい。
さすがはルーフ! 驚愕の落札価格とは?
ターボRでまず触れなければならないパートは、ルーフによってチューニングされたパワーユニットである。リアに搭載されるエンジンは、993型911の3.6リッター水平対向6気筒に、独自のツインターボ・システムを組み合わせたものとなっている。
●1998 ルーフ「ターボR」
650時間もの時間をかけて、エンジンなどのメカニカルなパート等々を完全にリフレッシュされたルーフ「ターボR」(C)2020 Courtesy of RM Sotheby's
ルーフ ターボRのエンジンは、最高出力490ps、最大トルク450Nmにまで高められ、6速MTのトランスミッションが組み合わせられている。駆動方式は電子制御によるAWDで、さらにサスペンションにハードなスプリングやスタビライザーを使用。わずかな前傾姿勢を採ることで、コーナリング時のクイックな動きを実現している。
ブレーキもルーフによる強化型で、ルーフの伝説的1台「イエローバード」でお馴染みの黄色に塗装。エクステリアではほかに、控えめなボディキットや18インチ径のホイール、エアロミラーなどが備わっている。
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以後2019年11月までこのターボRは動かされることはなかっただけに、内外装は非常に素晴らしいコンディションが保たれた。
その後、このターボRを受け継いだ新しいカスタマーは、所有した後に650時間もの時間をかけて、エンジンなどのメカニカルなパート等々を完全にリフレッシュ。ホイールも2016年に7台のみが販売されたターボRリミテッドの19インチに変更された。
そのレストア作業が2020年10月に終了して以来、550マイル(855km)の走行をおこなったという。
こうして、現代に蘇ったルーフの自信作、ターボR。RMサザビーズではそのエスティメート(予想落札価格)を52万5000−57万5000ドル(邦貨換算約5440−5960万円)としていたが、結果は76万4000ドル(邦貨換算約7920万円)という、予想を大きく上回るプライスでの落札となった。
ルーフの人気、そしてメーカーとしてどれほど認められているかがよく分かる結果であった。
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