2020年12月01日
12月1日のFX自動売買ソフト M と W
M・ベンツGLB、ワゴン車の代わりになるのか? 人気コンパクトSUVのパッケージに注目
メルセデス・ベンツGLBが人気を集めている。コンパクトSUVながら3列シート7人乗りという、これまでにない使えるパッケージが支持されている。
2020年第3四半期(7〜9月)のモデル別販売台数では、強豪ひしめく中いきなり13位にランクインし、SUVとして2位を記録。
メルセデス・ベンツ・ファミリーの中でもAクラス、Cクラスに続く3番手の販売台数を記録して、好調な滑り出しを見せている。
このGLBはSUVというお定まりの視点のほか、コンパクトなワゴン・ボディという解釈もできる。
中型以上のSUVモデルに見られる背の高さによる威圧感はなく、どこでも自然に溶け込める控えめなスタイリングは、ステーションワゴンとしても使えよう。
メルセデス・ベンツは伝統のEクラスとCクラスでワゴン・ボディを用意してきた。
その後、CLSとCLAにシューティングブレークを追加し、盤石のラインナップを形成しているが、コンパクト・レンジはCLAだけで手薄といえた。
全長4650mm級が理想
クルマを選ぶ時には大きさやパフォーマンス、そして価格が重要なキーになる。
筆者もメルセデス・ベンツS124の300TEに長年乗っていたが、乗り換えに際して最も重要視したのはサイズだった。
ゆったりとした乗り味を忘れられずにEクラスをまず検討したのだが、買い替えの2014年時点で現行モデルだったS212は、S124よりふたまわりも大きくなっていた。その全長は4910mmに達し、さすがに論外だった。
そこで、ガレージのスペースと取り回しの良さから300TE以下のサイズで探したところ、浮上したのが当時のCクラス(S204)ステーションワゴン。
全長は4610mmと300TEより155mm短い。車幅も30mmだけワイドな1770mm。小ぶりなことから決めた経緯がある。
GLB ボディサイズは?
ジャーナリストとしての視点とは別に、個人的にいずれ乗り換える日に向けて、日ごろからニューモデルが出るといろいろとチェックしてきた。
近年ではCLAシューティングブレークがモデルチェンジされ、完成度を高めたことから候補として浮上。
しかし、全長は現行Cクラスと大差ない4690mmまで大きくなり、低いルーフと大きく寝たリアウインドウにより、収容力と実用性で選ぶと選外に。
こうした中で登場したGLBは、ステーションワゴンとして見ると扱い易いちょうど良い大きさだったのである。現行のメルセデス・ベンツになかった大きさがポイントといえる。
GLBの全長は、4634mmと短く、S204に比べ24mm長いだけ。細い道でも取り回し易い。
全幅は1834mmと広いが、現在の標準的なサイズだけに致し方ないといえる。全高は、見た目より高く1706mmもあるので、機械式駐車場を使っている方にはアウトになろう。
3列シート7人乗りを前面にアピールしているが、普通に使う分には2列シート5人乗りがスタンダードであることはメーカーも認めている。
2列目シートは、ステーションワゴンとしての快適性はクリアしており、レッグスペースはCクラスより広いほどだ。
荷室は? Cクラス・ワゴン超え
スクエアなスタイリングでリアウインドウが立ったスタイルのGLBは、荷室に関しても優等生。
荷室容積は3列目を格納するとカタログ値で500L、2列目を倒せば1680Lの空間が出現。Cクラス・ステーションワゴンの440L/1480Lを上回る。
また、荷室開口部もSUVとしては低く、地上から740mmにすぎない(Cクラス・ワゴン比200mmほど高い)。積み降ろしが楽なのも美点だ。
このほか、荷室には脱着式のトノーカバーが備わり、ステーションワゴン感覚で日常に使える。
なお3列目シート使用時は、トノーカバーはフロア下に収納できるという巧妙な設計で邪魔にならない。
今回「GLB 250 4マティック」に試乗する機会に恵まれ、いろいろな状況でチェックしてみた。
走り出して気付いたのがまったりとした、かつてのS124を思わせる角の取れた乗り心地だった。
コンパクトながら2830mmという長いホイールベースが貢献しており、Cクラス・ステーションワゴンより10mm短いだけだ。この仕立ては、長距離を乗った時に疲労を軽減してくれるだけに大事な部分でもある。
結論 ワゴン代替としてのGLBは、アリ
こうしてステーションワゴンの代替として使い勝手/資質をチェックしてみると、GLBは「使える」という結論に達した。
7人乗りは欲しいが、ミニバンはイヤという方にも好適だ。
現在GLBは2.0Lディーゼル・ターボでFFの「GLB 200 d」と、2.0Lガソリン・ターボで4WDの「GLB 250 4マティック・スポーツ」というバリエーション展開。
価格は、「GLB 200 d」が512万円。「GLB 250 4マティック・スポーツ」の696万円と大きな差がある。
普通に使うのなら、ディーゼル・エンジンに納得できれば前輪駆動のGLB 200 dで充分といえ、C180ステーションワゴンのベースグレードより2万円安い点も見逃せない。
日本法人によれば、時期は未定だがGLB 200 d 4マティックの導入を予定しているという。
また、エントリーモデルとなるGLA 180は、需要を鑑み導入すべく準備中とのこと。発売されれば手頃な価格になると思われ、人気を集めそうだ。
SUVだけど見た目がデカくなく、質実剛健なスタイリングのGLB。ステーションワゴンの代替として選んでも間違いない内容を備えていたのである。
by AUTOCAR JAPAN
text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo: Keisuke Maeda(前田恵介)
さて、わたしが
