2020年11月24日
11月24日のFX自動売買ソフト M と W
【オプション少ない素のカレラ】ポルシェ911カレラ
ポルシェ911カレラ(英国仕様)オルガンが、リアのエンジンカバーを見て指摘する。中央のブレーキライトを挟んで、左右に縦9本のフィンが付いている。そして中央のブレーキライトは、縦に2本。911をモチーフにしているようだ、と。
筆者は、リアバンパーの立体的なポルシェのエンブレムに見入っていた。水平に伸びるテールライトとの一体感が、素晴らしい。
ベンは、ボディサイズが大きくなったことで、プロポーションが改善されただけでなく、見た目も良くなっていると話す。ボディを軽くなでながら。
しばらくマニアックな話を楽しんで、写真撮影のために走り出す。アクセルペダルを踏み込むと、思わず笑顔になる。
この駐車場は定番の撮影場所。撮影が始まるまでに、長く話し込むことは珍しい。スタッフ誰もが、事前に詳しい情報を知っていることも珍しい。それが、ポルシェ911だ。
特別でもあり、いい意味で、いつものクルマ。自動車好きの全員が好き、というわけではないだろう。でも、誰もが尊重し、それぞれに思いを描くモデルだと思う。
約1万kmを後にしても新車時のように良いポルシェのファンは、911にかなり詳しい。その特徴を強く理解している。代替わりするたびに成長を続けているが、クルマが目指すところは、いつも明確で変わらない。
最新の992型が発表されたのは2018年。発売は2019年初頭で、新鮮味は薄れつつある。筆者も、992型とは何度も会っている。911との時間は常に特別なものだが、それもいつものことだ。
ポルシェ911カレラ(英国仕様)長期テスト車両としてやってきた992型の911は、数多くある派生モデルの原型となる、ノーマルのカレラ。アベンチュリン・グリーンの上品なカラーで、1年ほどプレス用車両として活躍してきたクルマ。
これまで約9600kmの距離を重ねている。多くの自動車メディアに登場し、AUTOCARでも一度試乗している。
自宅付近まで別のスタッフが乗り付けてきて、雨の中を30kmほど運転したこともある。気持ちをくすぐるドライビング体験や、素晴らしい品質を確かめることができた。
今回の長期テストでは、3点に注目して進めていきたい。まず1つ目は、1年間も自動車評論家たちによって走り込まれた911は、どんな印象なのか。
すでに筆者が480kmを走り、その第一印象は掴めている。好感触なことは、1年前に試乗したときと変わらない。
2つ目は、911の実用性。乗りやすいことは十分理解しているが、日常的な条件での感じ方を確認したいと思う。
3つ目は、どの911を選ぶべきか、ということ。長期テスト車は後輪駆動のカレラで、最高出力は992型の中で一番低い。カレラSは450psだが、これは385psと、65psの小さくない差がある。
装備するオプションは最小限オプションも、多くはない。8万2793ポンド(1117万円)のクルマに、8908ポンド(109万円)のオプションだから少なくはないが、カレラSの価格にまでは届いていない。
1145ポンド(15万5000円)のカレラS用アルミホイールと、1599ポンド(21万5000円)の14ウェイ電動スポーツシートはなくても良いかもしれないが、付けたい装備ではある。長期テストの最後まで、結論は出さないでおこう。
ポルシェ911カレラ(英国仕様)在宅勤務が続いており、ポルシェ911で通勤はしていない。短距離ながら何度かドライブには出ていて、48時間ほど911と一緒に過ごしている。
土曜日の朝には、隣町まで8kmほど運転した。喜びでいっぱいだった。ステアリングホイールを実際に握ってみると、見た目ほど車幅は気にならなかった。
スポーツカーのシャシーに大きなアルミホイールの組み合わせでも、乗り心地は良い。路面の起伏も柔軟にこなしてくれる。ロードノイズは大きいが、近所をうろつく時にも選びたくなるほど、快適だ。
右足に力を込めれば、ポルシェ911らしい速さを実感できる。スーパーカーではなく、あくまでもスポーツカー。漸進的なパワーデリバリーと優れた安定性があり、ドライバーが身構える必要もない。
しっかりアクセルを踏み込んで、楽しめる。長期テストの結果も、似たような言葉で締めくくるのかもしれない。
セカンドオピニオンこの911は、過去30年間にわたしが学んできたことを、的確に示している。多くのポルシェ・オーナーは、ベースの911を選んでも、沢山のオプションを追加する傾向にある。しかし、オプションを限定しても、素晴らしいクルマが手に入るということ。
筆者が思うに、現代の911に必要なものは、明るいLEDヘッドライトだけ。理想をいえば、マトリックス・タイプが良い。基本的にポルシェ911カレラは、まっさらな状態でも素晴らしい。 Steve Cropley(スティーブ・クロップリー)
ポルシェ911カレラ(英国仕様)テストデータ◇テスト車について
モデル名:ポルシェ911カレラ(英国仕様)
新車価格:8万2793ポンド(1117万円)
テスト車の価格:9万891ポンド(1227万円)
◇オプション装備
スポーツエグゾースト:1844ポンド(24万9000円)
14ウェイ電動スポーツシート:1599ポンド(21万5000円)
フロント20インチ/リア21インチ・カレラSホイール:1145ポンド(15万5000円)
アベンチュリン・グリーン・メタリック塗装:876ポンド(11万8000円)
ダイナミックLEDヘッドライト:699ポンド(9万4000円)
