2015年10月30日
SJ5000 アクションカメラ(3)動体検知機能
SJ5000の動体検知機能を実験。
SJCAM社のSJ5000は、アクションカメラやドローン搭載カメラで知られておりますが、
ですが、このちっちゃなカメラには、実は動体検知という設定メニューがちゃんと備わっていて、これを応用すれば、簡単な監視カメラや、ドライブレコーダー的な使い方ができるようにもなっています、一応。
先日、弊ブログをお読みいただいた方から、SJ5000の動体検知の作動範囲などについて、ご質問のコメントをいただきました。私自身はあまり関心がなかったので(そもそも期待してなかった機能です)、未知なる領域でしたが、一応我が身でもって人体実験をした結果をメール(ご指定)にて返信したことがありました。
当ブログページでも、その結果をお伝えします。
コメントご投稿者さんは、SJ5000を監視カメラとして使用できないか検討中とのことでした。なぜなら、
(1)監視カメラの多くが解像度が低く不鮮明で、もっと高解像度のものを探している。
(2)監視カメラの動体検知範囲は実質3m程度が多く、より遠くまで検知できるものを探している。
と言った理由からだそうです。
実は私も、たまたま、ある場所に監視カメラを設置する必要があって、
最近少しずつ調べているところだったのですが、
2万円あたりまでの手が出やすい価格の監視カメラ・防犯カメラでは、上の2条件両方を満たすようなコストパフォーマンスを発揮している商品は、なかなか無いものだと感じていました。
さて、そこでSJ5000に戻りますが、
画質面では、SJ5000なら、HD録画ができますから、まず十分な性能ではないかと思います。
昼間、空撮あるいは自転車に付けて動画撮影したデータを、後でパソコン鑑賞してみると、画質は十分綺麗だという印象です。あんなにも丸っこい曲面なレンズなのに、例えば、樹木の枝や葉などもきちんと分離していますし、また、フレアやゴーストなど収差も、よく抑えられています。マルチコーティングにしてもきちんとした処理のようです。
少なくともレンズについては、かなり真面目に設計製造されているようで、正直ちょっと驚きでした。また、何度も転がしたり、ドローンで墜落の憂き目にあったりで、壊れてもおかしくない修羅場を経たのにも関わらず、なんでもありません。そう、じつは結構丈夫なヤツだったんです。
これらの事から、SJ5000は、単なるゴープロのパクリにとどまるカメラなんかではなかった、と悟りました。
さて、そこで問題の動体検知機能ですが、検知範囲は、今回の実験では、せいぜい
3.5〜6m
でした。方式的に、ドライブレコーダー同様の性能だろうとは思っておりましたが、やはり普通でしたね。
私が実験をしたのは昼間の室内で、夜の照明をつけた時よりはかなり明るい条件です。
検知範囲の3.5m側は、SJ5000を窓側に置き、自身を部屋の奥側にて試した時、
また6m側は、逆にSJ5000を部屋の最も奥に置いて自身を窓側方向で試した時、です。
検知6m時は、SJ5000から見れば完全な逆光です。そこを人が横切れば高コントラスト差が生じて検知が容易になったための好結果かと思います。3,5m側は、明るいところから暗めの部屋奥へ向けての検知なので、変化が小さくなって検知しにくくなったのでしょう。
(*全て基本的にカメラを横切る形での動作での実験でした。カメラに向かってまっすぐ近づいてゆくなどの動作にすると、反応はもっと鈍くなりました。)
屋外ならもっと好結果になったかもしれません。
検知方式は、レンズ視野内で生じた動きを信号変化で捉えるもので、一般的方式のようです。
ただ、SJ5000やドライブレコーダーのレンズは、170度などという超広視野角が売りなのですが、広角になればなるほど、逆に被写体はどんどん小さくなりますから、動体検知距離の点では厳しくなるのではないでしょうか。
検知限界距離は、光線条件によって倍近くも変わるので、
設置にあたっては、なるべく明るいところを選ぶ方が良いようです。
検知すると本体全面のランプが点滅する。
では夜はどうするか。特に屋外では。
一つの簡単な工夫として、
センサーライトを併設してはどうかと思います。
これは、明るさを補うというだけでなく、ことによると検知範囲を多少広げる効果も期待できるかもしれません。(実験してない事であくまで予想にすぎません。)
センサーライトを監視カメラとは異なるうまい場所に設置できれば、人物をくっきり浮かびあがらせることが可能なわけで、その分、検知を助けるかもしれません。また、パッと明るくなること自体、カメラの検知機能を作動させるのかもしれませんし。もしそうならば、案外画期的かも!
また、センサーライトは、赤外線により体温を検知する方式が主流ですから、監視カメラの検知方式の欠点を補完してくれることを期待できます。
超アナログ的工夫ですが、これは試してみる価値はあると思っております。
ところでSJ5000の動体検知機能は、動画でだけ機能します。トレイルカメラみたいな静止画撮影はできないようですのでご注意ください。
また、SJ5000は電池の消耗が激しいですから、この面でも心配です。
動体検知モード時の待機状態では、通常の撮影時よりは電池消耗は少ないだろうとは思います。しかし何れにしても何日間も持つなどということはありえないでしょう。
それでもあえて、SJ5000を監視カメラとして使うなら、USB給電しながらでないと厳しい、と思います。
私としては、SJ5000を監視用に使うつもりはありません。
むしろドライブレコーダー代わりならば、十分立派に使えると思います。動体検知の設定にしておけば車を離れても、ドライブレコーダー並みの安心になりましょう。電源は車からとれます。
監視カメラというのは、やはり専門の商品群から選びたいと思っておりますし、その方が適切な分野のアイテムではないかと思います。
何かへの応用のためのヒントになるかもしれないとも思っての書き込みでした。
SJ5000もDJIファントム2も随分と安くなりました。
ここまで下がるとは正直少しショックですが。
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追記;2018年1月現在では、私が買ったお店もなくなり商品自体もかなり変わりましたので、代わりに以下などをご参考ください。
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SJ5000に上下反転ができるかどうか、今、改めて設定画面を見てみましたが、
結果、そういう項目が見当たりませんでした。残念ですが、、、。
私もかつてドローン空撮で、プロペラが写り込んでしまうのが嫌で、ならばと逆さに吊り下げて使ってみたことがあります。しかし画像が逆さのままで、結局見苦しくてやめてしまいました。
まあPCソフトで反転すればいいのですが、毎回毎回では面倒なので、、、。
4000ができるというのはどうなのでしょうか?逆に知りたいですね。
あと、最近、初期不良品が多いようなことをよく聞きます。特に音が撮れない、電源が入らない、など。
もし購入されるなら、返品交換可能かどうか確認してからが無難だと思います。
何かあったらまたコメントください!