2015年10月26日
撮影日記;23 熱海さくらや旅館
熱海さくらや旅館様にて料理撮影しました。
こちらは当ブログでのご紹介は確か初めてになります「熱海さくらや旅館」さんです。
今回は、料理写真のご依頼を賜りました。
伝統的な純和風の正統派老舗旅館ですが、
おそらく外国人旅行者がこうした宿に泊まるとさぞ喜ぶだろうな、と思います。
外観を把握できるような写真は空撮でもない限り不可能です。と言いますのは、他の熱海の多くの宿にも共通するのですが、敷地が斜面であり、その最も上側に玄関があるという造りだからです。
熱海温泉は、ほとんど平地のないところにできた温泉場で、山からの斜面のまま、海に着いてしまう地形なのです。
上の写真ですと、こじんまりした感じを与えてしまうかと思いますが、さくらや旅館さんは部屋数もかなり多いですし、決して小さな宿ではありません。
いきなり話が脱線してしまった感で、申し訳ありません。
さて、今回のお料理、撮影したのが以下の写真です。
上記は、現在出ている秋の料理とのことです。
下は抜粋した数品です。
お造り、および前菜です。下は、和牛ステーキ。
全ての料理が既製品などではなく、全て手作りで、手間がかかっています。
現物の料理を見ましたら、とても丁寧に作られていることがよくわかるというものです。
今回は、朝食のお膳も撮影しました。
昔は、朝食の写真撮影をするようなことは稀でしたが、最近はどちらでも大抵撮影するようになってきました。私は、仕事が増えて嬉しいのですが、一方で、お客さんはそこまで入念にチェックするのだろうかと、やや意外です。
夕食の写真よりも、今回は朝食の方が、具体的な内容がわかりづらいように推察しましたので、ちょっと解説しておきます。わかる範囲ではありますが。
上写真なかの手前右下の器の料理、鮪の漬けのようです。中央はアジの干物です。
そしてその上のコーヒーカップに見える器、実はコーヒーではなく、デザートです。少し変わっておりまして、お豆腐に黒蜜をかけたものだそうです。
実は、撮影後にいただきました。口に入れて吃驚!
「こ、これは、完全なデザートだ!」
確かに豆腐の風味は少しするものの、アレンジされた黒蜜との調和が非常によくて、コクがあるクリーミーな美味しさとなっています。
不思議なのは、和だけの材料なのに、味は濃厚な洋食デザートのような錯覚を覚えることです。
言われないと、私は豆腐だとは思えません。
泊まらないと食べられないのが、個人的には残念でなりません。
下に、湯豆腐のカットとともに、アップを載せます。
それから、熱海さくらや旅館さんの施設写真もご参考までに。
今回の撮影ではありませんが、イメージ的に、少しだけですがご覧いただけたらと思います。
「熱海湾」など一望できる客室も幾つかあります。夜景も綺麗です。
絶景的アングルではないかと思います。
条件次第で「初島」も見えます。
ただし、全てのお部屋から見えるのではありませんからご注意を。確か、5〜6室に限られたと思いますですよ。
熱海駅からもかなり近い位置なため、鉄道でのご旅行の場合にもぴったりな旅館です。
旅の少しのご参考になれば嬉しいです。
最後までどうもありがとうございました。
タグ:純和風旅館,懐石料理,
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