2015年12月30日
年末は読書でもいかが
みなさま年末はいかがお過ごしでしょうか。
旅行に出かけたり、家でゆっくり過ごしたり、人によって過ごし方はいろいろですね。
うちは、だいたい毎年田舎へ帰ってゆっくり(といっても1〜2日ですが)過ごしています。
個人的には、自分のうちでゴロゴロしたおすのが一番楽でいいんですが(笑)
ところで
今年の漢字は「安」でしたね。
今年はイスラム国による拉致・殺害事件〜フランスでの同時多発テロなど、世界を震撼させるようなニュースがたくさんありました。
みなさんにとってはどんな一年だったでしょうか。
私は、まぁ自分については特にいつもと変わりなく、年々早いなと感じる1年でした。
ただ、ニュースでは毎日のように流れる「イスラム国」やテロの話題。
自分の国もテロの標的に、という不安感もありましたが、そもそも「なんで人を殺しちゃうのか?」という疑問が湧きまして。
「イスラム国」よ という本
そんなとき、たまたま本屋で見つけた『「イスラム国」よ』という本。
作者の鎌田さんはJIM-NET(特定非営利活動法人 日本イラク医療支援ネットワーク)に所属しているお医者さんで、チェルノブイリ原発事故や、イラン・イラク湾岸戦争後などの、情勢不安定な地域で医療支援活動を続けていらっしゃいます。
ニュースから私たちに伝わってくるのは、「中東って怖い」とか「イスラム教の人って極端なのか?」とかそんな、怖いイメージではないですか?
でも、鎌田さんは、本の中でイスラムの国の人たちがどれだけ優しくて温かいかを伝えています。
私もこの本を読んで初めて知りました。
また、イスラムの国の人たちは、親日派の方が多いそうです。
理由は、日本が非核を訴える国であり、戦争に反対する国であり、いろいろな支援を積極的に行ってくれているからです。
ニュースで伝えられる「怖い」人たちも、実は初めから平気で人を殺すような人ではないし、貧困からお金を得ようと始めた人も多いでしょう。「イスラム国」は土地を奪い、誘拐し、奴隷として売って生活する。そうして金銭を得ています。それが日常だから人も平気で殺せるようになるわけですね。
しかし、もともとその貧困はどこから来たのか...
読んで「なるほど」と思いました。
戦争がダメな理由がはっきりしたように思います。
毎日忙しくて、何も考えず生きていたら、何にも知らずに過ごしています。
同じ世界でたくさんの人が苦しんでいることにも気づいていません。
できるだけたくさんの人に読んでもらって、イスラムの現実を、戦争をしないことの大切さを知ってほしいです。
価格:1,080円 |
※ この本の印税は全額イラク難民支援活動に寄付されます。
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