2020年03月06日
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アストンマーティン、V12スピードスター 発表…700馬力ツインターボ搭載
アストンマーティンは3月4日、新型車の『V12スピードスター』(Aston Martin V12 Speedster)を、英国ゲイドン本社で発表した。
V12スピードスターは、世界中の目の肥えたドライバーに向けて、88台を限定生産する予定だ。アストンマーティンによると、英国のスポーツカーブランドの誇りある過去とエキサイティングな未来を祝うモデルになるという。
V12スピードスターは、アストンマーティンのオーダーメイドサービス部門の「Q byアストンマーティン」と、アストンマーティンのデザイナー&エンジニア、ボーイングが共同開発した。アストンマーティンによると、本物のドライバー指向のスポーツカーとして、最先端のモータースポーツと航空技術を組み合わせた2シーターのドライブマシンになるという。
◆デザインは最も有名なアストンマーティンに触発
V12スピードスターのデザインは、モダンかつダイナミックだ。1959年のルマン24時間耐久レースとニュルブルクリンク1000kmレースで優勝したアストンマーティンの伝説的な『DBR1』と、2013年に発表された『CC100』スピードスターコンセプトの2台のモチーフを取り入れる。アストンマーティンの最新スポーツカーで使用されているのと同じ素材と技術も導入した。
ルマンで優勝したDBR1は、V12スピードスターに影響を与えている。アストンマーティンのモータースポーツの歴史において、最も注目を集める勝利を記録したのが、DBR1だ。DBR1は1950年代の同じ年に、世界スポーツカー選手権とルマン24時間の両方で優勝した3台の車のうちの1台。DBR1はモータースポーツでの活躍だけでなく、デザイン面での優雅さも、アストンマーティンの名車としての価値を高めている。
一方、CC100スピードスターコンセプトは、アストンマーティンの創業100周年を記念して、2013年に登場した。このCC100 スピードスターコンセプトも、Q by アストンマーティンとアストンマーティンのデザイン部門による1年以上のV12スピードスターの開発作業に刺激を与えたという。
◆ルーフもフロントスクリーンもないフルオープンボディ
V12スピードスターは、ルーフもフロントスクリーンもなく、巨大なV12エンジンと、低く、幅広いショルダー、2個のハンプ、ドライバーとパッセンジャーを分離する背骨のような形状を持つエモーショナルなスタイリングを追求した。ボンネットの先端には隙間が開いている。『DB6』を最後に使われなくなったデザインだが、V12スピードスターで復活を果たした。これには、V12エンジンを搭載するスペースを稼ぐ狙いがあるという。
ボディのほとんどが、カーボンファイバー製だ。ボディカラーは、伝説のジェット戦闘機をモチーフとして、スカイフォールシルバーで仕上げられた。エキゾーストチップやベントグリル、ベーンは、マットブラック仕上げとしている。
インテリアは、素材の面で伝統とモダンを融合させた。構造部材として機能するサテンカーボンファイバーと伝統のハンドクラフトサドルレザー、クローム、アルミ、3Dプリントラバーを調和させることを目指した。具体的には、サテンダーククローム、マシンドアルミ、ブラックレザー、ブラックテクニカルテキスタイル、ブラックーペット、アストンマーティンのロゴが刻印されたビビッドレッドのドアシルなどを採用する。助手席の前方の通常はグローブボックスが配置される場所に、リムーバブルのレザーバッグを装着した。リアバンプの下には、収納スペースを設けている。
◆0〜100km/h加速3.5秒で最高速300km/h
V12スピードスターの心臓部には、アストンマーティンの5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンの高性能バージョンが搭載される。最大出力は700hp、最大トルクは76.8kgmを引き出す。このV12エンジンは、トランスアクスルレイアウトのZF製8速ATと組み合わせられる。動力性能は、0〜100km/h加速3.5秒、最高速300km/hだ。
アストンマーティンのエンジニアは、V12ユニットを搭載するにあたって、専用のステンレス製エグゾーストシステムを開発した。リアエンド中央のディフューザーの上に取り回されたエグゾーストは、野太く、キャラクターあふれるサウンドを生み出すという。
アストンマーティン最新の接着アルミ構造を採用した。フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクのサスペンションには、コイルスプリングとアダプティブダンピング(スポーツ、スポーツ+、トラックの3モード)を組み合わせる。21インチの鍛造アルミホイールには、セントラルロック機構が採用された。カーボンセラミックブレーキは、フロントに410mm径、リアに360mm径のディスクを装着している。