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メルセデス・ベンツGLBが人気を集めている。コンパクトSUVながら3列シート7人乗りという、これまでにない使えるパッケージが支持されている。
2020年第3四半期(7〜9月)のモデル別販売台数では、強豪ひしめく中いきなり13位にランクインし、SUVとして2位を記録。
メルセデス・ベンツ・ファミリーの中でもAクラス、Cクラスに続く3番手の販売台数を記録して、好調な滑り出しを見せている。
このGLBはSUVというお定まりの視点のほか、コンパクトなワゴン・ボディという解釈もできる。
中型以上のSUVモデルに見られる背の高さによる威圧感はなく、どこでも自然に溶け込める控えめなスタイリングは、ステーションワゴンとしても使えよう。
メルセデス・ベンツは伝統のEクラスとCクラスでワゴン・ボディを用意してきた。
その後、CLSとCLAにシューティングブレークを追加し、盤石のラインナップを形成しているが、コンパクト・レンジはCLAだけで手薄といえた。
全長4650mm級が理想
クルマを選ぶ時には大きさやパフォーマンス、そして価格が重要なキーになる。
筆者もメルセデス・ベンツS124の300TEに長年乗っていたが、乗り換えに際して最も重要視したのはサイズだった。
ゆったりとした乗り味を忘れられずにEクラスをまず検討したのだが、買い替えの2014年時点で現行モデルだったS212は、S124よりふたまわりも大きくなっていた。その全長は4910mmに達し、さすがに論外だった。
そこで、ガレージのスペースと取り回しの良さから300TE以下のサイズで探したところ、浮上したのが当時のCクラス(S204)ステーションワゴン。
全長は4610mmと300TEより155mm短い。車幅も30mmだけワイドな1770mm。小ぶりなことから決めた経緯がある。
GLB ボディサイズは?
ジャーナリストとしての視点とは別に、個人的にいずれ乗り換える日に向けて、日ごろからニューモデルが出るといろいろとチェックしてきた。
近年ではCLAシューティングブレークがモデルチェンジされ、完成度を高めたことから候補として浮上。
しかし、全長は現行Cクラスと大差ない4690mmまで大きくなり、低いルーフと大きく寝たリアウインドウにより、収容力と実用性で選ぶと選外に。
こうした中で登場したGLBは、ステーションワゴンとして見ると扱い易いちょうど良い大きさだったのである。現行のメルセデス・ベンツになかった大きさがポイントといえる。
GLBの全長は、4634mmと短く、S204に比べ24mm長いだけ。細い道でも取り回し易い。
全幅は1834mmと広いが、現在の標準的なサイズだけに致し方ないといえる。全高は、見た目より高く1706mmもあるので、機械式駐車場を使っている方にはアウトになろう。
3列シート7人乗りを前面にアピールしているが、普通に使う分には2列シート5人乗りがスタンダードであることはメーカーも認めている。
2列目シートは、ステーションワゴンとしての快適性はクリアしており、レッグスペースはCクラスより広いほどだ。
荷室は? Cクラス・ワゴン超え
スクエアなスタイリングでリアウインドウが立ったスタイルのGLBは、荷室に関しても優等生。
荷室容積は3列目を格納するとカタログ値で500L、2列目を倒せば1680Lの空間が出現。Cクラス・ステーションワゴンの440L/1480Lを上回る。
また、荷室開口部もSUVとしては低く、地上から740mmにすぎない(Cクラス・ワゴン比200mmほど高い)。積み降ろしが楽なのも美点だ。
このほか、荷室には脱着式のトノーカバーが備わり、ステーションワゴン感覚で日常に使える。
なお3列目シート使用時は、トノーカバーはフロア下に収納できるという巧妙な設計で邪魔にならない。
今回「GLB 250 4マティック」に試乗する機会に恵まれ、いろいろな状況でチェックしてみた。
走り出して気付いたのがまったりとした、かつてのS124を思わせる角の取れた乗り心地だった。
コンパクトながら2830mmという長いホイールベースが貢献しており、Cクラス・ステーションワゴンより10mm短いだけだ。この仕立ては、長距離を乗った時に疲労を軽減してくれるだけに大事な部分でもある。
結論 ワゴン代替としてのGLBは、アリ
こうしてステーションワゴンの代替として使い勝手/資質をチェックしてみると、GLBは「使える」という結論に達した。
7人乗りは欲しいが、ミニバンはイヤという方にも好適だ。
現在GLBは2.0Lディーゼル・ターボでFFの「GLB 200 d」と、2.0Lガソリン・ターボで4WDの「GLB 250 4マティック・スポーツ」というバリエーション展開。
価格は、「GLB 200 d」が512万円。「GLB 250 4マティック・スポーツ」の696万円と大きな差がある。
普通に使うのなら、ディーゼル・エンジンに納得できれば前輪駆動のGLB 200 dで充分といえ、C180ステーションワゴンのベースグレードより2万円安い点も見逃せない。
日本法人によれば、時期は未定だがGLB 200 d 4マティックの導入を予定しているという。
また、エントリーモデルとなるGLA 180は、需要を鑑み導入すべく準備中とのこと。発売されれば手頃な価格になると思われ、人気を集めそうだ。
SUVだけど見た目がデカくなく、質実剛健なスタイリングのGLB。ステーションワゴンの代替として選んでも間違いない内容を備えていたのである。
by AUTOCAR JAPAN
text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)
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さて、わたしが
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