地方カメラマンの気まぐれ日記

１２月の中頃、『初島』へ参りました。
このブログであるからには、もちろん仕事です。
海鮮丼の写真撮影なのです。

熱海港から、富士急マリンのへ初島への定期船である『イルデバカンス号』に乗って行きます。ちなみに、熱海駅から熱海港まではバスで、車ならすぐ近くに有料駐車場があります。

実は、初島撮影のブログは、すでに一度書いています。
繰り返しになりがちなのですが、初めての方のためにどんな撮影か簡単にご説明します。

百聞は一見に如かず、ということでまず、撮ったものを一枚見ていただきましょう。


海鮮丼を中心にした集合写真ですが、これらは実はそれぞれが異なるお店のメニューなのです。

初島の港の界隈には、海鮮食堂が２０軒あまりも軒を連ねています。
それぞれが船を持っていて、島の周りで漁をして獲った魚や貝類をそのままご自分の食堂で観光客の皆さんに供している、というのが初島の食堂の一大特徴です。

ですから、地元の新鮮な海の恵みを、ちょっと観光に来ても食べることができてしまう。

実際、感激したお客さんが何度も、わざわざ船に乗って訪れるというリピーターは多いようです。
私が撮影でお邪魔した何軒かのお店でも、顔なじみらしいお客さんが店主と親しく会話しているところを見ておりますし。
また、こうした丼物が、全店共通で１０００円と少しの値段で食べられるのです。

この初島内の統一価格で提供する丼物の企画は、『初島どんぶり合戦』と称して何年も続いているようです。
この企画のために、チラシなどを作るために、私のようなカメラマンをお呼びくださるのです。

まず、各店の丼物を一品ずつ撮影した上で、これを大切に取っておいて、
今回は、午前中撮影した丼物集合、午後撮影の丼物でも同じく集合写真を、合計２種類撮影しました。

私たちの昼食はもちろんこの撮影が終わった丼物！
しかし、今回は富士急マリンのご担当者と私の二人のみ。
私はなんとか二つ食べましたが、担当者の方は残しては失礼と、とても頑張って結局４つも！グレイト！

＜初島からの本土にかかる虹＞


今回、初めてこのような本土にかかる虹を見ました。
お昼頃からでしたかと思います。
かなり長い間見えました。

当日は、一時風雨が強くなったり、急に晴れたりといった怪しげな天候でしたが、こうした時だからこそ虹が見られるようです。
撮影しながら、虹が濃くなったり薄くなったりする変化は興味深かったです。

お昼過ぎから、だんだんと風が強くなって、それにつれて波も高くなってきました。
午後３時ごろには、とうとう海に白波が立ってきました。
もしかして船が欠航になるんじゃないかしら。
今晩は初島に泊まることになるかもしれない、という考えもうっすらと頭をよぎったり。

しかし、結局、最終便が欠航となっただけで、その一つ前の便に乗って熱海に無事帰ることができました。

それにしても、この１２月の天気は、かなり変でしたね。

今回は天候は今ひとつでしたが、天気が良い時なら初島の港の高台からの景色も下のごとくです。
そう、富士山も見えます。








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