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2024年10月26日

「ユダヤ人とユダヤ教(市川 裕:著)」用語説明

「ユダヤ人とユダヤ教(市川 裕:著)」用語説明



ディアスポラ:離散
ガルート:捕囚
パリサイ派
エッセネ派
ラビ:聖職者では無く、神の教えに関して専門知識を持つ律法学者
ミシュナ(口伝トーラー):ユダヤ固有の法、全六巻、六十三篇法規範の集成、「繰り返し語られた教え」を意味するヘブライ語、簡潔な口伝の規範
アモライーム:説明する人
タンナイーム:繰り返す人々、ミシュナを教えた人々
セム的一神教
アハル・アル=キタープ:啓典の民
ウンマ:宗教共同体
シューム:シュバイアー、ヴォルムス、マインツの頭文字による造語
スファラディ:スペイン出身者
アシュケナジ:ライン地方を中心とする中欧出身者
血の中傷事件:儀式殺人
コンヴェルソ:キリスト教に改宗した者
マラーノ:コンヴェルソの蔑称
シュテットル:ユダヤ人独自の小都市
ケヒラー:ユダヤ共同体
ハスカラー:ユダヤ啓蒙主義
トーラー:モーセ五書(成文トーラー、創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、甲命記)
イスラエリット:モーセの律法を信じるフランス市民となったユダヤ人
ポグロム:ロシア語で破壊を意味する、ユダヤ人の迫害と虐殺を指す言葉
ショアー:ホロコーストをヘブライ語の破壊で現した語
ユンカー:大地主貴族
ホロコースト:ユダヤ教の最も神聖な「全燔祭(総てを焼き尽くす意)」をギリシャ語に翻訳した言葉
イディッシュ語:
イシュバ:学塾
シオニズム:テオドール・ヘルツルの主張(国民国家への同化をユダヤ人救済の道と捉える見方へのアンチテーゼとして登場。
この主張を実践すれば、必然的にユダヤ人は西欧諸国の国民として同化する道を放棄して、独自の国家を建設するという政治的な目標と結びつく。
イスラエルの建国によりヘルツルの主張は現実となり、本気にされなかった空想的理念が政治を動かす国家理念に変化した。)ユダヤ民族主義の主張、19世紀末からユダヤ人を民族集団とみなして民族固有の国家をもつべきとする個別主義的メシア論が台頭した政治思想、テオドール・ヘルツルがシオニズムを唱えたとき、世界はこれを嘲笑した、ヘルツルは日記に「50年後に世界はあっと驚くであろう」と記した
ヘブライ語という共通言語、防衛力を備え、経済的に自立した民族国家建設の思想
シャーリア:イスラム法
ダト(Dat):宗教、神の定めた法秩序、類似語に古代インドのダルマがある
ユダイスモス:ギリシャ語⇒ユダイズム⇒ユダヤ教
サドカイ派
バリサイ派
エッセネ派
ヘブライズム:モーセの律法が与えられる以前のアブラハムに遡る一神教信仰を指す
ラビ・ユダヤ教:ユダイズムのこと(生き残ったユダイズム)
トーラー:口伝律法
ミクラー:正典ヘブライ語聖書、三部構成で第一部トーラー(律法)、第二部予言者、第三部諸書
タナッハ:ミクラーの三部正典の頭文字をつなげた言葉
ハラハー:口伝トーラーの法規範を扱う
アガダー:口伝トーラーの法規範以外(神学、倫理、人物伝、聖書註解)を扱う
ミドラシュ:成文律法などの聖書を註解する営み
カライ派:ラビ達の教えを否定して自分達の理性に従って導いた教えを優先、後に別の宗教になった。
コルバン・タミード:常の生け贄、毎朝夕の子羊の奉納
シュマアの朗読:トーラーを朗読し、神への賛美と請願を行い祭壇に生け贄を捧げる
シナゴーグ:講堂礼拝
シナゴーグ:講堂
壁龕:壁のくぼみ
アロン・コデシュ:聖櫃
ミツヴァ:戒律
アドナイ:我が主
テフィリン:律法の小箱、教札
ツィツィート:衣の袖に付ける房飾り
アミダー:立禱
モーセのトーラー:神は民に語りかけたが、民が二つ聞いた処で堪えられなくなったので、残りをモーセにのみ語った
ゲマトリア:ユダヤの分数解読術
キドゥーシュの儀礼:安息日を与えてくれた神に祝福を唱える
