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2020年11月06日

11月6日のFX自動売買ソフト M と W

ニュー メルセデス・ベンツSクラスは息を飲むゴージャス感と最先端技術が高次元で融合!


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文句のつけようない高級感漂うインテリア

メルセデス・ベンツが「Sクラス」と公式にカタログに載せたのは、1972年のW116からだった。しかしメルセデスは1951年に近代的な「ポンツーンボディ」を持ったSクラスの前身といえる4ドアリムジン「タイプ220(W187)」を発売しており、この代から数えると累計で400万台を世界に向けて出荷している。

そんな伝統あるSクラスの11代目にあたるW223が誕生、ダイムラー本社に近いシュツットガルト空港を起点に試乗会が開催された。新型クラスは、登場するところから私を驚かせてくれた。自動バレーパーキングシステム(AVP、SEAレベル4)によって、空港駐車場からその出口で待つ私の前に現れたのだ。メルセデスによればこのシステムは、2021年から実用化される予定だ。

秋の気配が深まった薄曇りの空の下で改めて見たニューSクラスは「スマートになったなぁ」という第一印象だった。デザインに大きな変化はなく、もっとも大きな要素はサイズで、ショートホイールベースのテスト車では全長5179mm、全幅1954mm、全高1503mm、ホイールベースは3106mmと発表されている。すなわち現行モデルよリも54mm長く、55mmワイドで、10mmだけ高い。「ロンガー、ワイダーそしてフラット」なのでカッコ良いのだ。

しかも、フェンダーにまで広がったスリークなヘッドライト、シンプルで上品なグリル、リアエンドの切れ長のコンビネーションライトなどが、その印象をさらに強めている。オーナーが近づくと(あるいはタッチすると)自動的に伸びてくる、リトラクタブル式のドアノブを引いてキャビンに入る。そこではもっと大きな変化を発見した。

目に入るのは、大型のディスプレイが2枚。ドライバー正面には横291.6×縦109.4mmの12.3インチタイプ、ダッシュボード中央には239.6×218.8mmの12.8インチタイプが並んでいる。新型の画面サイズは旧モデルよりも64%拡大され、見やすい。眼前のディスプレイには3D表示機能が設定され、数字や情報が立体的に浮かび上がる。

それにしてもアルミ、高級レザー、そしてウッドを使ったインテリアが振りまく文句のつけようのない高級感には言葉を失った。まさに至上の自動車空間に座っているだけで、至福を覚えてしまう。メルセデス・ベンツがこの空間を「ウエルネスオアシス」と名付けた理由は、ここにあるのだ。


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2021年2月に日本上陸が予定されているS500 4マティック(435ps)。ほかに330psの400dも導入される。

直6ユニットを中心に、V8にもISGを設定

本国で展開されるグレードは3L直6エンジンを搭載したS450/4マティック(367ps)とS500/4マティック(435ps)、3L直6ディーゼルを搭載したS350d(286ps)、S350d/4マティック(286ps)そしてS400d/4マティック(330ps)の5車種となる。

2021年秋に日本に導入が予定されているトップモデルS580にも試乗したが、搭載されているパワートレーンは排気量3982CCのV8で最高出力は505ps、さらに48VマイルドハイブリッドのISGによって15kWの補助が得られる。最大トルクは700Nm、9速ATの9Gトロニックの組み合わせで最高速度250km/hに達する。

アウトバーンの速度制限解除エリアでは、低速から高速まで淀みのない加速、そして130km/hプラスでの巡航から許されていた250km/hレンジに至るまで、路面からの余計な振動やノイズを伴わないまさに雲上のドライブを享受することができた。しかもそれは必ずしもパッシブ(受動的)なものではなくて、素晴らしいステアリングシステムを介してアクティブな運転を楽しめるのだ。

もちろん高速道路上で渋滞にハマれば、レベル3に相当する「ドライブパイロット」でリラックスしたパーシャル自動運転も可能だ。現在はまだ制約が多いが、メルセデスでは2021年にドイツにおける法整備の下に導入を計画している。一方、最新のアシストシステムは一時停止、横断歩行上の歩行者などの検知と自動ブレーキ機能を持っており街中でも大いに安全を保証する。

同時にパッシブセーフティ性能を向上させるプリセーフではEアクティブボディコントロールシステムによってサイドクラッシュに際してボディを8cm上昇させ、サイドインパクトに際して乗員を保護する。また後輪が10度も異相にステアする四輪操舵システムは、装備されていないモデルと比べると回転直径を2mも短縮、街中や駐車場での取りまわしが楽だ。

考えうる最新自動車技術を満載したニューSクラスは今回もまたベストカー イン ザワールドとしてユーザーはもちろんのこと、各自動車メーカーにとっても道標となる北極星(スター)のような存在になるに違いない。

by Webモーターマガジン(文:木村好宏)



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