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2019年12月23日

12月23日のFX自動売買 M と W

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991型 ポルシェ 911 生産終了


ポルシェは12月20日、先代『911』(「991」型)の最終モデルとなる『911スピードスター』(Porsche 911 Speedster)がドイツ・ツッフェンハウゼン工場からラインオフした、と発表した。これをもって、991型ポルシェ911は生産を終了している。

◆累計生産台数は23万3540台で最も成功した911に

991型ポルシェ911は、2011年に発売された。すべてのコンポーネントのおよそ90%が、新設計された。アルミ複合素材を使用した軽量ボディのおかげで、モデルチェンジで軽くなった初の911となった。100mm長くなったホイールベースの恩恵を受けたシャシーには、オプションで「PDCC」(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロール)を装備することが可能だった。991型の累計生産台数は23万3540台で、ポルシェによると、最も成功した911になるという。

この991型ポルシェ911の最終モデルとなったのが、911スピードスターだ。ポルシェは2018年6月、創業70周年を記念するコンセプトカーとして、『911スピードスターコンセプト』を発表した。その後、ポルシェは市販化に向けての検討を重ねた結果、同車の市販化を決定。限定生産台数の1948台は、1948年6月に『356ロードスター』の最初の1台が登録されたことに由来する。

ポルシェは2010年までに、8つのシリーズとスペシャルモデルを「スピードスター」の名称で生産した。1957年には『356A 1500GSカレラGTスピードスター』、1988年には初代911スピードスターを生産した。ポルシェは2010年、356台を限定生産した「タイプ997」の911スピードスターをもって、スピードスターモデルの生産を中断しており、911スピードスターは、およそ9年ぶりの復活となった。


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◆軽量設計のコンバーチブルトップ

911スピードスターの外観は、傾斜を強めたフロントウインドウと短いウインドウフレーム、これに合わせて縮小されたサイドウインドウなどが特長だ。これは、ポルシェ『356 1500スピードスター』などの過去のモデルを連想させるもの。フロントシート後方では、1988年の911スピードスター以来の伝統、「ダブルバブル」のカーボンファイバー製リアカバーが、ロールオーバープロテクション構造を覆うデザインを採用する。

911スピードスターには、軽量設計のコンバーチブルトップを装備する。軽量化のためにエアコンは未装備だが、無償オプションで装着できる。ワイドボディは『911カレラ4カブリオレ』がベースだ。フロントフェンダーやフロントフード、リアカバーには、軽量なカーボンファイバー複合素材を使用する。このカーボンファイバーコンポジット製のボンネットは、911 GT3より2kg軽量だ。フロントリップスポイラーは専用デザインとした。リアスポイラーとリアバンパーは、『911GT3ツーリング』と共通だ。

◆ヘリテージデザインパッケージを初導入

911スピードスターは、新開発の「ヘリテージデザインパッケージ」を導入する最初のモデルになる。「ポルシェエクスクルーシブ」が手がける専用のアクセサリーラインは、パーソナライゼーションを、さらに高度なレベルへ高めるという。

911スピードスターのヘリテージデザインパッケージでは、「GTシルバーメタリック」のボディカラーをはじめ、足元にはプラチナサテン塗装の20インチセンターロックホイールを装着する。ワイドなBピラーと車体後部には、金メッキの「Speedster」のレタリングが配される。ボンネットやドアに「48」のデカールを装着することも可能だ。インテリアは、ブラックとコニャックのツートンレザー仕上げとした。


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◆自然吸気のフラット6は最大出力510ps

シャシーは991型の自然吸気エンジン搭載の最高峰モデル、『911GT3』がベースだ。チタン製エグゾーストシステムも採用する。トランスミッションは6速MTのみで、シフトダウン時にはブリッピング機能が付く。4.0リットル水平対向6気筒ガソリン自然吸気エンジンは、最大出力510ps/8400rpm、最大トルク47.9kgm/6250rpmを引き出す。0〜100km/h加速は4秒、最高速は310km/hのパフォーマンスを実現する。このエンジンは、9000rpmという高回転域まで回る。

サテンブラックで塗装された20インチセンターロックホイールには、超高性能タイヤを組み合わせる。標準装備の「PCCB」(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)は強力で安定したブレーキ性能を発揮するという。このPCCBは、システム重量を約50%軽量化している。


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