2022年12月19日
12月19日のFX自動売買 M と W
F1由来の電動ターボPHEVは680馬力…メルセデスAMG『C63』ワゴン新型、欧州発売へ
メルセデスベンツの高性能車部門のメルセデスAMG(Mercedes-AMG)は12月14日、『C63 S Eパフォーマンス・ステーションワゴン』(Mercedes-AMG C 63 S E PERFORMANCE SEDAN)を欧州市場で発売すると発表した。
ベースは、新型メルセデスベンツ『Cクラス・ステーションワゴン』で、C63 S Eパフォーマンス・ステーションワゴンは、新型の頂点に立つ高性能な「63」モデルだ。車名の「Eパフォーマンス」は、メルセデスAMGの新たな電動化テクノロジーを意味している。
従来型のメルセデスAMG『C63ステーションワゴン』には、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載していた。頂点に位置する「S」モデルの『C63 Sステーションワゴン』の場合、最大出力510hp、最大トルク71.4kgmを獲得していた。
◆2.0リットル直列4気筒エンジンにダウンサイズ
これに対して、新型のC63 S Eパフォーマンス・ステーションワゴンでは、エンジンのダウンサイズを一気に進め、排気量2.0リットルの直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。従来型の4.0リットルV8から、排気量、気筒数ともに半減となる。
排気量2.0リットルの直列4気筒エンジンで、従来型を上回る性能を実現するために、メルセデスAMGはF1譲りのEパフォーマンステクノロジーを導入した。「AMGパフォーマンスハイブリッド」を、電動ターボ付きの4気筒ガソリンエンジンに組み合わせる。
この2.0リットルエンジンは、メルセデスAMGの横置きエンジンのコンパクトパフォーマンスモデル、「45」シリーズに搭載されている「M139」型エンジンがベースとなる。メルセデスAMGは、このエンジンに設計変更を加えて縦置きにした上で、パフォーマンスを大幅に向上させた、と自負する。
◆F1のノウハウが導入された電動ターボ
新しいエンジンの特徴は、電動ターボチャージャーだ。この技術はF1からのフィードバックで、「MGU-H(モータージェネレーターユニットヒート)」と呼ばれる。電動ターボチャージャーは、低いピークパワーの小型ターボチャージャーと、ピークパワーが高い大型ターボチャージャーの弱点を解消するという。
この電動ターボチャージャーシステムでは、40mmの小型の電気モーターが、排気ガス側のタービンホイールと外気のコンプレッサーホイールの間に位置するターボチャージャーシャフトに装着されている。モーターは電子制御によって、ターボチャージャーシャフトを駆動し、コンプレッサーホイールを回転させる。ターボチャージャーの電動化によって、アイドリング領域でのレスポンスが大幅に向上し、エンジン回転全域でのレスポンスも高まるという。
その結果、エンジンはアクセルペダルにさらに素早く反応し、ドライビングフィールは大幅にダイナミックで機敏になる、と自負する。さらに、ターボチャージャーの電動化により、低回転域でより高いトルクが可能になり、俊敏性が向上し、停止状態からの加速性能がアップするという。
◆0〜100km/h加速3.4秒で最高速は270km/h
また、ドライバーがアクセルペダルから足を離したり、ブレーキペダルを踏んだりしても、電動ターボチャージャーは常にブースト圧を維持できるため、ダイレクトなレスポンスが維持される。電動ターボチャージャーは400ボルトで作動。最大15万rpmで回転し、空気の流れを速める。
新型の場合、2.0リットルの直列4気筒ガソリンエンジンをフロントに搭載する。新エンジンには、電動ターボチャージャーが装着され、最大出力は量産4気筒エンジンで世界最強の476hp/6750rpmを発生する。最大トルク55.6kgm/5250〜5500rpmを引き出す。リアアクスルには、最大出力204hpの電気モーターを搭載。プラグインハイブリッド(PHEV)システム全体で、680hpのパワーと104kgmのトルクを獲得する。
トランスミッションは9速の「AMG SPEEDSHIFT MCT 9G」。駆動方式は4WDの「AMGパフォーマンス4MATIC+」。0〜100km/h加速は3.4秒で駆け抜け、最高速は250km/hでリミッターが作動する。オプションの「AMGドライバーズパッケージ」を選択すると、リミッターが270km/hに引き上げられる。
◆EVモードでは最大13kmのゼロエミッション走行が可能
システム全体の出力とトルクは、V8エンジンを搭載した従来型C63 Sを170hp、32.6kgm上回る。また、この4気筒エンジンには、オルタネーターとスターターを一体設計したベルト駆動のスターターオルタネーター「RSG」が搭載される。RSGは、高電圧バッテリーの残量が少ない場合に、空調やヘッドライトなどの補助電源としても機能する。
