2018年02月15日
撮影記 90;伊東市の和風宿「あゆの風」
一年越しの撮影に・・・「あゆの風」(静岡県伊東市)さんの全館撮影。
久しぶりの投稿です。
こちらの宿、「あゆの風」は、JR伊東駅から結構近い距離ながら、見晴らしの良い高台の和風の宿です。
実は、撮影のご依頼自体は、今から一年以上も前にいただいていたのですが、なかなか良い天候条件に巡り合わないままに最も好条件の冬が過ぎてしまい、仕方なく延期という形になっていたものです。
ところが、私はとても忘れっぽくていけません。ほぼ一年経った先日、あゆの風の社長さんからお電話を頂いた折、とっさにどちら様かを思い出せなくて、それこそ大変失礼をしてしまいました。今思い出しても恥ずかしいやら申し訳ないやらという気持ちです。
写真撮影という仕事は、天候に激しく左右される筆頭のような仕事でございまして、”景色が良い”、”海が見える”、”富士山が見える” などの長所を備えた施設になればなるほど、そう すんなり撮影にまでに漕ぎ着けるということは、なかなか無いものです。
今回も、一年越しで撮影日を再設定したものの、だからと言って確実に撮影できるという保証はありません。
じつは、予定した撮影日は一月の下旬になってしまったのですが、これは冬型の気圧配置が安定する時季よりも既に若干遅い(長年の撮影経験で、例年1月20日過ぎにはもう天候が不安定期となります)わけでして、内心どうかなあ、という気がしておりました。しかし、なんと今回は一発で最高レベルの快晴に巡り合うことが出来ました。この幸運は、この冬が例年にない厳しい寒さだからだと思われます。去年何度か撮影日を設定してキャンセルになってしまったことを思い出すにつけ、巡り合わせの不思議を思わざるを得ません。
さて、、、この一日で撮影しきったカットのうちから抜粋して、
伊東市街の一部といっても良いような立地にもかかわらず、高台にあるおかげで海と伊東市街が一望です。正直、この好アクセス条件でのこの景色は、伊東ではかなり稀有ではないかと思います。長年見てきた私が思うのですから。
また、上右カットの海には、初島も見られます。
上左のカットは、二階の客室の檜風呂。右のカットは、一階の客室のデッキと八角型の檜風呂です。一階は、二階に比べてやはりデッキが広いです。
ところで「あゆの風」の”あゆ”とは、”東風”のこと。アユともコチとも読みます。決して”鮎”ではございません。
二階の和洋室。ここは特に広い部屋でした。もちろん景色も下のようにOK。
一日で施設全てとともに、料理も撮影しました。
下は、いくつか撮ったうちから、伊勢えび&アワビ付きの豪華なプラン。そして金目鯛姿煮です。
上以外にもいっぱい撮りましたが、他は今制作中の公式ホームページをご覧いただきたいと思います。
今回特に朝から晩まで撮影につききりでお付き合い下さいました「湯めぐりオフィス FKD」の古川様のお陰もあり、撮影カット数の割にすこぶる順調だったことに、深く深く感謝申し上げます。
また、「あゆの風」社長様、一年以上もずっとお待ちいただいた上、笑顔で迎えてくださり、さすがに今回私も心が痛みました。お昼には豪華なお弁当まで頂いてしまって、、、。
今回の写真群が、今まで以上の目に見える効果を発揮することを願って止みません。
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この記事へのコメント
どこのどなたかと思いました。もしや同姓同名?とも思いましたが、mlアドに見覚えが、、、。お元気でしたか?遠いのでご無沙汰してしまって。是非またそちらにも伺いたいです。それから、ブログみてくださって恐縮です。それにしても、よく見つけましたね!
Posted by masa at 2018年02月19日 20:46
行ってみたくなる風景ですね。こんなにきれいに光を使えるのはどのようにしているのかと思いながら見させてもらいました。
Posted by 井上 仁志 at 2018年02月16日 01:03
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