パーキングアシスト/リアカメラ:464ポンド(6万2000円)
ツートン・レザーインテリア:422ポンド(5万7000円)
プライバシーガラス:387ポンド(5万2000円)
自動防眩ルームミラー:387ポンド(5万2000円)
ポルシェ・クレスト・エンボス・ヘッドレスト:161ポンド(2万1000円)
ポルシェ・クレスト・ホイールセンター:114ポンド(1万5000円)
by AUTOCAR JAPAN
text:Mark Tisshaw(マーク・ティショー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
さて、わたしが
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ポルシェ911カレラ(英国仕様)オルガンが、リアのエンジンカバーを見て指摘する。中央のブレーキライトを挟んで、左右に縦9本のフィンが付いている。そして中央のブレーキライトは、縦に2本。911をモチーフにしているようだ、と。
筆者は、リアバンパーの立体的なポルシェのエンブレムに見入っていた。水平に伸びるテールライトとの一体感が、素晴らしい。
ベンは、ボディサイズが大きくなったことで、プロポーションが改善されただけでなく、見た目も良くなっていると話す。ボディを軽くなでながら。
しばらくマニアックな話を楽しんで、写真撮影のために走り出す。アクセルペダルを踏み込むと、思わず笑顔になる。
この駐車場は定番の撮影場所。撮影が始まるまでに、長く話し込むことは珍しい。スタッフ誰もが、事前に詳しい情報を知っていることも珍しい。それが、ポルシェ911だ。
特別でもあり、いい意味で、いつものクルマ。自動車好きの全員が好き、というわけではないだろう。でも、誰もが尊重し、それぞれに思いを描くモデルだと思う。
約1万kmを後にしても新車時のように良いポルシェのファンは、911にかなり詳しい。その特徴を強く理解している。代替わりするたびに成長を続けているが、クルマが目指すところは、いつも明確で変わらない。
最新の992型が発表されたのは2018年。発売は2019年初頭で、新鮮味は薄れつつある。筆者も、992型とは何度も会っている。911との時間は常に特別なものだが、それもいつものことだ。
ポルシェ911カレラ(英国仕様)長期テスト車両としてやってきた992型の911は、数多くある派生モデルの原型となる、ノーマルのカレラ。アベンチュリン・グリーンの上品なカラーで、1年ほどプレス用車両として活躍してきたクルマ。
これまで約9600kmの距離を重ねている。多くの自動車メディアに登場し、AUTOCARでも一度試乗している。
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今回の長期テストでは、3点に注目して進めていきたい。まず1つ目は、1年間も自動車評論家たちによって走り込まれた911は、どんな印象なのか。
すでに筆者が480kmを走り、その第一印象は掴めている。好感触なことは、1年前に試乗したときと変わらない。
2つ目は、911の実用性。乗りやすいことは十分理解しているが、日常的な条件での感じ方を確認したいと思う。
3つ目は、どの911を選ぶべきか、ということ。長期テスト車は後輪駆動のカレラで、最高出力は992型の中で一番低い。カレラSは450psだが、これは385psと、65psの小さくない差がある。
装備するオプションは最小限オプションも、多くはない。8万2793ポンド(1117万円)のクルマに、8908ポンド(109万円)のオプションだから少なくはないが、カレラSの価格にまでは届いていない。
1145ポンド(15万5000円)のカレラS用アルミホイールと、1599ポンド(21万5000円)の14ウェイ電動スポーツシートはなくても良いかもしれないが、付けたい装備ではある。長期テストの最後まで、結論は出さないでおこう。
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モデル名:ポルシェ911カレラ(英国仕様)
新車価格:8万2793ポンド(1117万円)
テスト車の価格:9万891ポンド(1227万円)
◇オプション装備
スポーツエグゾースト:1844ポンド(24万9000円)
14ウェイ電動スポーツシート:1599ポンド(21万5000円)
フロント20インチ/リア21インチ・カレラSホイール:1145ポンド(15万5000円)
アベンチュリン・グリーン・メタリック塗装:876ポンド(11万8000円)
ダイナミックLEDヘッドライト:699ポンド(9万4000円)
パーキングアシスト/リアカメラ:464ポンド(6万2000円)
ツートン・レザーインテリア:422ポンド(5万7000円)
プライバシーガラス:387ポンド(5万2000円)
自動防眩ルームミラー:387ポンド(5万2000円)
ポルシェ・クレスト・エンボス・ヘッドレスト:161ポンド(2万1000円)
ポルシェ・クレスト・ホイールセンター:114ポンド(1万5000円)
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text:Mark Tisshaw(マーク・ティショー)
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
さて、わたしが
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