「AMGハイパフォーマンスバッテリー」と呼ばれるリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量が6.1kWh。EVモードでは、最大13kmのゼロエミッション走行を可能にした。EVモード時の最高速は125km/h、としている。
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ベースは、新型メルセデスベンツ『Cクラス・ステーションワゴン』で、C63 S Eパフォーマンス・ステーションワゴンは、新型の頂点に立つ高性能な「63」モデルだ。車名の「Eパフォーマンス」は、メルセデスAMGの新たな電動化テクノロジーを意味している。
従来型のメルセデスAMG『C63ステーションワゴン』には、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載していた。頂点に位置する「S」モデルの『C63 Sステーションワゴン』の場合、最大出力510hp、最大トルク71.4kgmを獲得していた。
◆2.0リットル直列4気筒エンジンにダウンサイズ
これに対して、新型のC63 S Eパフォーマンス・ステーションワゴンでは、エンジンのダウンサイズを一気に進め、排気量2.0リットルの直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。従来型の4.0リットルV8から、排気量、気筒数ともに半減となる。
排気量2.0リットルの直列4気筒エンジンで、従来型を上回る性能を実現するために、メルセデスAMGはF1譲りのEパフォーマンステクノロジーを導入した。「AMGパフォーマンスハイブリッド」を、電動ターボ付きの4気筒ガソリンエンジンに組み合わせる。
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◆F1のノウハウが導入された電動ターボ
新しいエンジンの特徴は、電動ターボチャージャーだ。この技術はF1からのフィードバックで、「MGU-H(モータージェネレーターユニットヒート)」と呼ばれる。電動ターボチャージャーは、低いピークパワーの小型ターボチャージャーと、ピークパワーが高い大型ターボチャージャーの弱点を解消するという。
この電動ターボチャージャーシステムでは、40mmの小型の電気モーターが、排気ガス側のタービンホイールと外気のコンプレッサーホイールの間に位置するターボチャージャーシャフトに装着されている。モーターは電子制御によって、ターボチャージャーシャフトを駆動し、コンプレッサーホイールを回転させる。ターボチャージャーの電動化によって、アイドリング領域でのレスポンスが大幅に向上し、エンジン回転全域でのレスポンスも高まるという。
その結果、エンジンはアクセルペダルにさらに素早く反応し、ドライビングフィールは大幅にダイナミックで機敏になる、と自負する。さらに、ターボチャージャーの電動化により、低回転域でより高いトルクが可能になり、俊敏性が向上し、停止状態からの加速性能がアップするという。
◆0〜100km/h加速3.4秒で最高速は270km/h
また、ドライバーがアクセルペダルから足を離したり、ブレーキペダルを踏んだりしても、電動ターボチャージャーは常にブースト圧を維持できるため、ダイレクトなレスポンスが維持される。電動ターボチャージャーは400ボルトで作動。最大15万rpmで回転し、空気の流れを速める。
新型の場合、2.0リットルの直列4気筒ガソリンエンジンをフロントに搭載する。新エンジンには、電動ターボチャージャーが装着され、最大出力は量産4気筒エンジンで世界最強の476hp/6750rpmを発生する。最大トルク55.6kgm/5250〜5500rpmを引き出す。リアアクスルには、最大出力204hpの電気モーターを搭載。プラグインハイブリッド(PHEV)システム全体で、680hpのパワーと104kgmのトルクを獲得する。
トランスミッションは9速の「AMG SPEEDSHIFT MCT 9G」。駆動方式は4WDの「AMGパフォーマンス4MATIC+」。0〜100km/h加速は3.4秒で駆け抜け、最高速は250km/hでリミッターが作動する。オプションの「AMGドライバーズパッケージ」を選択すると、リミッターが270km/hに引き上げられる。
◆EVモードでは最大13kmのゼロエミッション走行が可能
システム全体の出力とトルクは、V8エンジンを搭載した従来型C63 Sを170hp、32.6kgm上回る。また、この4気筒エンジンには、オルタネーターとスターターを一体設計したベルト駆動のスターターオルタネーター「RSG」が搭載される。RSGは、高電圧バッテリーの残量が少ない場合に、空調やヘッドライトなどの補助電源としても機能する。
「AMGハイパフォーマンスバッテリー」と呼ばれるリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量が6.1kWh。EVモードでは、最大13kmのゼロエミッション走行を可能にした。EVモード時の最高速は125km/h、としている。
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