ハヴダラー:分離
ハヴダラーの儀式:分離の儀式、禁止令の解除
ティシュレ:第七月、ユダヤの教の新年
ヤミーム・ノライーム:畏れの日々、新年の月の10日の贖罪日までの10日間を指す、断食日
仮庵祭:仮庵に寝て「荒野の40年」の天幕生活を再体験する
ハヌカー祭:クリスマス頃の八日間の光の奇跡を祝う
晩冬のプリム祭:エステル記を朗読し仮装で祝う
ニサン:春分を過ぎ第一月
エジプトを祝す過ぎ越し祭:ニサンの14日から始まり、七日間種無しパンを食べることが義務つけられる
(初日に「過ぎ越し祭のハガター」という物語を読んでその体験を義務つけられている)
ペサハ:過ぎ超しの生け贄
マッツァ:種無しパン
マロール:苦菜
七週祭:過ぎ超しの最初の聖日の翌日から数えて50日、シナイ山でのトーラーの顕現が祝される
ペンテコステース:ギリシャ語で50日を意味する言葉、七週祭
ミクラー:聖書
フッパー:結婚
タナッハ:読み物
ミニヤン:公式礼拝を成り立たせる数
ヘブラー・カディシャー:葬儀のための団体
ハラハー:ユダヤ啓示法、神が人間に与えた恩恵として確認することを要求する、ヘブライ語で「道」、「歩み」を意味する
ビルカト・マゾーン:食事の祝福、神への感謝を表す祝福
タンムズ16日:断食日
アヴ9日:断食日
ゲダリアの断食
プリムの断食
シュピーラー:創造の器の破壊
ティクーン:創造の器の修復
カバラー:ユダヤ神秘主義
ダーバク:ヘブライ語の動詞で膠のようにくっつくことを意味する
ドゥヴェクート:ダーバクから造られた造語、「密着」、「付着」、「執着」を意味する、神に対して心と思いを集中させること、雑念が生じる隙を与えないほどに人の魂が神に密着した状態になること
ヒトラハブート:忘我状態
ツァデーク:師
レッペ:師
ホヴェヴェイ・ツィオン:パレスチナに移住して農業に従事しようと主張する人たちに因る「シオンを愛するものたち」運動
タルムード・トーラー:トーラーの学習、ヘブライ語
タルムード:タルムード・トーラーの短縮形、学びを意味する
ミドラシュ:
ヤルクート:
バビロニア・タルムート:500年頃にバビロニアで編纂
イェシヴァ:座ることの意の学塾
スーラ:学塾の名前
ブンペディータ:学塾の名前
ゲマラ:ミシュナに関するラビたちの議論と解釈の記録
ラシ:中世のタルムード学者
トサフォート:ラシの後の世代の学者達
ハガーホート:黄泉の指示や書記の訂正に関する欄外
トーラ・オール:ヘブライ語聖書の箇所の指示
マソーレト・ハ・シャス:同様の伝承を含むタルトムードの他の巻やタルムード期の文献の箇所の指示
エーン・ミシュパト:中世に発展した律法典の引用箇所の指示
ネール・ミツヴァ:中世に発展した律法典の引用箇所の指示
タヌー・ラバナン:ミシュナ時代の賢者の教え
バライタ:伝承
ラビ・シュロモ・ベン・イツハキ:通称ラシ
シンムーシュ・ハラヴ:師匠への奉仕
モシェ・ラベーヌー:我らのラビ、モーセ
ヤーツァル:形成するという動詞
イェツェル:ヘブライ語で人間の欲望の根源を意味する
アルケー:自然学
エスカトス:世界の終わり
カヴォード:造物主の尊厳
エピキュロスト主義者:死人の復活はトーラーに由来しないと言う者、トーラーは天からのものではないと言う者
マイモニデス:哲学者
シュルハン・アルーフ:準備された食卓
ジャフバズ:ユダヤ人の宮廷銀行家
コンヴェルソ:ポルトガル出身の新キリスト教徒
トーラーの禁止による利子:聖書は同胞間での利子取得を厳しく禁じている
ロスチャイルド:ロートシルト(Rothschild)の英語読み
ツェデク:正義
ツダカー:慈善、ツェデクの女性形
エートス:特性
ハゾン:予言
ガルート:ヘブライ語で捕囚の意味
ゲウラー:贖い(あがない)
ユダヤ教徒は宗教集団で在り、決して民族集団ではないという立場である
ピユート:典礼詩
シャス:タルムードの別名
レウマニーム:国家主義的ユダヤ教徒




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