◆世界限定88台で価格は76万5000ポンド
V12スピードスターは、世界限定88台を手作業で生産する計画だ。2021年の第1四半期(1〜3月)に納車が開始される予定。英国本国でのベース価格は、76万5000ポンド(約1億0535万円)と発表されている。
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V12スピードスターは、世界中の目の肥えたドライバーに向けて、88台を限定生産する予定だ。アストンマーティンによると、英国のスポーツカーブランドの誇りある過去とエキサイティングな未来を祝うモデルになるという。
V12スピードスターは、アストンマーティンのオーダーメイドサービス部門の「Q byアストンマーティン」と、アストンマーティンのデザイナー&エンジニア、ボーイングが共同開発した。アストンマーティンによると、本物のドライバー指向のスポーツカーとして、最先端のモータースポーツと航空技術を組み合わせた2シーターのドライブマシンになるという。
◆デザインは最も有名なアストンマーティンに触発
V12スピードスターのデザインは、モダンかつダイナミックだ。1959年のルマン24時間耐久レースとニュルブルクリンク1000kmレースで優勝したアストンマーティンの伝説的な『DBR1』と、2013年に発表された『CC100』スピードスターコンセプトの2台のモチーフを取り入れる。アストンマーティンの最新スポーツカーで使用されているのと同じ素材と技術も導入した。
ルマンで優勝したDBR1は、V12スピードスターに影響を与えている。アストンマーティンのモータースポーツの歴史において、最も注目を集める勝利を記録したのが、DBR1だ。DBR1は1950年代の同じ年に、世界スポーツカー選手権とルマン24時間の両方で優勝した3台の車のうちの1台。DBR1はモータースポーツでの活躍だけでなく、デザイン面での優雅さも、アストンマーティンの名車としての価値を高めている。
一方、CC100スピードスターコンセプトは、アストンマーティンの創業100周年を記念して、2013年に登場した。このCC100 スピードスターコンセプトも、Q by アストンマーティンとアストンマーティンのデザイン部門による1年以上のV12スピードスターの開発作業に刺激を与えたという。
◆ルーフもフロントスクリーンもないフルオープンボディ
V12スピードスターは、ルーフもフロントスクリーンもなく、巨大なV12エンジンと、低く、幅広いショルダー、2個のハンプ、ドライバーとパッセンジャーを分離する背骨のような形状を持つエモーショナルなスタイリングを追求した。ボンネットの先端には隙間が開いている。『DB6』を最後に使われなくなったデザインだが、V12スピードスターで復活を果たした。これには、V12エンジンを搭載するスペースを稼ぐ狙いがあるという。
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◆0〜100km/h加速3.5秒で最高速300km/h
V12スピードスターの心臓部には、アストンマーティンの5.2リットルV型12気筒ガソリンツインターボエンジンの高性能バージョンが搭載される。最大出力は700hp、最大トルクは76.8kgmを引き出す。このV12エンジンは、トランスアクスルレイアウトのZF製8速ATと組み合わせられる。動力性能は、0〜100km/h加速3.5秒、最高速300km/hだ。
アストンマーティンのエンジニアは、V12ユニットを搭載するにあたって、専用のステンレス製エグゾーストシステムを開発した。リアエンド中央のディフューザーの上に取り回されたエグゾーストは、野太く、キャラクターあふれるサウンドを生み出すという。
アストンマーティン最新の接着アルミ構造を採用した。フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマルチリンクのサスペンションには、コイルスプリングとアダプティブダンピング(スポーツ、スポーツ+、トラックの3モード)を組み合わせる。21インチの鍛造アルミホイールには、セントラルロック機構が採用された。カーボンセラミックブレーキは、フロントに410mm径、リアに360mm径のディスクを装着している。
◆世界限定88台で価格は76万5000ポンド
V12スピードスターは、世界限定88台を手作業で生産する計画だ。2021年の第1四半期(1〜3月)に納車が開始される予定。英国本国でのベース価格は、76万5000ポンド(約1億0535万円)と発表されている。
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